赤ちゃんの肛門裂 症状とケア【医師監修】
乳幼児期に注意したい病気はほかにもたくさんあります。なってしまったときに正しい対処ができないと、赤ちゃんによけいつらい思いをさせてしまうことも。この中には重症化しやすい病気もあるので、あらかじめきちんとした知識を持っておきましょう。
赤ちゃんの肛門裂(こうもんれつ)って?
かたい便が肛門を通ることで肛門が傷つき、裂傷や潰瘍ができます。排便のときに痛がる、少量の出血がある、便の表面に血がつくなどの症状が現れます。
肛門裂の主な症状
・血が混じった便
・便秘
肛門裂になりやすい月齢・年齢
生後6ヶ月~
肛門裂になりやすい季節
通年(春・夏・秋・冬)
赤ちゃんの肛門裂 治療&ホームケア
食物繊維の多い食事と運動で便秘を予防することが大切です
傷を治療する塗り薬が処方されます。排便後に座浴を行うと、おしりを清潔に保ち患部を温める効果があるため、傷の治りがよくなります。また、食物繊維が豊富な緑黄色野菜やいも類、豆類などを積極的に食べさせたり、体を動かして腸の運動を活発にさせ、便秘にならないようにすることが大切です。下痢が続いて肛門が刺激を受けると病状が悪化しやすいので、下痢も予防しましょう。
■赤ちゃん その他の病気
・川崎病
・熱性けいれん
・てんかん
・髄膜炎
・急性脳炎・急性脳症
・子どものがん(白血病・神経芽腫・脳腫瘍)
・食物アレルギー
・貧血
・早発乳房
・肛門周囲膿瘍
・肛門裂
■ママ・パパが気になる!赤ちゃんの症状
・憤怒けいれん・泣き入りひきつけ
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。