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「やってみたい!」子どもの気持ちは、先回りしないで上手に伸ばそう

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研究と親を見て勉強している子
Milatas/gettyimages

年中さんの学びは“楽しく!”とわかっていても、実際、ひらがな・数などを教えているとうまくいかないことも…。せっかく芽生えた学びへの意欲をそがず、やる気を伸ばすにはどうしたらいいのでしょう。年中さんに合う教え方を考えてみませんか。

できないといじけて、泣くのはうちの子だけ!?

年中さんになると、ひらがな・数などを家庭で教える機会が増えてきますが、スムーズにいかなくて悩んでいるママ・パパも! たとえば、みなさんのご家庭でも次のようなことはありませんか。
●ワークをやっていて「間違えているよ」と教えると「間違えてないもん!」と言ってくる
●やりたがる問題にかたよりがあり、「これはどうするの?」と聞くと、「やらなくていいの!」と言う
●できない問題があると、すぐにいじけて投げ出す
●間違えると大泣きして、やる気が一気にダウンする
●よく考えずに、適当に問題を解く

こんなときママやパパは、どのようにかかわっていますか? 年中さんは心や頭の成長が著しく、「自分でできる!」と自信がついてくる時期。そのため頭ごなしに「ダメだよ!」と注意すると悪循環を招くことも。困ったときは、子どもの心に寄り添ったかかわり方が必要です。

見守りながら、将来の学びにつながる“有能感”をはぐくもう!

年中さんの学びで、対応に困るのが間違いを見つけたときです。間違いを指摘するとかんしゃくを起こしたり、やる気がうせてしまったりする場合も…。
年中さんになると「自分で、ここまでできた!」という達成感に喜びを得ます。これを有能感と言いますが、有能感があると少し難しい問題でも、「考えればきっとできる!」と自信を持って取り組むようになります。
こうした意欲は、将来の学びの力には欠かせません。ママやパパは手出し・口出しを控えて、「自分でできた!」を実感させることが第一です。

子どもがいじけたり、怒ったりしないためにはワークや教材などの選び方もポイントです。たとえば何ページもあるようなワークを渡すのではなく、その都度「終わった!」が実感できるように、1回でやりきれる分だけ切り取って渡すのも一案。
また問題も、少し考えたらできるぐらいのレベルにしましょう。そうした見直しをするだけで、親子ともにストレスを抱えず、楽しく学べるようになりますよ。(取材・文/麻生珠恵)

取材協力/こどもちゃれんじ

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