「帆立て貝とかぼちゃのシチュー」大人ごはん&幼児食 電子レンジで取り分けレシピ
時間のないときでもラクに作れて、幅広くアレンジできる電子レンジレシピ。調理の手間がグンと省けて、献立のバリエも広がります。
電子レンジは少量の水分で短時間で加熱できるので、栄養素をあまり損なわずに調理できます。
そんな電子レンジの特徴を生かして、大人用から途中で取り分けて、簡単に子ども分が作れるレシピ、今回は「帆立て貝とかぼちゃのシチュー」をご紹介します。
※参考:「最新!幼児食 新百科」 第6章 賢く手間なしフリージング&電子レンジレシピ 電子レンジで取り分けレシピ #3
取り分けレシピ注意点
レシピは、1歳代の離乳食が終わった子どもでも食べられるように工夫したものです。
2歳代以降は切り方や加熱時間、量を子どもの様子を見ながら調整しましょう。
子ども分を取り分けるときは、かみづらい食材は小さく切ったり、やわらかく加熱して。
幼児期は大人と同じ調理法では、咀嚼(そしゃく)や味覚の観点から無理があります。大人用より味つけは薄味で辛みなどは除いて、アレンジを。
帆立て貝とかぼちゃのシチュー
何度か混ぜるのが、ムラなく加熱するコツ!
●大人1人分:277kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(大人2人+子ども1人分)
帆立て貝柱・・・6個(120g)
かぼちゃ・・・1/8個(120g)
玉ねぎ・・・1/2個(75g)
ゆで枝豆・・・15粒(15g)
牛乳2カップ 生クリーム大さじ1 小麦粉少々 塩・こしょう各適宜
【大人用メニュー:作り方】
(1)帆立て貝柱は厚みを半分に切る。塩、こしょうをして、小麦粉をまぶす。
(2)かぼちゃと玉ねぎは3cmの角切りにする。
(3)耐熱容器に(2)を入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで約3分加熱する。
(4)(3)に(1)と牛乳を加え、端を開けてラップをかけ、電子レンジで約1分加熱する。
(5)(4)をかき混ぜ、再度端を開けてラップをかけ、電子レンジで約1分加熱する。もう一度かき混ぜ、ラップをかけ、さらに約1分加熱する。
(6)(5)を塩、こしょうで味をととのえる。器に盛り、枝豆を散らし、生クリームをかける。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ1】帆立て貝とかぼちゃのサラダ
混ぜるだけで簡単!
●子ども1人分: 47kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
帆立て貝柱・・・1/2個
A[大人用の作り方(3)から、かぼちゃ・玉ねぎ(3cm角)・・・各2個]
●加えるもの
プレーンヨーグルト・・・小さじ1/2
【作り方】
(1)耐熱容器に帆立て貝柱を入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで約1分加熱し、こまかくほぐす。Aのかぼちゃは皮を取り除いて軽くつぶし、玉ねぎは1cmの角切りにする。
(2)(1)をプレーンヨーグルトであえる。
【子ども用メニュー・アレンジレシピ2】帆立て貝とかぼちゃのシチュー
大人用よりあっさりした味わい
●子ども1人分: 98kcal
●このメニューで取れる栄養素:タンパク質・ビタミン類
●乳製品、卵、小麦粉などが含まれる料理です。つけ合わせのアレルギー表示は除きます。
【材料】(子ども1人分)
●取り分けるもの
帆立て貝柱・・・1個
ゆで枝豆・・・2粒
牛乳・・・大さじ2
A[大人用の作り方(3)から、かぼちゃ・玉ねぎ(3cm角)・・・各3個]
【作り方】
(1)耐熱容器に帆立て貝柱を入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで約1分加熱し、粗くほぐす。Aのかぼちゃは皮を取り除き、玉ねぎは1~2cmの角切りにする。
(2)ゆで枝豆は、皮を取り除いて刻む。
(3)耐熱容器に(1)を入れ、牛乳を加えて混ぜる。ふんわりとラップをかけて電子レンジで約30秒加熱し、取り出して混ぜる。再度ふんわりとラップをかけて電子レンジで約30秒加熱する。器に(3)を盛り、(2)をのせる。
■監修・調理/赤堀博美先生(赤堀料理学園院長・管理栄養士)
■撮影/中川朋和(ミノワスタジオ)
●このレシピは、子ども分を途中で取り分けることを前提に、分量を設定しています。
●電子レンジの加熱時間は、レシピに記載しているワット数での目安です。それ以外のワット数の場合の加熱時間は、メーカーにお問い合わせください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●食べられる食材・量には個人差があります。子どもの発達に合わせて、幼児食を進めましょう。
●初めての食材を与えるときは食物アレルギーに注意をして、ほかの食材とは混ぜずに単品でごく少量ずつ与えるのが基本です。
●本記事で記載している内容は、2019年4月現在の情報です。
▼参照:『最新!幼児食 新百科』