これでケンカも回避できる⁉︎ 夫婦の真剣な話し合いを上手くいかせるための3つの画期的なルール『ふうふう子育て #14』
パートナーと真剣に話し合う必要があっても、仕事や家事や子育てに忙しくて時間が取れなかったり、疲れるなどの嫌なイメージがあったりして、つい回避してしまうことってありますよね。そこで青鹿さんはお互い気分よく話し合うための3つのルールを考えてみたそうです。果たして、その内容とは⁉
3つのルールを決めてみた
面倒くさくて疲れる話し合いのイメージを払拭!
一緒に暮らしたり子育てしたりしていくために真面目な話し合いは不可欠だけど、同時に「面倒くさい」「疲れる」などというマイナスイメージを持ってしまいがちですよね。そこで、子供の寝かしつけ時のスムーズに話せた状況をヒントに、お互いに気分よくいられるようルールを考えてみました。
①事前に計画する
「ちょっと後で話があるんだけど……」から始まるセリフほど怖いものはありません。「え? 何かした? 何かあった? 怒られ発生?」などと不安ばかりが増します。不安はよい話し合いを生みません。
なので「復職に向けての保活で相談したいことがある」や「最近、娘の持病の通院ペースに悩みがあるので聞いてほしい」など、何を話すのかをざっくり予告することにしました。またお互いに時間のある時のほうが心穏やかに話し合えるので、事前に話し合いをする日時を相談することは大切だと思います。
②環境を整える
何か話し合う必要がある時は、揉めごとや困ったことが発生しているので、どうしても気が立ちやすいもの。ですから、お互いの圧力がぶつからないように環境を整備しました。
まず座るのは隣同士か斜向かいにします。真正面から目と目を合わせると対立しているかのようになりやすいからです。そして空腹によるイライラをなくすためにも、美味しいお菓子やお茶(お酒はNG)を用意してゆったりと。さらにリラックスできるよう照明を少し暗くしました。それから議題に関係ないことで争わないよう、テレビやスマホはオフ。
③所要時間を決め、最後はお礼を言う
重たい話が長く続くとしんどいし、疲れると論点がズレてしまいがちですよね。特にいつまで続くかわらない愚痴ほどシンドイものはないです。なので、だらだら話さないよう制限時間を決めました。
時間を区切れば集中して話せるし聞けるし、「いつまで続くの?」とうんざりしないで済みます。そして私たちにとって最も効果的だったのは、最後にお互いにお礼を言って終わることでした。「話してすっきりした」「おかげで悩みが軽くなった」「よい視点をもらえた」「意見をもらえて嬉しかった」など。終わりよければすべてよしじゃないですが、「なんかよい話し合いだった」というふんわりとした感情が産まれて「話し合い=嫌なもの」という意識が薄らぎました。
漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール
漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。
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http://aoshikayu.com/
※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。