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感染者再び増 児童館や公園遊び、図書館で乳幼児ファミリーが気をつけることは?【専門家】

医療マスクを着用した子供の学校は、コロナウイルスのパンデミック中に検疫の遊び場で遊びます
Niko_Cingaryuk/gettyimages

新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの生活にはさまざまな変化が生じ、今後はその変化を新しい生活様式として定着させていかなければならないようです。
乳幼児を持つママやパパは、新しい生活様式とどのようにつき合って子育てをしていけばいいのでしょうか。
親と子どもの臨床支援センターの代表理事を務める帆足暁子先生に聞きました。

どうする? 公共の施設での乳幼児ファミリーの過ごし方

児童館や公園、図書館などは親子で楽しめる貴重な場所です。新しい生活様式の中での過ごし方や、気をつけるべきことを聞きました。

児童館や子育て支援センターでは施設のルールを確認しよう

「前提として、オープンしている施設はきちんと対策がなされていると考えていいでしょう。
おもちゃなども基本的には消毒されていると思いますが、みんなが触るものも触ったあとで、子どもが顔などを触らないように気をつけて見てあげて、タイミングを見ながら、切りがいいところで手指をウェットティッシュなどでふいてあげるといいですね。

また、赤ちゃんがなめたおもちゃはおもちゃの収納場所にそのまま返さず、職員の方に消毒してもらってから返すようにするとより安心です。
公共の施設ではコロナウイルス対策の基準がしっかりしていますので、各施設のホームページを確認したり、直接問い合わせをしたりして、そこでのルールを守ることが大切です」(帆足先生)

公園遊びは3密を避けて、手指の消毒を忘れずに

「公園は密室ではないので感染のリスクは高くはありませんが、できれば遊具の利用は避けたいところ。
どうしても遊具で遊びたい場合は、子どもが遊具を触ったあとに顔を触らない、手をなめない、ということに気をつけてきちんと手指の消毒をしましょう。
公園には必ず手洗い場がありますので、流水で15秒以上洗い流すのも効果的です。
子ども同士がじゃれ合って顔を触ったりすることにも気をつけたいですね。
新しい生活様式を意識せずとも、3密を避けた追いかけっこやボール遊びなど楽しめることはたくさんあります。

一日中家にいると親子ともに気持ちが内側に向かってしまいますので、1日1回は外に出ることを習慣にするといいと思います。
外に出る時間も決めておくと、子どもも見通しを持って過ごすことができるようになります」(帆足先生)

図書館の本を借りて帰るときは注意が必要!

「今オープンしている施設はしっかりと対策がとられているので、3密を避ける、手指消毒をきちんとするなどを気をつけたうえで、図書館内で本を読むのは問題ないでしょう。
新型コロナウイルスの感染防止の観点から見ると、自宅にウイルスを持ち帰ってしまう恐れがあるため、図書館で本を借りることは推奨できません。

ある調査によると、段ボール上では24時間ウイルスが生息していたということもわかっています。
しかし、どうしても借りる場合は、本を触ったら顔を触らないようにして、本を読む前後で手指消毒をしましょう」(帆足先生)

‟新しい生活様式”に関しての乳幼児ファミリーが気になることQ &A

だれも経験したことのない新しい生活様式について、不安や疑問を持つママやパパも多いようです。
そんな、“新しい生活様式”に関する気がかりについて帆足先生に答えてもらいました。

Q.子どもにマスクはさせるべき?

A.
日本小児科医会は、「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険」として、使用をやめることをすすめています。また、自分でマスクをはずすことができない子どもは窒息の危険があり、使用を推奨していません。
マスクが気になってマスクの周囲に手がいくことで感染のリスクが増すので、マスク着用への理解が難しく、嫌がる・何度もはずすなどの行為があるときは2歳以上であっても着用を見送りましょう。

Q.新しい生活様式の中で、子育てにストレスを感じてしまったらどうすればいいですか?

A.
オンラインを活用して離れた家族など、第三者とのかかわりを持ってみましょう。
また、家の中でできることとしては手紙を書くこともおすすめです。自分の思いを文にしてパパに向けて書いたり、友人に手紙を出してみたり、5年後・10年後のお子さんに向けて手紙を書いてはいかがでしょうか。
そして、たまの息抜きとしてしっかり感染対策が行われているお店でランチをするのもいいと思います。

Q.子ども同士のかかわりが減ってしまったり、いろいろな活動が制限されてしまい、子どもの成長過程に影響があるのでは、と心配です。

A.
優先すべき第一のことは感染しないこと。子どもの発達は環境との相互作用であり、家で家族と話す、親子でお散歩に行く、ということだけでも発達していきます。
そこにプラスして児童館や公園などでも社会性やコミュニケーション能力をはぐくんでいくことができるので大丈夫です。
このような状況になったのはだれのせいでもないので、ママやパパはできるときにできることをしていけば大丈夫です。



Q.今後は家族で過ごす時間が増えると思いますが、子どもにとっては一人っ子よりも家の中に子どもが複数いるほうがいいのでしょうか?

A
新しい生活様式は、家族のあり方を見直すチャンスでもあります。実際に、自粛期間中に家族で過ごす時間が増え、夫婦関係などをあらためて考えた人も多いのではないでしょうか。
子どもは複数いると社会性が育ちますが、一人っ子であっても、ほかの子とかかわる機会を増やしたりすれば問題ないでしょう。新しい生活様式においてはオンラインでのかかわりでもOK。
一人っ子のメリットを生かして、フットワーク軽くお出かけするのもいいですね。

乳幼児連れの公共施設の利用において大切なことは、親が安心して、納得して利用できているかということです。
新しい生活様式でどう過ごせばいいか迷ったときは、帆足先生のアドバイスを参考にしてみてくださいね。

お話・監修/帆足暁子先生 取材・文/大月真衣子、ひよこクラブ編集部


帆足暁子先生(ほあしあきこ)
(親と子どもの臨床支援センター代表理事)

大妻女子大学卒業。公認心理師、臨床心理士、保育士資格、幼稚園教諭一種免許を持ち、専門は乳幼児発達臨床心理学、保育臨床、子育て相談、子どものメンタルヘルス。
ほあしこどもクリニック副院長として約20年、子どもや親と向き合ってきた実績を持つ。保育者との事例研究会を毎月継続して開催するとともに、保健センターでの虐待発生予防事業等にも携わる。

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