子どものケンカでママ友との関係が悪化!「子どものケンカ、どうかかわる?」
子どもが生まれたことをきっかけに、今までとは違った交友関係が広がるもの。ただ、子どもを中心にしたママ同士の関係=いわゆる「ママ友」は、時にはやっかいな問題が起こることも。
口コミサイト「ウィメンズパーク」の会員3,876人に「お子さんの幼稚園生活で、ママが苦労していることは?」というアンケートを実施したところ、
1位 ママ友との関係 28.9%
2位 朝の早起き 25.6%
3位 行事の準備やPTA活動 22.3%
という結果に。
子ども本人の幼稚園生活そのものではなく「ママ友との関係」によって園生活が左右されることもあるようです。
ママ友との関係がこじれる原因のひとつが、子どもどうしのトラブルが発生したとき。「子どものケンカ」をどう捉え、どう対処するか、ママによって差が大きいため、トラブルの原因になってしまうようです。
ママ友の子を叱ったことでトラブルに発展する場合も
自分の子どもと同じような感覚で、よその子もいけないことをしていたら注意する・叱るというママも。昔なら当たり前だったかもしれない行為ですが、叱るポイント、叱り方が違ったりするとママ友とのトラブルに発展することが。「ウィンメンズパーク」にはママたちのさまざまな体験談が寄せられています。
わが子と同じように接するのはNG?
児童館で、ママ友の子・Aくんと娘が遊んでいたときに、Aくんが開けた扉に娘の水風船が挟まって割れてしまいました。Aくんにこぼれた水を拭くようにお願いしたのに「オレは割ってない!」と遊びに行こうとするので、私も納得いかず「わざとじゃなくても挟まって割れちゃったんだから拭こうよ!」とキツめに言ってしまいました。キツく言ったお詫びも含めて、そのときあったことをママ友にメールしたものの返事がなく……。家も近くでよく会うのですが、それ以来、何だか気まずくなってしまいました。
他人の子への注意が、第三者のママ友からとがめられる!?
幼稚園からの帰り、お友だちとそのママたちと飲食店に行くと、同じ幼稚園の別グループの子たちが騒いで、ほかのお客さんからにらまれていました。騒いだ子たちのママはレジに並んでいたので、私が「お店では静かにね。迷惑になるよ」と注意していたところ、私と一緒にいたママから嫌な顔をされ「親が店の中にいるのに注意するなんて!」と言われました。私が注意したことが原因で人間関係が悪くなるのを恐れたようです。
注意した子のママには「むしろ叱ってくれてありがとう!」と言われ、その後も仲良くしていますが、嫌な顔をしたママとはそれっきり疎遠です。
わが子と一緒に怒鳴ったことでママ友から切られた!
息子とお友だちが、後ろに人が並んでいる状態で公園の水で遊び始めてしまい、思わず息子もお友だちも一緒に怒鳴りつけてしまいました。お友だちのママからはその場でバッサリ切られることに……。息子がそのお友だちと「遊びたい」と言うたび申し訳ない気持ちになります。
子どものケンカ、どうかかわるのがベスト?
ママ友の子が悪いことをしたのではなく、わが子とケンカになってしまった場合はどう対処をするのがよいのでしょうか?というお悩みも。そもそもママ友に対してはなんと説明するべきなのでしょうか?ママたちの意見は……
面倒には感じても仲裁には入るべき?
息子の友だちが家に遊びに来てゲームをしていましたが、一人の子が「もう帰る」と言い出しました。原因はゲームがなかなかできないからと言うのですが、私が見ている分には交代してやっているようで……。面倒だと思いながらも、その子が家に帰ってから「ゲームやらせてもらえなかった」「誰も遊んでくれない」とママに言われるのも嫌だったので、一応仲裁に入り、引き止めました。こういうとき引き止めなくてもいいのか悩みます。
子どものケンカは子どもどうしで解決させる
子どものケンカは基本放置です。子どもは子どもの世界でケンカして仲直りして、学んでいくものだと思うので。ただ面倒なのは、ケンカ相手の子の親が子どもの話を聞いて「何かあった?」と聞いてきたとき。そんなときは「ケンカしたみたいだけどいつものことだしね」と返しています。
ケンカになって帰るも帰らないも子ども任せで
家が子どもたちのたまり場になっています。毎日多くの子どもたちが来るので、ケンカになることもしょっちゅう。気に入らないことがあって帰る子もいますが、「気をつけてねー」と声をかけて帰ってもらいます。
親がケンカに介入するのは何歳ごろまで?
幼児どうしのケンカなら、親が介入して収める必要もありますが、いずれは子どもどうしで解決できるようになるのがベスト。それはいったい何歳ごろになるのでしょうか。ママたちの悩みは尽きないようです。
小学生になると親がかかわることで余計こじれる!?
うちは小学生になってからケンカが多くなりました。ただ、ケンカしたり仲良くしたりを繰り返していたので、介入はしていません。介入しても、子どもって自分に都合のいいことしか言わないんですよね。たまに子どもの言うことを100%信じてあれこれ言ってくるママ友がいて、放っておけばそのうち仲直りするのにな…と思っていました。
子どものタイプによっては介入も必要
うちの子はケンカができなくて溜め込んでしまうタイプです。子どもを話は「全部信じる」のではなく「気持ちを受け止める」聞き方をしています。ケンカしてやり返してができる子ばかりではないので、親の介入すべてが「過保護」とは思えません。
話し合いを導く程度の介入はしてもいいのでは
小学6年生の子どもがいますが、うちの子やそのまわりの子は相手の意見と自分の意見が食い違ったときの折り合いのつけ方が下手だと感じます。ひたすら自分の意見を主張して押し通そうとするので、お互いの言い分を聞いて妥協点を見つけるための介入はある程度は必要ではないでしょうか。
子どものけんかに大人がどこまで首を突っ込むか……悩みますよね。ママたちの体験談やアドバイスにもさまざまなケースがありました。子どもの年齢や性格によっても対処法が変わってくるため、なかなかこれが正解!と言いにくい難しい問題のようです。(文・古川はる香)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。