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2020年度から、新しい学習指導要領がスタート。子どもの個性を伸ばすかかわり方とは

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撮影/小山志麻

小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、新しい学習指導要領が始まり、学びのカタチが変わります。教育現場では、偏差値教育から一人一人の個性を育てることに重点が移り、子どもたちには新たなチカラが求められるように! 
これからは偏差値の高い学校にさえ入れば一生安泰、という時代ではないとも言われています。令和の時代を生き抜くために、赤ちゃんのためにママ・パパができることを、認知心理学・脳科学、幸福学などを研究する慶應義塾大学大学院教授・前野隆司先生にうかがいました。

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教育現場は、偏差値重視から個性を尊重する教育へ!

学習指導要領の変更に伴い、教育現場での新しい学びのカタチとして注目されているのが、「アクティブ・ラーニング」(主体的・対話的で深い学び)です。
これからの子どもたちは、これまで以上に、主体的にまわりの人とかかわったり、試行錯誤したりしながら、自分で問題を解決していくチカラが求められます。
そのため、幼稚園や保育園などでも「アクティブ・ラーニング」の導入が進められています。たとえば、砂場で遊んでいる子どもに対して、保育士や先生が「なんで、うまく泥だんごが作れないんだろう?」「どうしたら上手に作れるかな?」と子ども自らに考えさせ、チャレンジさせて、成功に導くように促します。
その過程で、子どもはオリジナリティーをどんどん発揮します。それが、その子の個性を伸ばすことになり、これからの時代を生き抜くチカラになります。
そこで、ママ・パパに大切にして欲しいのが、輝く個性の芽を育てることです。

子どもの個性を伸ばす年齢別かかわり方のポイント

“子どもの個性を伸ばす”というと、まわりの子よりも秀でた個性をイメージするママ・パパもいるかもしれませんが、大げさに考えないで大丈夫! 個性を伸ばす、年齢別のかかわり方のポイントをお伝えします。

0歳代/しっかり愛着関係を築く

泣いたら抱っこしてあやしたり、「○〇ちゃん」と優しく言葉をかけてお世話をしたりするなど、毎日の触れ合いを通して愛着関係をしっかり築き、親子の信頼を結びましょう。

1歳代/遊びを通して、好奇心を満たす

1歳代は好奇心のかたまり。公園遊びや広場の散策などの遊びを通して、子どもの好奇心を満たしてあげてください。衣類や靴は汚れてOKと割りきって、危険でない限りは自由に遊ばせましょう。

2歳代以降/子どもの個性を認めて受け入れる

個性の芽が出始める時期ですが、どんな個性でも認めましょう。ママ・パパがおおらかに接すると、子どもは安心して個性を伸ばしていきます。

いい個性を引き出すには、「自己肯定感」を高めて!

子どもは成長するに従い、意地悪をするなど“悪い個性”が出てくる子もいます。“いい個性”になるか、“悪い個性”になるかを左右するのが、「自己肯定感」です。自己肯定感とは、自分の価値や存在を肯定できる心の在り方。自己肯定感が高い子は、ポジティブに物事を考えられるので、失敗したり、何か壁にぶつかったりしても前向き乗り越えるチカラを持っています。そして、さらに個性がいい方向に伸びます。
0~4歳は、自己肯定感を育む絶好の時期です。頭ごなしに否定しないかかわり方が自己肯定感を育てるので、しかるのは必要最小限に。抱きしめるなどのスキンシップも、自己肯定感を高めるには効果的です。

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個性というと「サッカーがうまい!」「絵が上手!」など、人よりも秀でたことを想像するママ・パパもいるかもしれませんが、子どもの個性は十人十色。人と比べて評価するものではないとのこと。
インドアだったり、マイペース過ぎたりすると心配という方もいますが、前野隆司先生いわく「そうした子は大器晩成型が多い」とのこと。あせらずに子どもの個性の芽を育ててみませんか。(文・麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)


前野隆司先生
「幸福学」研究の第一人者。著書『「幸福学」が明らかにした 幸せな人生を送る子どもの育て方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン/1500円)が話題に。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授、研究科委員長。ロボット、教育、地域社会、ビジネス、幸福な人生など、さまざまなデザイン・マネジメント研究を行う。

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