赤ちゃんの歯の病気 癒合歯・癒着歯の症状とケア【医師監修】
赤ちゃんの癒合歯(ゆごうし)・癒着歯(ゆちゃくし)って?
歯が形成されるときに隣り合う歯がくっついてしまった状態です。
癒合歯・癒着歯の主な症状
・隣り合う歯がくっつく
癒合歯・癒着歯になりやすい月齢・年齢
生後6ヶ月~
赤ちゃんの癒合歯・癒着歯 2本の歯がくっついて生えてきた状態です
歯が形成されるときに隣り合う歯がくっついてしまった状態です。表面でくっついたものから象牙質までくっついたものまであり、歯の数が1本少ないように見えたり、また1本の歯にしては大きく、形も少し変に見えたりします。乳歯が癒合歯であると、同じ部分の永久歯の本数が減ったり癒合歯であったりする可能性があります。一方、永久歯の本数が正常な場合には、乳歯との交換がスムーズにいかないことがあります。
乳歯の癒合歯では、かみ合わせや歯並びの心配はないのですが、4~5歳以降にX線撮影をして永久歯の状態を調べ、歯の交換時に抜歯が必要になるか判断します。癒合部の溝はむし歯になりやすいので、仕上げ磨きをきちんとしてください。食べることや話すことへの影響はありません。
■赤ちゃん 口・歯の病気
・口内炎
・鵞口瘡(がこうそう)・口腔カンジタ症(こうくうかんじだしょう)
・地図状舌(ちずじょうぜつ)
・むし歯(むしば)・う蝕(うしょく)
・癒合歯(ゆごうし)・癒着歯(ゆちゃくし)
・先天性歯(せんていせいし)
・上皮真珠(じょうひしんじゅ)
・萌出性囊胞(ほうしゅつせいのうほう)
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。