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「先回りママ」から卒業! 「待ち上手」なママになるための5つの心得

母と娘
S_Kazeo/gettyimages

「子どもに失敗させたくない」「自分がやってあげたほうがラク」などの気持ちから、つい、子どもへの関わりが“先回り”になっていませんか? そのときは時間がかかるけれど、子育てには「待つ」ことが大切と言われています。“待ち上手”になるにはどうしたらよいのか、子育てアドバイザーの長島ともこさんに紹介してもらいました。

長島ともこ
フリーエディター、ライター。育児、妊娠&出産、教育分野を中心に書籍、雑誌、WEBの編集、執筆に携わる。著書に『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』、『卒対を楽しくラクに乗り切る本』がある。認定子育てアドバイザー、All About「子育て・PTA情報」ガイド。2児の母。長島ともこホームページ

「先回りママ」がついやってしまいがちなNG行動はコレ!

「自分で考え、自分で行動できる子になってほしい」。多くの親は、わが子に対してこのような思いを抱いていることでしょう。

しかし、わが子を大切に思うあまり、つい先回りして言葉をかけたり、なんでもやってあげたりしていませんか? 以下「先回りママ」がついやってしまいがちな行動を紹介します。

・「早く!」と子どもをせかし、子どもがやるべきことを親が全部やってしまう
園に行くときや家族でお出かけするときなど、子どもの支度が遅いと「早く早く!」とせかし、準備を親がしてしまう。子ども自身が「早く支度しよう」と思っているそばから親にせかされても、子どもの心には響かないことが多いようです。

・問題の解決法をすぐに教えてしまう
子どもがパズルで最後の数ピースを埋められずに困っているとき、「こことここよ」などとすぐに教える、砂場で砂山がうまく作れずにいるときに、「こうすればいいのよ」と手出しするなど…。問題の解決法をすぐに教えてしまうと、子どもは「ママがやって〜」と、なんでも頼るようになってしまいます。

・子どもの「意見」を聞かず、指示出しが多い
「今日は寒いから、〇〇と△△を着ていきなさい」「あなたは運動神経があまりよくないようだから、園の体操クラブに入って体を動かしなさい」など、親が指示を与えてばかりの状態は、“先回りママ”の典型的パターンです。

・子どものお友達関係に口を出す
「同じクラスのA君は、お友達に手が出ることがよくある」といった噂をうのみにし、「A君と遊んじゃだめよ」などと、くぎをさしたりするのもNG。子どもの主体性をうばってしまうことにつながりかねません。

「待ち上手」なママになるための5つの心得

子育てにおいて、子どもの行動が危険につながる場合は素早い対処が必要ですが、そうでない場合は、「待つ」ことが大切です。

子どもは子どもなりに、常にいろいろなことを考えています。親からみたら無意味に思えたり、「なんでもっと早くできないのかしら」とイライラしてしまったりするような行動にも、何かしら理由があるものです。

その理由が、「今はやる気になれないから」「見たいテレビがあるから」など未熟な内容だとしても、親が待つことで、子ども自身が「自分で考える経験」を重ねることができ、主体性や、自分で考える力が育まれていきます。

「待ち上手」なママになるための5つの心得を紹介します。

1 子どもが「選ぶ」機会を意識してつくる

「今日は何を着ていく?」「夜ごはん、何が食べたい?」「どの絵本を読んでほしい?」など、ささいなことでも子どもに選ばせる機会を意識してつくりましょう。子どもが迷っていたら、
「じゃあ、○○と××、どっちにする?」など、二者択一でもOK。「自分で選ぶ」体験を積み重ねることで、考える力を養うことができます。

2 子どもの気持ちを尊重する

「まわりのお友達が新しく習い事を始めた」「まわりの友達の間で〇〇の遊びが流行っている」などと聞くと、親はどうしても、「じゃあうちの子も」と思ってしまいがち。しかし、いちばん大切なのは、子どもの気持ちです。親は子どもの気持ちを尊重し、まわりに流されないようにしましょう。

3 子どもに命令するのでなくヒントを与える

子どもの動作が遅い、または無駄な動きが見られる場合は、「こうしなさい」と指示や命令をするのでなく、「ママはこういうふうにしたら、うまくいったわよ。〇〇ちゃんも、ちょっと試してみたら?」など、ヒントを与えるようにしましょう。それでうまくいったら「うわぁ、うまくできたね」とほめてあげましょう。

4 困っているそぶりを見せたら「ママは何をしたらいい?」と聞いてみる

子どもが、少し頑張ればできそうなことに挑戦しているときは、その様子を見守りましょう。困っているそぶりをみせたら、「今、どんな状態なの?」「〇〇ちゃんはどうしたいの?」「ママは、なにをすればいいの?」と聞き、子どもが自分の状態を客観的に知ることができるようなお手伝いを重ねていきましょう。

5 失敗を叱らない、責めない

子どもが自分で取り組んだ結果、失敗したとしても、叱ったり責めたりせず、「次はどうすればうまくいくか」をいっしょに考えましょう。

「待ち上手」なママが子どもを伸ばす!

忙しい現代は、何でも早くできたり器用にできたりする子のほうが、ゆっくりな子・マイペースな子よりも「良い子」と思われる傾向が強いように感じます。

このような風潮を受け、親はどうしても目先の結果を追い求めてしまいがち。しかし、将来、自分で考えられる子にするためには、子どもの選択や、子ども自身がやろうとしていることを「待つ」ことが大切です。

自分の頭で一生懸命考える機会を子どもにたくさん与え、見守り、待つことで、子どもはうまくいったり失敗したりを繰り返しながら、「次はこうしよう」と主体的に考えられるようになります。

もちろん、「子どもを連れて〇時までに△△までに連れていかなくてはいけない」など、時間最優先の大事な用事があるときは、「今日は忙しいからお手伝いするね」などと説明すればOK。

基本は「待つ」姿勢を貫きながらも、時と場合に応じて柔軟に対応しながら、「待ち上手」なママをめざしましょう。

仕事に家事に子育てに…。忙しい日々の中でも、子どもを「待つ」「見守る」を心のどこかで意識するよう心がけることができたらよいですね。

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