ついにキタ!お父さんじゃないとダメなこと!【夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#36】
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」第36回です。
【第36回】ついにキタ!お父さんじゃないとダメなこと!
私たち夫婦は、お互い仕事と育児を常に協力しており、お互いのウィークポイントをカバーしながら、特に育児に対してはほぼほぼ半々な割合でやってきました。
息子も旦那と私のどちらにも懐いていて、どちらが一人で育児をしても大丈夫という具合いです。
しかし、1歳半くらいのときから夜寝るときにはお母さんではないとダメ!という感じになってきました。
ツーオペ育児でも、そういうふうに変化してくるのだなぁと思い、以前もコラムに書かせていただいたのですが、1歳8ヶ月になった今、また少し変化がみられてきました。
夜寝るとき以外にも、朝起きるときやごはんを食べる際に、「お母さんじゃないとダメ!」となってきたのです。
私は芸人以外にもイラストや漫画の仕事をしているため、〆切が重なると、深夜まで仕事をしなければならないことも多々あります。
そういうときは、朝は旦那が息子のお世話をしてくれるのですが、最近はベッドからリビングへ移動するのも私の抱っこじゃないと嫌がるようになってきました。
歩いてもいけるのですが、何故か朝は甘えているのです。
ご飯を食べるときも、ほぼほぼ一人で食べられるようになってきたのですが、ごはんとおかずをうまくスプーンに乗せられないときに私が手伝ってあげています。
旦那が手伝ってあげようとすると、スプーンを渡さない!と言わんばかりに嫌がり、旦那をかいくぐって私にスプーンを渡してくる息子…。
赤ちゃんの頃から、本当にふたりで共に育児をしてきたので、息子もどちらにも同じくらい懐いているはずなのですが、息子の中で、これはお母さんじゃないと嫌だという感情が最近どんどん芽生えてきています。
とても不思議です。
本能で、母親ではないと嫌だと思うことがあるのでしょうか?
休みの日には、旦那が自転車で息子とお出掛けすることの方が多いですし、どちらかというとお父さん子になりそうな気がしていたのですが、本当にこればかりはわからないものです。
しかし、実は唯一「お父さんじゃないとダメ!」ということがあります。
それは…ウンチのオムツを替えることです!
何故か息子はウンチをした後だけ、お父さんに「チッチッチッチ」と、「ウンチしたよ」ということを伝えにいきます。
これだけはお父さんじゃないと嫌なようです。
息子の父母区別のルールの謎は、ますます深まるばかりです…。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。