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親友と思っていたママ友から「離婚しました」の報告。相談なしにモヤモヤ【子育てアドバイザーに聞く】

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晴れた日に自宅で長い波状の髪を持つストレスの女性
CentralITAlliance/gettyimages

口コミサイト「ウィメンズパーク」に「親友と思っていたママ友から突然『離婚しました、引っ越しました』というLINEが届きました。彼女にとって私はただの知り合いだったの?」という声が届きました。しかし総ツッコミが入る展開となります。子育てアドバイザーの長島さんに聞きました。

長年のママ友、いや親友からの突然の報告に戸惑う投稿主さん

Aさんとはママ友として出会って約30年、頻繁に会って遊んで、困ったことはお互い相談して、なんでも話せる親友だと思っていました……が、ある日突然、Aさんから衝撃のLINEが届きます。

「『離婚して昨日実家へ引っ越しました。離婚原因は今は言えません。言える時期がきたら話します』と、LINEがきました。離婚? 引っ越し? 寝耳に水です。
いくら親友でも言えないことはあるってわかります。離婚話はとても慎重に伝えたい内容です。
でも私なら『いろいろあって近いうちに引っ越すの。理由は聞かないで』と、事前に言います。
それとも親友と思っていたのは私だけなの? 大事なことを相談できない知り合いレベル?
今、私の心はぐるぐるとかき乱されています」

という投稿主さんに「いやいや違うでしょ」という、総ツッコミが入ります。

自分の「親友の定義」を相手に押し付けるのは失礼、という声が続々

「なんでもかんでも話せる相手=親友というのなら、私には親友はひとりもいません。
でも『時期が来たら話す』という人は、私にとって十分に親友です」

「離婚はデリケートな問題です。私なら同じ立場の人にしか相談できないし話せません。
私も投稿主さんの友人と同じタイプで、我が子が不登校になったときは友人には話せず、ネットに吐き出してましたから」

「『親友じゃなかった』と、決めつけるのはお相手に失礼です。
私が人付き合いで心がけているのは『自分の価値観で相手の気持ちを勝手に測ろうとしない』ことです。家族でも友人でも」

「自分の思った通りに動くのが親友ですか? 『言える時期が来たら』という相手の気持ちを尊重して、たとえ10年でも待つのが親友です。どうか幸せになって欲しいと、気遣えませんか?」

「人に相談できる時って傷がまだ浅いんです。本当に深い時に人に話すと、傷口をえぐることになるので話せないものです。
投稿主さんはそういう経験がない、幸せな人生ということです」

「みなさん、ありがとうございます。色々と気づかせていただきました。
年をとり、友人と呼べる人もかなり少ない状況です。相手からは親友と思われていないみたいですが、いろいろと反省し、私は大切な親友として見守りたいと思います」

と、凹みに凹んで〆た投稿主さん。

「だからーーー、お相手はちゃんと投稿主さんのことを親友っておもってますからーーー」と、またまた総ツッコミが入りました。

「親友として、自分がすべきことを考えて」と、専門家

ネット上では悪評が目立つママ友エピソードですが、一方で育児の愚痴や悩みを共有したことで「戦友」となり、「ママ友の域をこえて親友になれた」という話もよく耳にします。長い付き合いのママ友関係について、2人の母であり子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。

「親友だと思っていたママ友から突然『離婚しました、引っ越しました』というLINEが届き、“彼女にとって私は、ただの知り合いだったの?”と、ショックを受けたという相談者さん。

相談者さんにとって、ママ友のAさんは約30年ものおつきあいだったというだけに、『突然LINEしてくる前に、なぜひと言相談してくれなかったの?』といった気持ちが強いことと思います。
なんでも話せる大切な友人から“裏切られた”と、モヤモヤしたり、悲しい気持ちになったりなどネガティブな感情が押し寄せているのですね。

でも、ママ友のAさんは、“相談者さんのことを大切な友人だと思っていたからこそ、離婚と引っ越しのことを教えてくれた”と考えることはできませんか?

自分にとって大切な友人に、自分のことをどこまで話すかは、その人の価値観や性格などにより異なるものです。ある人はあけすけに何でも話すでしょうし、ある人は自分の中で決めたことだけを話すでしょう。
自分のことを何でも話してくれるから“親友”、少ししか話してくれないから“親友ではない”、ということではないのだと思います。

『離婚原因についても、言える時期がきたら話します』とまで言ってくれているAさんの言葉を真摯に受け止めましょう。
そして、『教えてくれてありがとう。落ち着いたら連絡ちょうだいね」と、感謝の気持ちを優しく丁寧に伝えることが、“親友”としてすべきことなのではないでしょうか」

長島ともこ

フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
https://www.tomokonagashima.com/

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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