かんたん&かわいいラッピング術とプチアイデア
(C) 森ゆり子
何かと小さなギフトのやりとも多いママたちに、おうちにあるもので簡単にかわいく仕上がるラッピング術をラッピング・アートディレクターの森ゆり子さんにご紹介していただきました。時間のないときにはラッピング小物を添えるだけでもOKです! ちょっとした工夫で楽します。
森ゆり子
ラッピング・アートディレクター
子育て中にラッピングと出会い、技術を習得。主宰するairy*works(エアリー・ワークス)にて、ラッピングのスタイリングやワークショップを行なう。身近な素材を使ったカジュアルな提案が得意。
マチなし袋でテトラ型ラッピング
(C) 森ゆり子
お菓子の小分けやアクセサリーなど、小さなもののギフトにぴったりなラッピングです。
1) 封筒などのような平たいマチなし袋を使います。
2) 中身を入れて、袋の口の部分の左右を合わせるようにすると…テトラ型の立体に!
3) 閉じた口の部分を約1cm幅で数回折り、テープで留め、リボンなど飾ればできあがり。
写真の右側は白い長型封筒にスタンプしたものです。
ラッピング用品がない…と慌てる前に、封筒のストックがないか探してみましょう!
ペーパーナプキンでふんわりラッピング
(C) 森ゆり子
ソックスやプチタオル、お茶や焼き菓子などにおすすめなのは、ペーパーナプキンを使ったラッピングです。
1)ペーパーナプキンを広げて中心より少し上に包みたいものを置きます。
2)左右に余ったペーパーを左側、右側と畳んでまとめ、細長い形を作ります。
3)手前の部分を持ち上げて、真ん中で折り曲げ、リボンなどで留めてできあがり。
ナプキンを四角く開いて包み始めると四角い仕上がり(写真左)に、ひし形に広げて包み始めると角の部分がとがった形に仕上がります(写真右)。
紙のサイズを大きくすれば、ストールやニットを包むときにも応用できるラッピングです。
紙袋を使ったラッピング2種
(C) 森ゆり子
紙袋の口の部分の閉じ方を工夫したラッピングです。
扇型(写真左)
1) 中身を入れてあまった上部分を合わせて蛇腹に折り畳む。
2) 真ん中部分をステープラーで留めてできあがり。
おうち型(写真右)
1) 袋の口の部分を合わせ、上の辺を左の端に向かって斜めに折る。
2) 尖った先を右の端に合わせ、三角になるように折って留めたらできあがり。
リボンや「デコレーションクリップ」(下部分参照)などで飾ると、よりかわいらしく仕上がります。
マステやシールでデコラッピング
(C) 森ゆり子
普通紙や色画用紙、無地封筒など、素っ気ない素材しかない時に、役に立つのがマスキングテープやシールです。ペタペタ貼り付けるだけで、オリジナリティが出ます。
ボタンや木の実、リボンを使って…ラッピング小物3種
(C) 森ゆり子
最後に、お子さまがお昼寝している隙間時間にも、簡単につくれるラッピング小物を3つご紹介します。
1 ボタン&バンド:ボタンに細いゴム紐を通して結べばできあがり。
箱や包むものにくるりとかけてボタンにひっかけるだけで、ギフト仕様に。
2 デコレーションクリップ:木製のピンチに木の実などをボンドで貼ったり、リボンを結んだり…アイデア次第でたのしくデコレーションしてストックしておくのがおすすめです。
3 オーナメントリボン:ワイヤータイ(パン袋やクッキーの袋を留めてあるようなワイヤー)でリボンの形の飾りをつくっておくと、シンプルなクリアの袋のラッピングなどに役立ちます。
*おこさまの近くでラッピングをするときは、道具などが危なくないよう、気をつけてください。
おうちにあるものでできるラッピング術をご紹介しました。ギフトの機会が多いこれからの季節にお役に立ったらうれしいです。 贈る方の好きな色や季節の素材の取り入れ方でいろいろ試してみてくださいね。