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【専門家監修】「これは嫌い」と決めつけないで! 子どもの「好き嫌い」を解決する5つのポイント

更新

かわいい女の子のテーブルでほうれん草とブロッコリーを食べて
Sasha_Suzi/gettyimages

多くのママやパパが悩まされる、子どもの食事の「好き嫌い」ですが、いろいろな方法を試す前に「これは嫌いなもの」と決めつけて、あきらめてしまっていませんか?
実際には、食事のときのちょっとした工夫で「好き嫌い」が改善することも。
そこで今回は、管理栄養士の太田百合子先生に、「好き嫌い」がなくなる5つのポイントを聞きました!

「好き嫌い」は自我が発達してきたからこその成長の証し

1歳ごろからは味つけ、調理法、食事のときの雰囲気、気分などに左右されて、出されたごはんを食べたり食べなかったりすることがあります。
また、自我が発達すると執着やこだわりが出てきて、「慣れない味はイヤ」「お気に入りはもっと!」と自己主張も強くなります。
ママ・パパはあきらめず、食べない食材も食べるチャンスをつくってみてくださいね。

「好き嫌い」がなくなる5つの解決ポイント

ここから「好き嫌い」がなくなる5つのポイントについて紹介します。

1) ママやパパが率先しておいしそうに食べてみること

子どもには「新奇性恐怖」といって始めてみるもの、味わうものは怖いと感じることがあるので、周りの人の励ましや応援があると、しだいに見慣れて食べられるようになるものです。
一緒に食卓を囲むママやパパが「〇〇おいしいね」と言いながら食べている様子を見せると、子どもも「ちょっと食べてみたい」という気持ちになるはずです。

2) 食べる意欲を盛り上げられる食卓の演出を考えること

子どもの好奇心をそそるような演出も効果的です。子どもと一緒に食材を星やハートなどに型抜きをしたり、ご飯にふりかけを一緒にかけたりと、ちょっとひと手間を加えて工夫をしてみて。
お気に入りの食器やスプーンなどを選んでもらってもいいでしょう。また、料理を弁当箱につめて床にシートを敷いてピクニック気分にすると、いつもの食事が楽しくなります。

3) 嫌いと決めつけず、根気よく工夫をすること

子どもは気まぐれ。味、かたさ、見た目などのちょっとした変化で食べ物の好みは変わります。ママやパパは「これが嫌い」と決めつけないで。
味覚はいろいろな味、香り、食感などを体験することで広がっていくものです。
一度嫌がったものも、変化をつけると食べることがあります。
ただし、何度かトライしてもダメなら、それ以上は無理しすぎないで。同じ栄養価のあるほかの食材を食べさせればOKです。

4) 買い物やお手伝いで好奇心を刺激してみること

好き嫌いがあるというより、食べること自体にあまり興味がない子もいます。そんな子には、無理に食べさせようとするのではなく、「食べるのって楽しい!ということを教えてあげて。
「大人と一緒に何かをする」が楽しい時期なので、買い物のときに野菜を一緒に選んだり、目の前でおにぎりを握ったりして、「食べる」以外で好奇心を刺激するかかわり方を工夫してみましょう。

5) 「ベーっ」と出してもしからないこと

子どもが食材を「べーっ」と出すと、すぐに「これ嫌い?」とうろたえたり、逆に「ダメでしょ!」としかったりしていませんか?
もしかすると、食材が固過ぎたり、パサパサしていたりして、食べにくいことが原因かもしれません。そういった場合は、誤嚥・窒息予防のためにもむしろ出したほう安心です。
あるいは、関心をひくためにわざとしているようであれば、「いやだな」と大人が困っていることを伝えたり、「お腹がいっぱいならごちそうさまね」と言って片づけたりしましょう。

【先輩ママに聞いた!】子どもの好き嫌い、こうやって乗り越えました

「苦手なものをいちばん初めのおなかがすいている時にほんのちょっと、一口食べたらよし!としていて、それを続けるうちに、苦手だったにんじんやブロッコリーを今ではおやつ代わりにがっついて食べています」

「無理強いはせず、おかずをこまかくして少しごはんに混ぜたり、野菜をみじん切りにしてハンバーグ、卵に混ぜて焼いたりするなど、なんとか栄養は偏らないように気をつけています」

※「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋

コレやっちゃダメ! ママやパパの食生活は大丈夫?

ママやパパの食生活が、子どもの「好き嫌い」の原因になっていることも…。
食事時間には空腹が大切なので、大人も食事時間を規則的にし、間食回数や量が多くならないようにしましょう。
使う食材が限られていたり、調理方法がワンパターンだったりする場合は、子どもの食体験を狭めてしまうので、家族の食生活を見直しましょう。

「好き嫌い」解決メニューのヒント

子どもの食事の「好き嫌い」を解決するための、メニューのヒントを太田先生に聞きました。以下の項目をぜひ試してみて。

□子どもが食べやすい大きさ、かたさに
子どもがごはんを食べられないのは、食材が大きすぎたり、かたすぎたりして飲み込めないからかもしれません。まだ歯が生えそろっていないので、葉野菜や根菜、肉、魚など食材によって、子どもが食べやすい切り方、形を工夫するといいでしょう。
噛む力は弱いので、やわらかく加熱したりとろみをつけましょう。

□調味料をうまく使って
味や香りを嫌がるなら、ケチャップやマヨネーズなど子どもが好きな調味料で味に変化をつけましょう。

□刻んで、ほかの食材と混ぜて
葉野菜やピーマンなど食べづらい食材を嫌がるときは、刻んでハンバーグやクリームソースに混ぜて食べやすくすると食べてくれる場合もあります。

いかがでしたか? 今まで食べられなかった食材も、食事を作るときのちょっとした工夫で、食べられるようになるかもしれません。ぜひ、子どもの食べる意欲を引き出すための参考にしてみてください。

(文/大月真衣子、ひよこクラブ編集部)

監修/太田百合子 先生

初回公開日 2019/08/16

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