パパ寂しい!ママ大好きブーム到来![夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#68]
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」、今日も始まります!
【第68回】パパ寂しい!ママ大好きブーム到来!
わが家は、保育園の送り迎えは仕事の都合上夫が主に行っております。
旦那が行けないときは私が行くという感じで、いつも仲良く夫と息子で登園しています。
休みの日は、パパと自転車で公園やパン屋さんに行ったりと、とても仲良しな親子です。
私は里帰り出産をしなかったため、はじめから夫婦だけで協力して子育てをしていたのですが、その甲斐あってか、夫も物凄く協力的です。
協力的というか、むしろ夫主導で子育てをしている時期もあるくらい、周りの知り合いを見てみても夫ほど子育てをしている男の人を見たことがないくらいよくやってくれています。
しかし、息子が2歳になった現在、夫がこんなに一緒にいても、どうしても「ママじゃないと嫌!」ということが増えてきているのです。
まず、絶対にママじゃないとダメなものが「寝かしつけ」です。
赤ちゃんの頃はパパでもママでもどっちでも大丈夫だったりしたのですが(むしろパパの抱っこで寝ることが多かったくらい)、1歳を過ぎた頃から徐々にママじゃないと嫌がるということが増えてきて……今では絶対にママじゃないと嫌だと主張してきます。
「パパも一緒に寝たいんだって。たまにはパパと寝てみる?」と提案してみても、「まめ!!(ダメ)」譲りません。
遊んでいてなかなか寝付かないときには、「寝ないんだったらパパと交代するよ!」と言うと、すぐ寝てくれるまでにもなりました……。
そして、ごはんのときや部屋から部屋へ移動するときなども、ママと一緒じゃないと嫌だと主張します。
ごはんは自分で食べられるのですが、どうしてもママに食べさせてほしい瞬間があるらしく、イヤイヤ期も相まって確固たる意志で主張してきます。
そんな中、保育園の連絡帳になんとなく「最近ママっ子がすごく、寝かしつけ等ママじゃないと嫌だということが増えてきています」と、書きました。
その際保育士さんに、「遊びはパパ、生活のことはママというのが良いと感じているのかもしれないですね」というお言葉を頂き、その言葉が私の中にスッと入ってきました。
何故かパパとも寝られるようにしなくてはならないのではないかと思い、どうにかしなければとどこかで思っていたところがあったのですが、息子がそれがいいというのならそれに合わせて過ごしていても何も問題が無いということに気付きました。
そう言えば、夜泣きがあった時期も、「今はそういう時期」と思い、またぐっすり寝てくれる時期を軽い心持ちで待っていましたが、今もきっとそんな時期なのだろうと思います。
いつか、パパと一緒じゃないと寝ない!という日が来る前に、思い切り息子との寝かしつけタイムを楽しもうと思います。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
吉本興業所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。
・「夫婦のじかん」YouTubeチャンネル