山田ローラ、ラグビー選手の夫が考えたびっくりな“はだし育児”にストレスも
ラグビー選手の妻でママである山田ローラさんは、現在、5才の男の子と女の子の双子と、1才の女の子のママで、3人の子育てに奮闘中。米・シアトルとハワイでの出産・育児を経て、最近、日本に戻ってきました。今回は、ローラさん夫婦の子育て方針について教えてくれました。ラグビー選手のパパが、子どもたちの身体能力のために考えた育児法とは!?
子どもたちの足の裏を刺激するため、リビングがダンボールだらけに!
アスリートを夫にもつ私は、いつもスリリングな日常を送っています。彼は子どもの身体能力などをかなり気にしているみたいで、とくに歩き始める時期がいちばん大事!だと張りきっていて…。たくさんのプロフェッショナルにアドバイスをもらって、自分なりに試してみたい育児法を考えてくれました。
これは、双子が歩き始めたころのことです。あれこれと試行錯誤した結果、わが家は謎に、ダンボールだらけに(笑)。
夫が試してみたいこの育児法を簡単に説明すると、子どもが小さなころから足の裏を刺激すると、脳にいい影響を与えるとのこと。
ふむふむ。これは納得できる。
つまずいたり転ぶことを繰り返すとバランス感覚が鍛えられ、体幹が強くなるのに加え、受け身の練習にもなる。(すべて彼の持論です)
なるほど。
でも、だからって、家中がダンボールだらけなのは、なぜー!
フローリングの床の上にジョイントマット、ラグ、そしてつぶしたダンボール…。夫いわく、足裏でいろんな素材を試してみてほしいと。そしてダンボールがちょっと段差になっているから、つまずいたりする絶好調のチャンス、と!
子どもたちにはいい影響!?でも、私はストレスがいっぱいに!!
夫はウキウキしながら説明してくれるも、私からしてみれば、出来上がったのは双子が転んで、けがをするのが目に見える地獄ハウス。まだよちよち歩きの2人を、当時はほとんどワンオペで育児をしていたので、ただただストレスがたまりそうな実験ではありました。しかし、片づけるのも体力がいるし、めんどくさかったので、ちょっとの間は様子を見ることに…。
すると、恐る恐るダンボールの上を歩いてみたり、ちょっと段差のあるところは、ちゃんとかがんで確かめてみたりと、赤ちゃんなりに危険を察知していたのです。確かにダンボールの端に引っかかり、転ぶ場面も増えましたが(主に私が…)、 ダンボールの下はやわらかい素材のジョイントマットを敷いてあるので、けがなどの心配はありませんでした。なんなら本当に転ぶときにすぐ手がでるようになり、公園などでも上手な転び方を実践できるようになるまでに成長したのです。
わが家の子どもたちにとっては、いい影響を与えられたみたいですが、私はやっぱりストレスが…(笑)。見た目がよくなくて、リビングに行くだけでヒィ!っとなっていました。その上、子どもたちより、私のつまずく機会が増えたので、変な筋肉を使ってしまったのか、筋肉痛になってしまったりで、体力不足をヒシヒシと感じていました。
なので、第3子が生まれたときは同じような状況を作るまいと思い、先手を打ちました。
夫に先手を打ってきれいを保ちながら、はだし育児を実践!
リビングいっぱいにカーペットラグを敷く! この上にダンボールを置くと滑るから危ないので、置かない。そして、ダンボールは、夫よりも先に、すぐにゴミに出す! でも、やっぱりちょっとは赤ちゃんの足の裏も刺激してあげたいから、リビングと廊下に、いくつか(おしゃれな)ラグを置いたり敷いてみたりして、ファッショナブルに身体能力を鍛えてあげようと心に決めていました。
ハワイで生活しているときは、ほとんど素足で生活し、芝生や砂浜などに触れ合う機会を設けるなどして、足裏に刺激を与えるようにしていました。
あのダンボールリビングが、果たしてどれくらいの効果があったのか…。イマイチわかりませんが、双子はなんとなく、体幹は強いほうかな?と思うときもあります。ただ、やっぱり、見た目的にもよろしくないので、きれいに保ちたいママとしては、あまりオススメもできません(笑)
※床にカーペットやラグなどを敷くときは、裏に滑り止めがついているものを使用するか、滑り止めの上に敷くなどして、敷物が動かないようにしましょう。
文/山田ローラ 構成/ひよこクラブ編集部
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
山田ローラ
PROFILE
タレント・コラムニスト。1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー選手の山田章仁さんと結婚、2016年9月に男女の双子を出産。2020年9月に次女をハワイで出産。