「おこもり正月で太った~!」という人必見!アラフォーでも太りにくい体に変われる5つのポイント
おこもりで気になるのが正月太り。今回は、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられたダイエット体験談をお届けします。さらに、日本東洋医学会専門医の大谷かほりさんに太りにくい体づくりについて聞いてみました。
アラフォーのダイエットは試練の連続
■3kgの体重減に成功!
「40過ぎからkg体重が増えたので、食べる量は変えずに毎日ウォーキングを30分して元に戻しました。もう少し落としたくて、ゆるーく糖質制限。夕食は白米をほぼ食べず、たんぱく質を多めにして昼前と夕飯前に腹持ちのいい低糖質のハイカカオチョコ2粒を食べています」
■マスク生活のおかげで食べる量が減った
「フルタイム勤務で、ずっとマスクしているので、間食しないというかできないというか…。せいぜい飴を1個食べるか、お茶を少し飲むくらいなので、コロナ前より食べる量は減りました。昼食も休憩室で素早く食べるので自ずと量も少なくなってきました」
■仕事が忙しく体重減に
「私の場合、仕事を始めたことでやせました。競歩ぐらいの速さでレジに向かったり、お客様に接客したりしていたので、いつの間にか3kg減っていました」
■ダイエットしているのにkg増
「ダイエットを決意し1か月過ぎましたが2Kg増。1年で10kg減が目標だったのにまさか増えています。今までまったく運動をしていなかったので、週3回のホットヨガ、ウォーキングなど運動量を増やし、食事は朝しっかり、昼腹8分目、夜はサラダ。間食も週に2回に減らし、カロリーの低いものにしたのに…」
■空気吸っているだけで太ってる?!
「結婚、出産でブクブク太り、腰も痛くなってきたので、ダイエット決行!1か月で2.5kg痩せた!でもそこからなんですよねー。今や停滞期。空気を吸っているだけで太るんだもん」
太りにくく、痩せやすい体づくり
大谷かほりさんに太りにくい体づくりについて話を聞きました。お正月明けから生活をリセットして、太りにくい体づくりにチャレンジしてみませんか?
「アラフォー世代は仕事や家庭で重要な役割を担うことが多く、食事が不規則だったり遅かったりするほか、運動する時間が取れなかったり疲労がたまっていたり、ストレスで知らないうちに食べ過ぎるということも起こりがちです。
疲れにくくエネルギーを効率よく消費する体にするには、東洋医学の『五臓』でいう腎気を消耗せず養うことが大切です。
疲労と冷えは腎を消耗するため、しっかり休憩や睡眠を取る、強すぎない運動で筋肉をつけることです。そして、体を冷やさないよう食事内容や服装、環境を見直し、こまめに立って動くなど、日頃の養生を心がけるといいでしょう。
食事は、『ばっかり食べ』をしないことです。たとえ体にいいとされる食材でも、まんべんなく栄養が摂れないと、どんなに食べても満たされないので空腹感が強まり、過食やリバウンドにつながります。
運動は、話し続けていたら息が上がって続けられない程度の『ややきつめの運動』を、1日トータルで30分、週2回からスタート。1週間で180分が理想ですが、慣れてきたら徐々に日数を増やしていくといいでしょう。
該当する運動としてはスロージョギング、サイクリングなどがあげられますが、体幹を鍛えられて運動強度が同じであれば、早歩き、階段昇降やスクワット、軽い筋トレでもOKです。ダイエット中でも、筋肉が増えると体重は一時的に重くなります。体重よりも全体の体型に注目し、あきらめずに運動を続けていれば、自然と脂肪を燃やしてくれる、太りにくい体を手に入れることができます」(大谷かほりさん)
太りにくい体を手に入れるための生活習慣
Point1 夕食は20時までに食べる
20時以降に食べると、内容が同じでも20時前に食べるのと比べて太りやすくなります。夕食は早めに食べましょう。
Point2 たんぱく質と一緒に温野菜を食べる
低脂肪高たんぱくの食材は、筋肉をつくり代謝を高めるのに有効。代謝にはビタミン・ミネラルを必要とするため、野菜、海藻なども必須です。サラダは体を冷やし、思うほど野菜の量も摂れないので、鍋物やスープ、シチュー、重ね煮、タジン料理、蒸し料理、グリル料理などで、たんぱく質と一緒に温野菜を取るのがオススメです。
Point3 甘い飲み物は摂らないほうが◎
ぶどう糖果糖液糖や人工甘味料などを含んだジュースなどは糖分が多く、固形物でないゆえに腹持ちもしないためダイエットに大敵。手づくりの健康スムージーでも、毎日飲むと体が冷えることもあるので要注意。
Point4 ばっかり食べはしない
体によいものでもばっかり食べはNG。極端な食事制限や、パンだけ・おむすびだけ・ソバだけのような炭水化物だけの食事も同様です。バランスよく食べないと、食べ過ぎていないのにもかかわらず、脂肪としてため込む結果に。
Point5 しめつける下着は代謝が悪くなるので避けて
体型を気にして、体をしめつける下着をつけると、血流が阻害されて代謝が悪くなります。また、筋肉も発達しにくく、むくみやすくもなりますから、体が冷えますます太る悪循環になるので注意して。
忙しいと夕飯が20時すぎ、昼食は手軽に食べられるおにぎりやサンドウイッチということも。今回の先生のアドバイスは反省することばかりです。太りにくい体を手に入れるために基本的な生活の見直しが大切ですね。(文・酒井範子)
大谷かほりさん
東京女子医科大学東洋医学研究所助教。日本小児科学会専門医、日本東洋医学会専門医、インフェクションコントロールドクター。東京女子医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学東医療センター小児科入局。3.11の体験から高度不妊治療を決意、出産を経て2014年より現職。雑誌「母の友」(福音館書店)で「心も体もお大事に 東洋医学のお話」を連載中。
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。