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産後に起こる激しい腰痛は「妊娠後骨粗しょう症」が原因!?

更新

ベッドの上の背中の痛みに苦しむ女性
kitzcorner/gettyimages

今回のテーマは妊娠後骨粗しょう症。
ママ・パパたちの間で話題になっていることから時事ネタまで、子育てに関するニュースを掘り下げる、育児雑誌「ひよこクラブ」の人気連載「子育てトピックス」。毎月ネットでもお届けします。

育児は腰に負担がかかる動作が多いため、腰痛に悩むママは多いもの。でも、あまりに痛みが激しいときは、「骨粗しょう症」による骨折かもしれません。「骨粗しょう症」は高齢女性の病気というイメージが強いと思いますが、実は授乳中のママもリスクが高いのです。まだあまり知られていない産後の「骨粗しょう症」について、産婦人科医の善方裕美先生に聞きました。

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日常生活に支障が出るほど腰痛がつらいときは早めに整形外科で検査を

「骨粗しょう症」は骨密度が低下し、骨折しやすくなる状態のこと。高齢女性に多い疾患ですが、実は出産後のママもリスクが高く、「妊娠後骨粗しょう症」という病名があるほど。しかし
認知度が低いため、この疾患だと気づかず、症状が悪化するケースも少なくないのだとか。
そこで、妊娠後骨粗しょう症を長年研究されている、産婦人科医の善方裕美先生に、この病気について教えてもらいました。

「母乳中のカルシウムはママの血液から供給されますが、カルシウムが必要量に満たないと、ママの骨から供給されます。一方、骨は生成と破壊をくり返しているのですが、授乳中はホルモンの働きで古い骨を破壊する機能が活性化し、新しい骨をつくるサイクルが追いつかなくなります。これらはママの骨密度を低下させる大きな原因に。さらに、妊娠前の低栄養、高年齢の出産、育児による体への負荷など、さまざまな要因が加わることで、妊娠後骨粗しょう症を発症すると考えられます。出産直後から半年程度はリスクが高い時期です」

妊娠後骨粗しょう症で骨折した場合は、骨の代謝を整える薬とリハビリで治療を行います。骨の破壊機能を抑制するために、断乳が必要なケースも。「妊娠後骨粗しょう症を放置すると
骨折の連鎖が起こります。複数カ所骨折してから治療を始めると、育児を支障なく行えるようになるまで1年程度かかることも。ですから、早期
の診断と治療が重要です。強い腰痛など体の痛みが続くときは、早めに整形外科で骨折の有無と骨密度を調べてもらい、適切な治療を受けてください」骨密度が低くても骨折がなければ、母乳育児の継続は可能。ただし、サプリメントでカルシウム、ビタミンD・Kを十分に取り、適度な日光浴で骨の強化に努めます。
「妊娠後骨粗しょう症に注意したいのは、母乳育児期間。断乳・卒乳後は骨の生まれ変わる速度が速くなり、妊娠前より骨が強くなります。そのため、将来の骨粗しょう症のリスクが下がるといわれています」

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「妊娠後骨粗しょう症」とは、カルシウム、ビタミンD不足などにより、妊娠・授乳中に骨密度が減少し、骨折しやすくなる状態のことで、一度骨折を起こしてしまうと、次々と骨折の連鎖が起こるため早めに対処することが大切とのこと。つらい体の痛みが続くときは、整形外科で骨折と骨密度の検査を受けましょう。
(取材・文/東 裕美、ひよこクラブ編集部)

■監修/善方裕美先生
(よしかた産婦人科 副院長)
日本産科婦人科学会専門医。女性ヘルスケア専門医。日本骨粗鬆症学会認定医。「妊娠後骨粗しょう症」に関する発表や執筆も多数あり。

ひよこクラブ12月号

12月号の「子育てトピックス」では「チャイルドシートの新安全基準」をとりあげています。

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