【妊娠7ヶ月】ママの体と赤ちゃんの変化は?この時期にやることは?
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妊娠中期と呼ばれる妊娠7ヶ月(24週~27週)は、大きくなったおなかであお向けに寝るのがつらくなり、妊娠線もできやすくなります。赤ちゃんは羊水の中でぐるぐる元気に動き回っています。今回は妊娠7ヶ月の赤ちゃんとママの体の変化について、産婦人科医の小川隆吉先生に解説していただきました。
※ママの体の変化、赤ちゃんの様子には個人差があります。
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歯周病に注意。口内ケアを怠らないで
ホルモンの影響で充血しやすくなるため、歯ぐきからの出血や鼻血が起こりやすい状態になります。そのほかにも、妊娠中ならではの様々な体の変化が現れてきます。
乳輪部分は黒ずんできます
乳輪部分の色素沈着が進み、黒ずんできます。
妊娠線ができやすくなります
おなかが大きくなるのに伴い、皮膚が引き伸ばされて皮下組織が断裂し、妊娠線ができや
すくなります。体の重心のずれやおなかの重みで、腰痛や背中の痛みが出やすくなります。
骨盤の関節が緩み腰痛が強くなる場合も
おなかの重みやホルモンの影響で骨盤の関節が緩み、腰痛が強くなることも。無理のない動作を心がけて。
この時期やっておきたいこと
妊娠7ヶ月になったら、以下のことをやっておきましょう。
☑体重管理とともに、塩分、糖分のとりすぎに注意する
☑安定期の今のうちに、ヘアカットを済ませる
☑育児グッズのリサーチ開始
☑産後、職場復帰する人は、保育所探しを始める
体調は、ココをチェック!
妊娠24週~27週:このころの赤ちゃんの変化は?
妊娠7ヶ月の赤ちゃんは、羊水の中でぐるぐる動き回っています。さらに、以下のように変化します。
・脳の発達がさらに進み、体全体の機能をコントロールするようになります。
・耳や目で得た情報を脳へ送る伝達経路が完成します。
・羊水の中で回転して、自分で向きを変えられます。骨盤位(さかご)になることも。
・皮膚から血管が透き通って見えることが少なくなります。
・目のレンズ部分が現れ、時々まばたきをします。
・頭殿長(頭からおしりまでの長さ)が妊娠27週末で約38㎝。体重約1200gになります。
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妊娠7ヶ月は、おなかの重みで腰痛が強くなる人もいます。寝る時は、仰向けよりも横向きで寝る方が楽でしょう。おなかがより大きくなる時期なので、妊娠線ケアを忘れずにしましょう。妊娠中期もいよいよ終わり。妊娠後期に入ると、お産入院や・育児グッズを本格的にそろえ始めるので、出産祝いでリクエストする物と合わせて今のうちにリサーチを。(文・たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
1975年日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
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