SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 幼児の平均教育費は月額いくら?20年間の調査データでわかった現状とその背景

幼児の平均教育費は月額いくら?20年間の調査データでわかった現状とその背景

更新

幼児期においての教育費といえば、園関連の費用に加えて、習い事や通信教育などの教材にかかる費用をイメージする人が多いのではないでしょうか。ベネッセ教育総合研究所の20年にわたる調査から、教育費は減少傾向にあることがわかりました。

こちらもおすすめ→挫折感を与えない。子どもの習い事は「幸福度」があがるかどうかがポイント

幼児一人あたりの平均教育費は、月額約6,000円

以下のグラフは、1995年~2015年の20年間にベネッセ教育総合研究所が首都圏に住む幼児の保護者を対象に実施した調査で、「幼児1人あたりの1カ月の教育費」の結果を示したデータです。

※画像クリックで拡大表示可

幼児1人にかける月額の教育費の平均は、2010年調査で5,829円、2015年で5,960円と、この5年間ではほぼ変化はありませんが、1995年からの20年間で比較すると、2005年をピークに減少傾向にあります。1,000円未満と回答する比率は、1995年には11.3%でしたが、2015年は24.4%と10ポイント以上も増えているという結果でした。

教育費が減少傾向にある背景とは

この背景について、ベネッセ教育総合研究所に聞いてみました。

「どれだけ教育にお金をかけるかは年収の高さと関連しますが、この調査では、この10年間で共働き世帯は増えたのに世帯年収は必ずしも高くなっていないという結果でした。家計に関して財布のひもが固くなっているのかもしれませんし、100円ショップや中古品など、おもちゃなどを安く買える環境が充実してきていることも、理由の一つではないかと考えられます」(ベネッセ教育総合研究所)

やってよかった! ちょっと反省!? 我が家の習い事事情

これから高校、大学と進むにつれて、教育費はどんどん高くなります。家庭でどういう方針で、何にいつお金をかけるのかを考えておくことが大切です。ママたちは、どのように子どもの習い事をセレクトしているのでしょうか。口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた声を見てみましょう。


「『小学校に上がるまでは1つだけ』『小学生になったら2つ』と数の制限をつけ、『毎年違う習い事に変更することはできない』というルールを決めました。自分で『何をいちばんやりたいか』を考えさせ、結果的に選んだスイミングとピアノを続けています」

「幼稚園から6年生でまで、体育クラブに入っていました。まわりには複数の習い事をやっている子が多かったので、私も体育クラブ以外の習い事をさせたほうがいいのか迷いましたが、結局増やしませんでした。結果、正解でした。中学校から、こんなにもお金がかかるとは思いませんでしたから」

「幼稚園のときは、幼児向けの通信教育をやっていました。子どもは毎月楽しみにしていましたし、映像教材や付録のおもちゃが充実していて、いろいろなことに触れるよい機会になりました」

皆さん、よく考えて習い事をセレクトされているようですね。10月から始まる幼児教育・保育の無償化によって、今後は習い事や通信教育などにより教育費をかける家庭が増加することも考えられます。これからの動向に注目です!
(文・酒井範子)

出典:第5回幼児の生活アンケート(ベネッセ教育総合研究所)


■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。
■記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング
関連記事
赤ちゃん・育児の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。