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「はいはいしない!」「言葉が出ない!」発達の遅れが気になりすぎる問題をママ小児科医にきく

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yuhirao/gettyimages

連載4回目のテーマは、泰道先生がお知り合いからリクエストされたという「発達の遅れが気になる」問題。1才と3才のお子さんを子育て中のママ小児科医・泰道麗菜先生が、日々の診療の中で、ママ・パパたちに伝えたいさまざまな情報を発信していきます![ママ小児科医の”コレが気になる”」#4

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うちの子は大丈夫⁉とくに気になる「運動発達」と「言葉」の遅れ

第4弾は“発達の個人差”をテーマにお話ししたいと思います。
クリニックで診療をしていると、一見順調に成長しているように見える子どもでも、親は心配や不安を抱えていることが意外と多いことに気がつきます。親はきっと、誰でも自分の子どもが順調に成長して欲しいという願いがありますから、当たり前ですよね。子どもができることが増えてくるとうれしくなる一方で、ときにはまわりの子どもと比較をしてしまい「なんでうちの子ははいはいができないんだろう…」とか、「言葉が遅いのは病気のせい?」と気になることもあるかもしれません。
子どもの発達には遺伝と環境が複雑に関わって影響を与えます。ですから発達のスピードは赤ちゃんそれぞれで違うのは当たり前なのです。今回は運動と言葉の発達にスポットを当ててお話しします。

運動発達のバリエーションはいろいろ。できるようになれば、できた時期は関係ない

運動発達には、頭から足に向かって、体の中心から手足の先に向かって発達するという順序と方向性があります。4カ月ごろ首がすわり、7カ月でおすわり、8カ月ごろはいはい、1歳ごろ一人歩き…などのように成長に目安はありますが、いずれできるようになれば、時期に多少のズレがあっても速度は関係ないのです。
ときには、寝返りをしないままおすわりをしたり、はいはいをしないでつかまり立ちをする赤ちゃんもいますが、これもバリエーションの一つで、一歩先に進んで発達しているので問題ありません。

明らかに“遅い”に気づくために大切なこと

一方で、7カ月で首がすわらない、10カ月でおすわりができない…などの明らかな遅れがあり、その時点でできるようになる兆しがない場合には、脳や筋肉、神経の異常など体の病気が原因になっている可能性があります。遅れを見逃さないためにも、定期的に行われる乳幼児健診は忘れずに受診してください。

赤ちゃんの言葉は大人の反応を受けて成長する

言葉の発達は音を出すことから始まります。生後2〜3カ月ごろから始まる「アー」、「ウー」といった“クーイング”と呼ばれる声です。初めは音を出すことを楽しみ、意味のない言葉を発しているだけですが、自分が発する言葉に対して周囲の大人が反応して言葉を返すことで、赤ちゃんは次第に言葉を習得していきます。6~7カ月ごろには「アムアム」、「ダーダー」などの喃語が増えてきて、1歳前後になると「まんま」や「ワンワン」など大人にもわかる言葉が出てきます。

話す言葉の数よりも「理解できているかどうか」をチェック

ただ言葉の発達は運動発達以上に個人差が大きいものです。1歳の時点でなん語(「あうー」「んま」「だぁだぁ」「あむあむ」など2つ以上の音から成る言葉)が出てこない、2歳になっても意味のある言葉を話さないなどの場合よりも、“大人の言っている内容を理解できているかどうか”が発達の問題の有無を判断するためには重要です。もしも言葉の理解が悪いと感じるようであれば、聴こえの問題や、精神発達や対人関係の問題が原因になっている可能性もありますので、かかりつけ医や後述する地域の自治体などに相談したほうがいいでしょう。

親子の信頼関係が赤ちゃんの成長を促す!

赤ちゃんは個人差がありながらも、外からの働きかけがあるとぐんと成長します。赤ちゃんの目線で声かけをし、遊びなどのコミュニケーションをどんどん増やしてください。発達にとって最大の武器は親子の信頼関係です。自分が愛されている、守られているという安心感は気持ちを安定させて、好奇心や「やってみよう」と思う意欲、できたときの達成感を生んで赤ちゃんのさらなるやる気を引き出すはずです。

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発達について心配や不安があるようであれば、まずはかかりつけ医に相談するのがいいでしょう。地域の子育て支援センター、保健センター、児童相談所などに相談することもできます。発達の進み具合を確認するだけではなく、アドバイスや支援を受け、必要に応じて専門機関を紹介してもらえます。明らかな遅れがある場合には、早く見つけてその子にあった療育を受けることが大事です。相談することでママの不安が解消されて気持ちがラクになると、赤ちゃんとよりいい関係が築けるはずです。(構成/ひよこクラブ編集部)

■監修・文:泰道麗菜先生
神奈川県小田原市にある横田小児科医院の小児科医。アレルギー疾患を専門に、大学病院の小児科などを経て2018年より現職。2人のお子さんのママという目線からも、地域のママ・パパに寄り添った診療をしています。

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