悪いことばかりじゃない! 外出自粛が教えてくれた家族の絆
11歳長女、8歳次女、5歳長男、3歳三女の子ども4人を育てる、ママライターの“優空”です。結婚をしたときには将来的に子どもは3人ほしいと思っていたのですが、気付けば4人の子どもに囲まれていました。予想以上に慌ただしくバタバタした毎日ですが、幸せいっぱい、元気いっぱいに暮らしています。
そんななかで発表された、新型コロナウイルス感染拡大防止のための、外出自粛要請。もともと在宅ワーカーの私に加えて、夫も在宅勤務となり…。
自粛しすぎ!? 在宅勤務で外出ゼロに
普段は電車通勤をしている夫は、4月の外出自粛要請の発表により会社からの指示で在宅勤務となりました。子どもが4人いるので、夫には絶対に感染してほしくないと思っていた私はホッとひと安心。
幸い夫はパソコンを使った作業が中心で、自宅でも特に不便もなく仕事をしているようでした。ただ、2週間も在宅勤務が続くと、家から一歩も外に出ない夫の健康面がだんだん心配になってきました。家にこもりっぱなしの生活では体にも精神的にも良くないと思い、太陽の光を浴びて体を動かす機会を作ることにしました。「朝の早い時間に皆で公園に行かない? 」と家族に提案。
すると子どもたちは「公園で遊ぶんやったら行きたい! 」と大はしゃぎ。夫も「せやな。最近体のあちこちが調子悪いねん。行こうか」とあっさり賛成してくれました。
早朝の公園でリフレッシュ! 子どもと本気の鬼ごっこ
さっそく翌朝5時15分に起きて、家族そろって近所の公園へ出発。早朝の公園は人の姿がなく、とても静かでした。普段見る景色とは少し違った雰囲気に、不思議な感じがしました。
子どもたちに「何して遊ぶ? 」と聞くと「鬼ごっこ! 」とのこと。そこで、家族全員で鬼ごっこをしたのですが、11歳の長女と8歳の次女が予想以上にすばしっこくてなかなか追いつきません。
初めは遊びのつもりが、次第に大人は本気モードへ。ハーハーヒーヒー言いながら、大人も子どもも夢中で鬼ごっこを楽しみました。「こんなに本気で走り回って遊んだのはいつぶりやろう? 」と思い返しても、遠い遠い記憶でしかありませんでした。
外出自粛も良い経験に。家族の時間を満喫!
子どもたちの楽しそうな笑顔にうれしくなると同時に、こんなふうに子どもたちと同じ目線で遊ぶことも、大切なことだと感じました。
それからはほぼ毎朝、公園に行くようになりました。空も青くて緑もきれい。メキメキと心も体も元気になっていくようでした。夫婦ともに在宅勤務に変わり、子どもたちが休校・休園になったからできたことだと思います。
夫も「太陽の光を浴びたり、子どもと走り回ったりするのもいいもんだね。子どもともいっぱい触れ合えるし、夫婦の会話も増えてうれしい。外出自粛も良い経験やったかもしれんな」と笑顔で言ってくれました。親子の絆・夫婦の絆が強くなったように思います。
実は、私たち夫婦はコロナ離婚の危機も経験し、コロナ禍では戸惑うこともありました。しかし、家族で同じ時間を過ごす機会をもらい、良い面もありました。子ども4人が私たち夫婦のもとに生まれて来てくれ、楽しい時間を過ごせることが本当にうれしく、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。外出自粛が解除され少しずつ日常が戻ってくると、早朝の公園へ出掛けることは難しくなりました。しかし、別の形で家族の時間を大切にしていきたいと思います。
[優空*プロフィール]
夫と11歳、8歳、5歳、3歳の4人の子どもで、わいわいにぎやかに暮らしています。妻であり母ですが、自分自身も大切。笑顔いっぱいの人生を送ることが、私にとって幸せな生き方。「今日も笑顔でにこやかに」をモットーに。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。