「簡単チリビーンズ風」大人ごはん&幼児食 電子レンジで取り分けレシピ
時間のないときでもラクに作れて、幅広くアレンジできる電子レンジレシピ。調理の手間がグンと省けて、献立のバリエも広がります。
電子レンジは少量の水分で短時間で加熱できるので、栄養素をあまり損なわずに調理できます。
そんな電子レンジの特徴を生かして、大人用から途中で取り分けて、簡単に子ども分が作れるレシピ、今回は「簡単チリビーンズ風」をご紹介します。
※参考:「最新!幼児食 新百科」 第6章 賢く手間なしフリージング&電子レンジレシピ 電子レンジで取り分けレシピ #11
取り分けレシピ注意点
レシピは、1歳代の離乳食が終わった子どもでも食べられるように工夫したものです。
2歳代以降は切り方や加熱時間、量を子どもの様子を見ながら調整しましょう。
子ども分を取り分けるときは、かみづらい食材は小さく切ったり、やわらかく加熱して。
幼児期は大人と同じ調理法では、咀嚼(そしゃく)や味覚の観点から無理があります。大人用より味つけは薄味で辛みなどは除いて、アレンジを。
簡単チリビーンズ風
本格味だから、子ども用は辛みを除いて作りましょう
●大人1人分:298kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(大人2人+子ども1人分)
牛ひき肉(赤身)・・・150g
水煮大豆・・・1缶
玉ねぎ・・・1個(150g)
にんじん・・・1/2本(75g)
ピーマン・・・1/2個(15g)
A(トマトジュース〈無塩〉・・・1カップ ケチャップ・・・大さじ3)
塩・こしょう・粉チーズ・チリパウダー各少々
【大人用メニュー:作り方】
(1)玉ねぎとにんじんは1cmの角切りに、ピーマンは1cmサイズに切る。
(2)電子レンジで使えるファスナーつきの保存袋に(1)と牛ひき肉、水煮大豆、Aを入れて混ぜ、袋の端を開けて600Wの電子レンジで約4分加熱する。
(3)(2)にチリパウダーと塩、こしょうを加えて味をととのえ、袋の端を開けて電子レンジで約1分加熱する。器に盛り、粉チーズをふる。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ1】チリビーンズ丼
チリパウダー、こしょうは入れないで
●子ども1人分: 166kcal
●このメニューで取れる栄養素:炭水化物・タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(2)から、大さじ2]
●加えるもの
ごはん・・・80g
水溶き片栗粉・・・大さじ1/2
【作り方】
(1)Aから大豆とにんじんを取り出す。大豆は皮を取って小さく、にんじんは5mmの角切りにする。
(2)耐熱容器に(1)を入れ、水溶き片栗粉を加えて混ぜ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで約1分加熱し、とろみをつける。
(3)器にごはんを盛り、(2)をかける。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ2】お子さまチリビーンズ風
塩分を抑えて作りましょう
●子ども1人分: 31kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
A[大人用の作り方(2)から、大さじ2]
粉チーズ少々
●加えるもの
野菜スープ大さじ1
【作り方】
(1)Aから大豆を取り出して、皮を取り小さく切る。
(2)耐熱容器に(1)とA、野菜スープを入れて混ぜ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで約1分加熱する。
(3)器に(2)を盛り、粉チーズをふる。
■監修・調理/赤堀博美先生(赤堀料理学園院長・管理栄養士)
■撮影/中川朋和(ミノワスタジオ)
●このレシピは、子ども分を途中で取り分けることを前提に、分量を設定しています。
●電子レンジの加熱時間は、レシピに記載しているワット数での目安です。それ以外のワット数の場合の加熱時間は、メーカーにお問い合わせください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●食べられる食材・量には個人差があります。子どもの発達に合わせて、幼児食を進めましょう。
●初めての食材を与えるときは食物アレルギーに注意をして、ほかの食材とは混ぜずに単品でごく少量ずつ与えるのが基本です。
●本記事で記載している内容は、2019年4月現在の情報です。
▼参照:『最新!幼児食 新百科』