コロナで習い事がお休みに…。自粛中にもおうちで予習を!
2人姉妹を育てるママライターの”愛華”です。長女は保育園の年中さん。そろそろ習い事に通わせようといろいろ調べ、無料体験に参加していた矢先に、新型コロナウイルスの影響で全てお休みになってしまいました。
「それなら、習い事に通い始めたときのために少しでも予習になれば」と思い、我が家で取り組んだことをご紹介します。
英語の音楽が自宅のサントラ。英語が身近な存在に。
春から英語教室に通うことを考えて無料体験教室を受け、「ここにしよう」と決めた矢先に、その英語教室はコロナの影響でお休みになってしまいました。そこで、自宅で眠っていた家庭用英語教材を引っ張り出し、できる限りの時間に英語のCDをかけることにしました。
長いおこもり生活で、長女は「もう英語のCDはいい」と言うほど、飽きるくらいに聞きました。時には、他社の無料お試しDVDも織り交ぜながら学習していきました。
すると、緊急事態宣言が解除される頃には、長女はABCの歌をマスターすることができました。そして次女も、つたないながらに一緒に歌っていますし、道でアルファベットを見つけると「ABCだ」と言うようになりました。以前に比べて、確実に英語が身近になったと感じています。
子どもの日には、手紙で欲しいものをリクエスト
国語も勉強させようと、幼児向け学習塾の説明会に参加をしていました。しかし、こちらもコロナの影響により自粛状態になってしまいました。そこで、以前保育園でいただいた“あいうえお表”をリビングに貼ってみました。
かねてから絵本をたくさん読んでいたので、ひらがなを何となく読めるようにはなってきていた長女。今度は「ひらがなを書きたい」と意欲を示しました。無理強いはせず、子どもの気が向くときだけワークを進め、時には1人で“あいうえお表”を見ながら練習。
すると、子どもの日には欲しい物を手紙に書き、祖父母に郵送するまでに成長しました。しかも、文章は自分で考え“あいうえお表”を見ながら1人で書き上げました。欲しい物のあとには、ちゃんと「よろしくね」とまで。これには祖父母ばかりか私も驚きました。今では、近所のお友達にも手紙を書いて、楽しんでいます。
無料の“点つなぎ”プリントで数字にも親しむ
幼児向け学習塾では、算数もお願いしようと考えていました。しかし、もちろん算数の授業もお休みなので、無料でダウンロードできるワークを探し、手当たり次第に“点つなぎ”のプリントを印刷しました。
“点つなぎ”は、数字の順番に線をつないでいくと絵になるようにできています。数字の勉強になるし、線を引く練習にもなり一石二鳥。最初はグネグネしていて、数字の順番は合っていても正直何の絵かわからない状態でしたが、2ヶ月もするとまっすぐ引けるようになり、何の絵か一目でわかるようになりました。
おもしろい取り組みとして、“長女が数字を数えている間に、私が腹筋背筋をする”ことにも挑戦。最初は、腹筋背筋は10回ぐらいしかできませんでしたが、段々と数えられる数字が増えいき、緊急事態宣言解除の頃には、娘が数字を数えている間に各60回もできるようになりました。60回は結構きつくて、私は「ちょっと待って…」と休憩を交え、ヒーヒー言いながらやっていました。
長女を習い事に通わせようと、英語教室や塾を決めた矢先に始まった新型コロナウイルスによる外出自粛。「それなら、予習程度に何かしようかな」と軽い気持ちで始めた取り組みでした。これが、思っていた以上に子どもの興味を引き、そして想像以上の成長ぶりを見せてくれました。何もしないまま習い事に通い始めるよりも、子どもが一日一日の積み重ねで着実に成長していく姿をしっかりと見られたのではないかな、と感じています。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立して、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。