赤ちゃんグッズの収納は「抱っこしながら片手でとれる」が正解!
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赤ちゃんが生まれると必要になるお世話グッズ。いろいろなアイテムがありますが、どれも頻繁に使うもの。だからといって出しっぱなしにしておくと部屋が散らかっているように見えるし、ちゃんとしまうとその出し入れがストレスになりますよね。そこで今回は、サッと取り出せるのに片づいて見えるベビーグッズの収納方法について、自身も二児の母である整理収納アドバイザーの兼平里江さんに教えてもらいました!
ワンアクションでストレスレス!
-兼平さんはベビーグッズをどのように収納していますか?
兼平さん:これは整理収納の全般にいえることなんですが、まずは定位置を決めることが大切です。定位置が決まっていなくて、おむつやおしりふきがお部屋にポンと置いてあると、なんだか散らかった印象になりますよね。
そのうえ、待ったなしに使いたい場面で「あれ? おしりふきどこー!?」って探すことが手間やストレスになってしまいます。
-定位置を決めてしまえば「いつもそこにあるもの」としてすぐに使えますね!
兼平さん:そうなんです。 そして私が常に心がけているのは「ワンアクションで取り出せる」ということです。
-具体的にどういう収納をされていますか?
兼平さん:私の場合、おむつ・おしりふき・ビニール袋・着替えなど、頻繁に使うベビーグッズをすべて1つのカゴに入れているんですが、このカゴにはふたがついていないので、使いたいときにサッと取り出すことができるんです。
兼平さんの「1カゴ1アクションでOK」なベビーグッズの収納
たとえば、チャックのついたポーチやふたつきのボックスなどに入れておけば、もっとスッキリ見えるかもしれません。でも、日常的に使う頻度が高いことを考えたら、チャックやふたを開ける手間を省いたほうがムダなストレスを感じずに済みますよね。
-チャックやふたがあると開け閉めが面倒になって結局「開けっぱなし」という状態になってしまいそうです…。
兼平さん:そうそう、収納は生活の中の一部なので、収納のハードルを下げて無理のない範囲で実践することが、最終的には整理整頓につながるんです。
-ベビーグッズを種類別にせずにまとめているのに理由はありますか?
兼平さん:基本的には日中リビングで使うものをまとめているのですが、種類は違っても一緒に使うものが多いですよね。おむつからおしっこがもれてしまったら、おむつ替えに加えて着替えも必要になるので、一式まとめておけば動線が少なくて済みます。
あとは、一つのカゴにまとめておくことでだれでも子どものお世話ができるんです。母に子どもを見ていてもらうときなどに「ここに必要なものは全部あるからね」って話しておけば、母もお世話がしやすいと思います。
-それはそうですね! うっかりチグハグな服のチョイスをしてしまうパパも、着替えが準備されていたら安心かも…!
兼平さん:こういったベビーグッズは日々使うものなので、ふたがないからといってホコリをかぶることもありません。都度補充は必要ですが、毎朝その日に使いそうな分を準備するだけなので、そこまで苦にはならないと思います。
-このカゴひとつあればワンアクションで必要なものを取り出せるので、忙しいママにぜひおすすめしたいですね!
いかがでしたか? 赤ちゃんのお世話はいつも時間との戦い。とくに動きまわる月齢の赤ちゃんを持つママやパパは、赤ちゃんを抱っこしながら片手で何かを取る、という動作も多いのではないでしょうか。そんなときにサッと取り出せる収納をしておけば、ムダな動きがなく多少はストレスを軽減できるはす。効率のいい収納方法が、ママやパパの育児の味方になってくれるかもしれません。
(取材・文・撮影/大月真衣子[ヒャクマンボルト]、ひよこクラブ編集部)
監修/兼平里江さん(整理収納アドバイザー・整理収納教育士)
二児の母。アパレル店舗にて5年間販売職に従事。店舗のストックが整理されていないことによる在庫の管理の煩雑さや、作業効率の悪さに問題を感じ、在職中に整理収納アドバイザーの資格を取得。その後、整理収納アドバイザーとして独立。現在はアパレル店舗を中心に整理収納アドバイスを行なうほか、イベントでの片づけ相談会やセミナーを開催するなど幅広く活動中。