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プロに聞いた 家庭内感染を予防するための基本知識と掃除法

指をしゃぶる子供
chachamal/gettyimages

冬は風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する季節。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、家庭でどのように備えようか考えているママやパパも多いのではないでしょうか?
今回は住環境ジャーナリストの藤原千秋さんに、小さな子どもを育てるママ・パパが知っておきたい感染症対策のための基本知識と掃除法を聞きました。


教えてくれた人
藤原 千秋さん
Profile
住生活ジャーナリスト。大手住宅メーカー営業職を経て、住まいや暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は、監修、企画、広告、アドバイザリーなどの業務でも活躍中。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など著監修書多数。プライベートでは18歳、14歳、10歳の三女の母。

正しく怖がるためには、病原体について知ることから

妊娠中や出産したばかりのママは、「感染症から子どもをどう守るか」と真剣に考えているかもしれません。
まずは感染症を引き起こす病原体について、基本を知っておくことが大事です。

私たちの健康を損なう原因となる病原体には、いくつか種類があります。

それぞれの違いを把握

今年は新型コロナウイルス感染症の流行もあり、これからの季節は特にウイルスによる感染症を気にされているママ・パパも多いでしょう。

病原体のなかでも一番小さいウイルスは、数十〜数百ナノメートル(ナノメートルは1mmの百万分の1)程度の大きさで、とても扱いにくいものです。
掃除で完璧に除去するのは、難しいことをまずは知っておきましょう。

また、ウイルスには、封筒のように膜に包まれている構造の「エンベロープタイプ」、むきだしの構造の「非エンベロープタイプ」があります。

タイプの違いは?

「エンベロープタイプ」は、ウイルスのなかでは不活化しやすく、アルコール、中性洗剤などで感染能力を失わせること(不活性化)ができると言われています。

一方、非エンベロープタイプは抵抗力が強く、次亜塩素酸ナトリウム液などの薬剤が必要になります。

新型コロナウイルスは、日本で流行しはじめた当初は、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム液で不活化を試みる動きがありました。その後、「独立行政法人製品評価技術基盤機構」が2020年6月に、界面活性剤の入った洗剤でも新型コロナウイルスの不活化に効果があると発表。手に入りやすい市販の洗剤も活用できることがわかったのです。

このように、ひと口にウイルスや菌といっても、どれもが同じ対策ができるわけではないので、どの病原体に対してどう対策するかを調べておくことが、とても大事なのです。

家庭内で感染を拡げないためにできる掃除とは?

コロナウイルスやインフルエンザウイルスは、人を介して感染します。家庭内で誰かが感染した場合、家のなかで移し合わないように、掃除をすることは大事です。

とはいえ、例えば、パパが感染したことに気づかず、子どもとスキンシップしたら感染する可能性は高まります。丁寧に掃除をしたからといって、リスクはゼロにはなりません。そのうえで、家庭内でできる掃除対策について考えてみましょう。

日ごろから、家族みんなが手洗いをしっかり行うことが大前提です!

トイレと洗面所の掃除

まずは、家のなかで不衛生になりがちな場所の衛生環境を整えることです。唾液が飛び散りがちな洗面所、便や尿がつきやすいトイレ。これらの場所はウイルスだけでなく、細菌やカビも発生しやすい場所です。

洗面台の掃除は、デザインや素材も多様なので一概には言えませんが、市販のお風呂用洗剤を活用するのがおすすめ。ボウルをスポンジでこすり洗いして、台部分はキッチンペーパーなどに洗剤を吹き付けて拭いて、もう一度すすぎ拭きをすれば概ねキレイになります。

トイレもトイレ用の洗剤などを使うとよいでしょう。便器の汚れは分かりやすいのですが、意外と見えない汚れがついているのが、床や壁。尿が飛び散って付いているので、しっかりと拭き掃除をするのがおすすめです。

床の拭き掃除

赤ちゃんや小さな子どもは、ハイハイしたり遊んだりして、床に触る機会が多いですよね。全般的な感染症対策として、床の拭き掃除も大切です。「フローリングは水拭きNG」と思っている人もいるようですが、ぜひ、家族の快適性や衛生管理のために怖れずにやってください。

界面活性剤を使って床掃除ができるアイテムとして、私がおすすめしているのが、クイックルワイパー用の「クイックル ストロング」というウエットシート。洗浄液がたっぷりと含まれていて、家中の床を拭けます。掃除後はそのまま捨てられるので扱いも簡単。リビングだけでなく、廊下やトイレ、洗面台の床も拭いてしまいましょう。

床掃除をこまめにしておくと、落ちている小物などを赤ちゃんが誤飲することも防げますしね。

感染症対策の掃除も子育ても、「家庭」というチームで協力を!

妊娠中・育児中の感染症対策では、正確な情報を集めたうえで、ママ・パパともに考え、協力し合いながら応用していくことが大切です。

日中、ママが掃除機をかけているのなら、夜はパパが帰宅した後に拭き掃除をするなど、家庭というチームで取り組んでほしいですね。
床の拭き掃除なら、掃除機のように音が出ないので、帰宅が遅くなったときも時間帯を気にせずできます。


「リモートワークで少し時間に余裕のある方がやる」「高い場所は背の高い人がやる」「トイレ・洗面所で分担するなど」など、それぞれの家庭にあった方法を考え、無理のない範囲ではじめてみてください。

取材・文・構成/武田明子

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