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新型コロナ・インフルエンザウイルス、家庭内に持ち込まないようにするには!?【専門家】

子供と大人が手を洗っている
※写真はイメージです
Choreograph/gettyimages

新型コロナウイルスの流行に伴い、家庭内での感染対策に気を配っているママやパパは多いと思います。しかし、時には間違えた感染対策をしていることも! 乳幼児がいる暮らしに詳しい、ママさん助産師&保健師の中村真奈美先生と、メーカー担当者に正しい感染対策について話を聞きました。「新型コロナだけじゃない、秋冬の感染症対策」連載3回目です。

インフルエンザ、新型コロナの家族感染を防ぐには、ウイルスを家庭に持ち込まないことが基本!

インフルエンザも新型コロナウイルスも家族感染を防ぐために必要なのは、ウイルスを家庭に持ち込まないようにすることです。そのためには、どうしたらいいのでしょうか。

「まず基本となるのは、大人も子どもも手洗いとうがいです。外から帰って来たら、必ず手洗いとうがいをしましょう。調理前、食事の前、トイレのあと、おむつ交換のあとなども手を洗います。
1.手のひら
2.つめ
3.親指のまわり
4.手の甲
5.指の間
6.手首
の6つのポイントを意識しながらていねいに洗ってください。手洗いやうがいができない赤ちゃんの場合は、おしぼりで手をふいてあげてもいいでしょう」(中村先生)

厚生労働省では、手や指に付着した新型コロナウイルスは、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんやハンドソープを使い10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせると発表しています。
「北里研究所では、2020年4月国内複数企業に製品サンプルの提供を求め、同意が得られた企業の製品を使用して調査をした結果、新型コロナウイルス感染症予防に有効なハンドソープなどを発表しています。HPで公開されているので、参考にしてもいいでしょう」(中村先生)

部屋に入る前には手指消毒をするなど、家族でルールを決めましょう

インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスは、接触感染でうつるので家の中では、階段の手すりや洗面所・トイレなどの水栓レバー、リモコンのボタンなど、家族が触れるものには注意が必要です。そこで大切なのが手指消毒です。

「帰宅したとき、家族みんなが触るのがドアノブです。ドアノブも感染源になるので、玄関に着いたら、部屋に入る前にアルコールなどで手指消毒をしたほうが安心です。

また使用済みのマスクも感染源になるので、使い捨てマスクは、部屋に入る前にゴムの部分だけを持ってはずし、子どもが触らないようにビニール袋などに入れて密封し、ゴミ箱に捨ててください。
家庭内にウイルスを持ち込まないように、マスクを捨てるゴミ箱やアルコール消毒を玄関先に用意しておくのもいいでしょう。家族でルールを決めることが大切です」(中村先生)

アルコール消毒は、濃度60%以上が目安! ただし引火や肌荒れには要注意

新型コロナウイルス感染症の予防として推奨されているのが、アルコール消毒です。アルコール消毒は、インフルエンザ予防にも効果があると言われています。しかし市販されているアルコール消毒はさまざま。選ぶ基準は!?

「厚生労働省では、濃度70%以上のアルコール(エタノール)を推奨していますが、 60%台のアルコールによる消毒でも一定の有効性があるとしています。そのためラベルをよく見て、アルコール濃度を確認してください。アルコール濃度が60%以上の商品には “火気厳禁”と記されています。またアルコール消毒は、乾いた手で行わないと効果がありません」(中村先生)

ただしアルコール消毒には、デメリットもあります。

「アルコール濃度が高いと引火の危険性があるので、火気の近くでの使用や、車内など高温になりやすい場所に置いておくのはNG。火災につながることもあります。
またアルコール消毒は、肌がデリケートだとかぶれることもあります」(中村先生)

アルコール以外の消毒にも注目が。メーカーに聞く

消毒・除菌成分にはアルコールだけでなく、次亜塩素酸ナトリウムなどいくつか種類がありますが、そのうちのひとつ「クロラス酸」が今、話題になっています。
クロラス酸は、食品工場や医療施設など、確かな効果が求められるプロの現場で使用されてきたウイルス除去・除菌成分。アルコールでは効きづらい、ノロウイルスにも効き目があると言われています。

クロラス酸を配合したウイルス除去・除菌剤「クロラスバリア」のメーカーによると、
「クロラス酸は、食品添加物殺菌料の主成分として安全性と有効性がきちんと検証されており、どなたにもお使いいただけます」(レック株式会社研究開発課 小松高明さん)とのこと。

クロラス酸は、分解して消失しやすい特性があるため、今までは一般消費者向け製品としては発売されてはこなかったが、が原料メーカー協力を得て「容器仕様や製造プロセスを工夫して品質安定化を実現」(小松さん)、商品化に踏み切ったとのこと。

クロラス酸製剤は水性のため、アルコールのように引火する危険性はありません。
また、アルコールより水分の影響を受けにくく、次亜塩素酸ナトリウムよりも汚れの影響を受けにくいのが特徴。


キッチンや洗面所の水洗レバーなどから感染が広がることを考えると、水まわりやトイレなど場所を選ばずに使えるのはメリットと言えそうです。


お話・監修/中村真奈美先生 取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部

新型コロナウイルスなどの接触感染を
心配して「遊具などに触るから、公園
などには連れて行きたくない」と考え
るママやパパもいるのではないでしょ
うか。「低月齢の場合は、ママが心配ならば家庭内で過ごしてもいいでしょう。公園などに行く場合は、遊ぶ時間や場所を考えたり、遊んだあとは手を洗ったり、手を洗えない場所では手指消毒をして、感染リスクをぐっと減らしながら、子どもの健やかな成長のためにおうちの外で遊ぶ時間もあっていいと思います」と中村先生は言います。

中村真奈美先生(なかむらまなみ)

Profile
助産師・看護師・保健師。総合病院、育良クリニックで勤務。2010年から開業助産師として母乳ミルク相談訪問やベビーマッサージ教室、発達を促す遊びクラスを開催。行政委託の新生児訪問、母親学級、卒乳教室講師も行う。現在オンライン&出張専門くるみの助産院として、オンライン相談も行っている。著書に「ママとあかちゃんがぐっすりねむれる本」(日本文芸社)

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