コロナによる休校で、初めての留守番。不安なのは私だけ?
7歳・6歳の年子の女の子と、2歳の男の子を育てるママライター、“いむあみ”です。現在は外勤と在宅ワークを掛け持ちしています。
今回のコロナ禍で小学校が休校になりましたが、夫と私はいつもどおりに出勤。悩んだ結果、上の子2人だけで留守番をさせることにしました。
どうしよう… 子どもたちだけの留守番
これまでは、子どもたちが学校から帰宅するまでに私が仕事を終えるようにしていたため、子どもたちは一度も留守番をしたことがありませんでした。ところがコロナ禍で学校が休校になり、両親とも仕事で出勤。
どうしたらいいのか悩み夫と話し合った結果、2歳の長男は夫の実家へ預けることにしました。しかし、年老いた義母に子ども3人の面倒は負担が大き過ぎる…。そこで、お姉ちゃん2人は人生初となる、子どもたちだけで留守番をさせることにしたのです。
留守番中の不安。それは「急な来客」と「火の元」
わが家の子どもたちはインターホンが鳴るとすぐに玄関へ行ってしまいます。また、電話が鳴ると、誰からなのかを確認することなく受話器を取ってしまうなど、防犯上で不安なことだらけでした。
子どもたちだけで留守番をさせるため、まずは大人がいない時の危険を教えました。わが家の対応策は「インターホンが鳴っても居留守を使い、玄関のドアを開けないこと」と「電話に出ないこと」。
そして、火の危険を説明し、昼食や飲み物、お菓子はダイニングテーブルに用意。キッチンは絶対に立ち入らないことを約束しました。これがわが家の留守番ルール。私が一生懸命に説明すると、子どもたちなりに理解を示してくれました。
親がいないと子どもはやりたい放題!?
とは言え、家に親がいるのが当たり前だったわが子たち。「勉強しなさい! 」「片付けなさい! 」が私の口癖でした。そんな日常ですから、親がいない時間はやりたい放題になるはず。勉強や片付けをせずに、だらだらと過ごすのではないかと不安ばかりです。
そこで思いついたのが「やることリスト」。勉強などやらなければならないことを紙に書き出し「勉強・片付けが済んだら遊んでいいよ」と子どもたちに伝えました。
「やることを時間単位で決める」より「やることが終わったら自由にしていいよ」という方法が、我が家の子どもたちには良いのではないかと思ったのです。「最低限の勉強だけはしてほしい」と願いながら、留守番中でも生活リズムが崩れないように工夫しました。
意外だった!? 子どもたちの過ごし方
長女と次女は年子のせいなのか、お互いのライバル心が強く、いつも姉妹げんかが絶えません。そのため、留守番の間もけんかをして泣いていないかと心配でした。
しかし、いざ2人だけの留守番になると「しっかりしなきゃ! 」という協力心が芽生えたのか、けんかはなかったようです。「次はこれをしようね」「これはできた? 」などお互いに声を掛け合い、終わった後は仲良く遊んでいたそうです。
留守番が楽しかったらしく、2人ともうれしそうに報告してくれました。ダイニングテーブルに準備した昼食やお菓子は、もちろん完食。食べ終わった後のお皿やお菓子のゴミがそのまま散らかっていたことに関しては、この際目をつぶり触れずにおきました。
子どもだけの留守番は、親として心配や不安が尽きません。しかし、思っていた以上にしっかり勉強もしていたし、自分たちで注意し合いながら過ごしていたようです。「言っても聞かない」と思いこんでいたのは私のほう。子どもたちは大事な部分をしっかりと理解していることがよくわかりました。気づかないうちに成長していた子どもたち。初めての留守番は、家族にとって良い経験となり、同時にさまざまなことを教えてくれました。
[いむあみ*プロフィール]
女の子2人と男の子1人の3児のママ。子育てしながら、仕事と家事に奮闘しています。毎日がドタバタですが、家族みんなで笑顔だけは絶やさない毎日を送りたいと思っています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。