双子育児のリアルレポート!授乳、おふろ、寝かしつけ… 役立つ工夫が満載!
双子ちゃんがいるおうちは毎日をどう乗りきっているのでしょうか。双子育児の喜びや大変さ、お世話や家事の工夫についてAさんファミリーに教えてもらいました!Aさんファミリーは会社員のパパ(35才)、専業主婦のAさん(31才)、蒼大(そうた)くん・裕斗(ゆうと)くん(4カ月)の4人家族。双子ちゃんは妊娠37週で予定帝王切開にて誕生しました。週2日ほど、近隣に住むママ方のばあばと妹がサポートに来てくれています。
宝くじに当たったかのような驚きと喜びが!
双子の妊娠が判明したときは、宝くじに当たったかのような驚きと喜びを感じました。産声が大きく、元気に生まれてきてくれて安心したことを鮮明に覚えています。
退院後は、夫婦での育児がスタート。2カ月ごろまでは、1人が寝たと思ったらもう1人が泣き、2人とも起きてしまうの繰り返しで、ほとんど眠れないまま朝を迎えたことも…。試行錯誤し、寝かしつけ後に大人もすぐに横になれるよう、リビングに全員で寝るようにしたりもしました。
首がすわりたての双子を同時にあやすのが大変
今大変なのは、2人が同時にぐずったときのあやし方。首がすわったばかりなので、まだ2人を同時に抱っこするのが難しく、てんやわんやです(笑)。とくに夕方になると、在宅ワークのパパが会議に入り、手助けを求められないため、1人を抱っこしながらもう1人をガラガラであやしたり、交互に抱っこしたりとしているうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。
そんなバタバタな毎日でも元気に過ごせているのは、週に2回ほど、私の母と妹が家事やお世話を手伝ってくれるおかげです。気持ちに余裕を持って息子たちに向き合うことができ、感謝しています。
手が空いているほうが率先して育児&家事を
お世話と家事は、夫婦の役割分担をとくに決めず、手が空いているほうが率先して行います。短時間で行いたいおふろは、それぞれが1人ずつ入れたり、1人が育児をしている間に、もう1人が家事をしたりと効率よく回せるよう工夫しています。生活リズムが整ってきて、夜が少しラクになってきましたが、これから成長するにつれ行動範囲が広がったり、お世話で大変なことも変化していくと思うので、夫婦で相談しながら対応していきたいです。
双子ちゃんのお世話、こうして乗りきっています!
夫婦でお世話が基本のAさんファミリー。工夫もいっぱいです!
授乳】双子用の授乳クッションを使っています
双子用の授乳クッションを使っています。同時に母乳があげられ、息子たちの体も安定して乗せられます。
【おむつ替え・着替え】お世話中、もう1人は遊びながら待機
1人をお世話中、もう1人は近くでおもちゃで遊んでもらっています。双子で通じ合うものがあるのか、近くで待たせるといい子でいてくれることが多く助かります。
【おふろ】ママ・パパそれぞれが1人ずつ入れています
入浴・スキンケア・着替えまでを、夫婦で1人ずつ担当し、ママ・パパそれぞれが1人ずつ入れています。大人がのぼせることもなく、入浴しながら触れ合いの時間もとれます!
【寝かしつけ】パパが双子の間で、絵本を読み聞かせ
パパが読み聞かせをすると、息子たちは静かに絵を見ながら聞いています。声を出したり笑ったりと、楽しそうな表情がかわいいです。
【お出かけ】ベビーカーと抱っこひもを使い分け
お出かけはベビーカーと抱っこひもを使い分けています。近所の公園やスーパーへの買い出しはベビーカーで。荷物がたくさん入りラクちんです。電車移動や、人通りの多いところでは肩や腰に負担が少ないヒップシートつきの抱っこひもが便利です。
取材・文/本間勇気、ひよこクラブ編集部
在宅ワークのパパは、サポートが必要なときに対応しやすいよう、会議以外はリビングで仕事しているのだとか。近所に住むばあばたちの手も借りながら、家族で助け合い、工夫しながらお世話を乗りきっています。
参考/『ひよこクラブ』2021年9月号「双子ちゃんを育てるママ・パパの1日見~せて」