吉田明世アナ、娘のトイレトレーニングに取り組んでいなかった自分をダメな母親に感じてしまい…

赤ちゃんが大きくなったら気になるおむつはずれのこと。お子さんが2才のフリーアナの吉田明世さんは今まであまり積極的ではなかったトレイトレーニングにようやくエンジンがかかってそうで…。吉田明世さんの育児エッセイ第10回は「娘2才。トイレトレーニングを先延ばしにしていたけれど…」です。

トイレトレーニングしなければ、という現実から逃げていました

今回はトイレトレーニングのお話。11月で2才6カ月になる娘ですが、まだおむつが取れておりません。2才になる前に、なんとなく「そろそろか始めるかなぁ〜」と思って娘用の便座を購入したのですが、座ることに興味はあるものの、おしっこが出る気配が全くなく、「まぁ…、そんなにあせらなくていいか」とお気楽に考えていたら、月日が経ってしまっていました。

言い訳をあげだしたらキリがないのですが、お出かけの時、突然トイレに行きたいと言い出したら…外でおもらししてしまったら…なんてことを考えると、おむつの便利さに甘え、なかなか本腰を入れられずにいました。トイレトレーニングをしなければいけない、という現実から逃げていたのだと思います。

たまたま聞こえた何気ない会話にギクッ

しかし、先日、こんな出来事がありました。とあるトイレのおむつ台で娘のおむつを変えていたときのこと。ふと、近くにいた親子の会話が耳に入ってきました。

4～5才くらいの女の子「ママ、私もあそこに(おむつ台)乗りたい〜」
女の子のお母さん「だめよ。あなたはあのくらいの年のときには、もうおむつがとれていたんだからね〜」

どういった真意だったのかはわかりませんが、たまたま聞こえたその何気ない会話に私はギクッとしてしまったのです。娘は身長も体格も大きめなので、実際の年齢よりも年上に見えたのかもしれませんが、今まで真剣にトイレトレーニングに取り組んでいなかった自分をとてもダメな母親に感じ、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

初めて「トイレでおしっこ」に成功！

それからというものの、一念発起。まずはトイレでおしっこをする、という感覚を身体に覚えてもらおう！と、おふろに入る前のタイミングで、必ずトイレに座るようにしたのです。

この執念が娘に伝わったのか、そこから何度目かの挑戦で、初めてトイレでおしっこをすることができました！　とってもうれしかったなぁ。今となっては、トイトレ開始のきっかけをくれた、トイレで出会ったお母さんと女の子にも感謝です。

わが家はゆっくりゆっくり…ではありますが、おむつ卒業に向けて、娘と一緒に頑張っていきます！

トイレトレーニング中におすすめの絵本を紹介します

トイレには、モチベーションが上がる絵本を何冊か置いています。
とくにお気に入りの2冊を紹介しますね。

『おしっこ おしっこ どこでする？』

著／レスリー・パトリセリ（パイ インターナショナル）
世界中で読まれている絵本。トイレでおしっこをするまでの葛藤や喜びを一緒に感じられます。娘も暗唱するほど大好きな一冊です。

『みんなうんち』

作／五味太郎（福音館書店）
生きものは食べるからみんなうんちをする。うんちの色も形も大きさも、うんちをする場所もうんちのしかたもみんな違う。ユーモアたっぷりなイラストに、きっと、トイレでうんちをしようと思ってくれるはず？！

わが家では、なかなかおしっこが出ない時は便座に座りながら一緒に読んでいます‼

文／吉田明世　構成／ひよこクラブ編集部

2～3才ごろにスタートする子が多いようですが、子どもによってタイミングが異なるトイレトレーニングの始めどき。トイレが題材の絵本を読み聞かせるなど、楽しみながらサポートし、あせらず子どものペースに合わせて進められるといいですね。

吉田明世（よしだあきよ） 
Profile 
1988年生まれ。2018年5月に女の子を出産。TBSのアナウンサーを経て、19年にフリーとなり、テレビ・ラジオ・イベントなど幅広く活動。現在は『THE TRAD』（TOKYO FM毎週月曜～木曜15時～）、Amazonプライムビデオ『プロ野球そこそこ昔ばなし』にレギュラー出演中。