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転勤族妻がママになった!実家から遠く離れた土地で夫婦で乗り切った初産体験

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転勤の多い仕事をしている夫と3歳の子どもと暮らすママライターのすぎはらあやめです。出産予定日の2日後、親や友達から「まだ?もううまれた?」と連絡がきて、もやもやした気持ちでいました。

出産予定日2日後、助産師さんの言葉に救われる

そんな気持ちのまま妊婦健診を受けたときのことです。助産師さんに「私も2人目は40週と6日でうまれてきたのよ。ずっとおなかにいる赤ちゃんはいないから、ゆったりした気持ちですごしてね。」とあたたかい言葉をかけていただき、ホッとしました。

いつもの診察の後、内診室へ行くと、もう指1本分ほど子宮口が開いているとのこと。子宮口から指を入れて、卵膜をはがす作業をしてもらいました。これで陣痛がきやすくなるとのこと。時間にして1分ぐらいでしょうか。もう十分痛かったのですが、これより痛い陣痛がこれから待ちうけているなんて! 早く陣痛が来てほしい気持ちと陣痛への恐怖、複雑な気持ちで診察を終えました。

出産当日、陣痛促進剤を使っての出産

陣痛がこないまま迎えた最後の妊婦健診日。そのまま入院して陣痛促進剤を使って出産することになりました。5時間かけて陣痛促進剤の点滴を行ったのですが、陣痛の痛みは想像以上に激しいものでした。陣痛のあいだは、壁をたたいて絶叫。

しかも陣痛室に移動してから、赤ちゃんの心音が通常の半分まで下がり、一時危険な状況になってしまったのです。いつ緊急帝王切開になってもいいように、胸部レントゲンや心電図などの準備が行われ、不安や緊張感は増すばかりでした。

終わってみれば、分娩時間は2時間45分。出産直後、赤ちゃんの頭から血が出ていたので驚き、心配しました。赤ちゃんが産道を通るときに、頭を骨にぶつけてできた、たんこぶ状の「頭血腫」というものだそうです。数か月後には自然な頭の形になり、安心しました。

初めての授乳で号泣。母乳がでない?!

出産後はじめての授乳の時間、思うように母乳が出ません。子どももまだ上手には吸えない様子。ママも赤ちゃんもはじめて同士なのだから当然なのですが、そのときは気持ちの余裕がありません。

授乳しながら、どうしてもほかのママの様子が気になってしまいます。ほかのママはおっぱいがちゃんと出ているのにと、気持ちは焦るばかりでした。沐浴のとき、助産師さんに「みんな搾乳できるぐらいいっぱい母乳が出てるのに、私はおっぱい2mlしか出てません」といいながら、号泣してしまいました。そんな私でも、日が経つにつれて出るようになり、退院前には20ml出るように。人と比べて心配することはないんだなと安心しました。

実家から遠く離れた土地で夫婦でのりきった産後

わが家は転勤族で、実家から遠く離れた北海道で出産しました。夫の勤め先では、男性の育休はとれなかったものの、たまっていた有休をすべて産後に使い、産前産後を夫婦2人で乗り切ることができました。

でもやっぱり出産は何が起こるかわかりません。もし頼れそうなサービスが地域にあれば、できるだけ出産前に調べて申し込みをしておくとよいかもしれません。

42歳での初産だったので、地域で最も大きい総合病院を選びました。担当の医師、看護師、助産師みなさんとてもすばらしい方で、安心して出産できました。初めての出産を迎えるのママにとって、出産や陣痛は未知の世界ですよね。私も出産前はいろんなことが心配で、気持ちも不安定でした。

でも赤ちゃんの顔を見た途端、痛さや疲れは吹き飛んでしまい、いまとなっては思い出せないのがなんだか不思議な気持ちです。

その他のママライター体験談はこちら

■関連:子育てママ7割の現状…つながりがない土地での「アウェイ育児」を乗り切るには?

[すぎはらあやめ * プロフィール] 
転勤の多い夫と、鉄道大好き3歳児と暮らしています。里帰りせず転勤先での出産、生後6ヶ月の赤ちゃん連れで引越し、保活を経験。趣味のママ鉄活動は、もはや子どもより夢中です。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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