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【専門家監修】子どもの「遊び食べ」「好き嫌い」に、すぐできることを専門家に聞きました

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かわいい小さな男の子、お母さんにエサ、昼食のためマッシュ野菜を食べる
tatyana_tomsickova/gettyimages

多くのママやパパが悩まされる子どもの食事。とくに、1歳半ごろになって幼児食が始まるころの子どもの食事のシーンで、“遊び食べ”や“好き嫌い”で悩むことが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、“遊び食べ”と“好き嫌い”にフォーカスして、その解決方法を
管理栄養士の太田百合子先生に聞きました。

<お悩みFile1>遊び食べをしてちゃんと食べてくれない!

食べ物を手でぐちゃぐちゃにしたり、スプーンやフォークで机をたたいたりするなど、遊びながら食事をとってしまう遊び食べ。
せっかく作った食事はきちんと食べてほしいのがママやパパの本音ですよね。
遊び食べを解決するためにはどうすればいいのでしょうか。

A.気持ちを切り替えてあげるのがコツ

子どもが手で食べ物をぐちゃぐちゃにするのは、食事に関心が出てきた証し。
大人にとってはただ遊んでいるだけのように見えますが、遊び食べは子どもが「自分で食べる」ようになるための第一歩です。すぐに「ダメ」と止めずに、少しは大目にみてあげることも必要です。

1.食事の時間は時間どおり出なくても遊びの区切りで誘って
1歳・2歳は、遊びを中断されると気分が沈んで空腹でも食べないことがあります。少し食事の時間がずれたとしても、食事は遊びに区切りがついたタイミングで誘うのがベター。
「おもちゃの片づけ→手洗い→椅子に座る」というようなルーティンを習慣づけると、気持ちの切り替えがスムーズになります。

2.気が散るものは隠し、大人は途中で席を立たないで
食事中はテレビを消し、おもちゃや絵本は食卓から見えない場所に片づけましょう。食事は「だれかと一緒に」食べることが大切。ママ(パパ)と2人きりのときは、ママ(パパ)が席を立つと気が散ることがあります。子どもの食事中は座っていられるように、事前に段取りを考えておくようにしましょう。

3.遊び食べをやめないときは片づけてOK
1歳の子が食事に集中できるのは10分〜15分程度。遊び食べを始めたら「もう一個だけ食べようか?」などの声をかけて、それでも食べなければ「ごちそうさまね」と確認して食事を片づけて。
2歳代になるとおしゃべりを楽しみながら、40〜50分かけて完食する子も多くなります。

4.手づかみメニューで食べる意欲をアップ!
自分で食べる意欲を育てるために、手づかみしやすいメニューを1品加えて自由に食べさせましょう。スプーンやフォークを使い始めたら、すくったり刺したりして食べるメニューもプラスして。
こぼしても片づけやすいように、椅子の下に新聞紙やビニールシートを敷いておくといいでしょう。

【先輩ママに聞いた!】子どもの遊び食べ、こうやって乗り越えました

「お皿や器をいつもと違うものに変えたり、おかずにピックを刺したり、ごはんは形を変えてふりかけかけて…など。
かわいくしたりキャラのピックやお皿にしたりで、いつもより楽しそうに食べていました。
一緒に食べて競争したり、取りあえず楽しいごはんタイムにするようにしています」

「おなかがすいてないとうちの子は遊んでいたので、外遊びをさせてからあげてみたり、遊ぶようならさっさと片づけたりしていたら夜にはガツガツ食べたりしていました」

<お悩みFile2>好き嫌いして嫌いなものは口からベーッと出す!

好き嫌いをする子の中には、好きなものばかりを食べたり、嫌いなものは断固拒否で全く食べてくれなかったり…。
栄養のバランスを考えて、好き嫌いなくなんでも食べてほしい、と思うママ・パパは多いですよね。
好き嫌いを解決するためにはどうすればいいのでしょうか。

A.工夫して根気よく食べさせてみよう

1歳代は記憶力が発達し、自己主張も出てきます。そのため、初めての食材を嫌がったり、一度嫌だよ思ったものは頑固に食べなかったりすることも。
ただ、子どもの好き嫌いは調理方法や楽しい食事の雰囲気などで改善されることもあるので、トライしてみましょう。




1.ママやパパが食べておいしさを教えよう
子どもは初めての食材に警戒心を持ちやすく、食べるのを嫌がることも。初めてのメニューはママやパパがおいしそうに食べてみせると、子どもも「食べてみようかな?」という気持ちになります。

2.楽しい演出で食べる意欲を盛り上げよう
料理の盛りつけも、好き嫌い解消の重要なポイント。苦手な食材でも、星やハートなどの形にすると、思わず手を伸ばしたくなるものです。
また、お子さまランチ風のワンプレートに盛ると気分が変わり苦手なものも食べてくれることがありますよ。

3.調理を見せたりお手伝いをお願いしたりして
食べることに興味がなく好き嫌いをすることもあります。そこで、食に対する好奇心を刺激するかかわり方を一工夫。
目の前でおにぎりをにぎって見せたり、食器やお箸を並べるなどの簡単なお手伝いをお願いしたりするといいでしょう。

4.「嫌いなのね」と決めつけはしないで
子どもは味、かたさ、見た目などちょっとした変化で食べ物の好みが変わります。だから、一度食べなかったものを「嫌いなのね」と決めつけることはせず、苦手な食材も味や盛りつけなどを工夫しながら根気強く食卓に出し続けましょう。

5.食べ物をベーッしても過剰反応はNG
食べ物をベーッと出すのは、ママやパパとかかわりたい気持ちの表れ。やめさせようとして過剰に反応すると、エスカレートしてしまうことも。
「ダメよ」と注意しても繰り返すなら、食べさせるのはあきらめて次回に期待。お皿も片づけてOKです。

【先輩ママに聞いた!】子どもの好き嫌い、こうやって乗り越えました

「離乳食時代はなんでもモリモリ食べてくれていたのに、2歳になり葉もの野菜、にんじん、ブロッコリーなどいっさい食べてくれなくなりました。
野菜不足が気になり、いろいろ試した結果、うちはバナナ大好きっ子なので、最近は毎朝、バナナと葉もの野菜を入れたグリーンスムージーを作っています。
あとは、そのスムージーをそのまま使ったパンケーキ。ものすごい緑のパンケーキですが、バナナの甘さがいいのか、モリモリ食べてくれます」

「食が細い息子でしたが、大人と同じ味付けにすると、以前より少し食べるようになりました。
食べるときは大皿から取り分けるようにしています。みんなと同じものを食べていると、うれしいみたいです」

子どもの成長過程だとわかってはいても、毎食“遊び食べ”や“好き嫌い”が続くと困り果ててしまいますよね。
そんなときはぜひ、今回ご紹介した内容から解決の糸口を見つけてみてください。ただし、必要以上に悩む必要はありません。どうしても不安なときは、かかりつけ医や地域の相談窓口で質問してみてくださいね。

(文/大月真衣子、ひよこクラブ編集部)

参考/1才2才のひよこクラブ2015年夏秋号「「幼児食の困った!! まるっと解決アンサー」

■文中のコメントはすべて、「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です。

監修/太田百合子 先生

初回公開日 2019/07/12

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