家電女優・奈津子 新作ダイソン&バルミューダ掃除機ガチレポ。メリットとデメリットを解説
忙しいママたちに今回もぴったりな家電! タレント・女優で新米主婦の奈津子さん。元アイドルながら、家電が好きすぎて、家電製品アドバイザーの資格も取得。そんな家電を愛してやまない奈津子さんの連載「忙しいママ・パパ向け、家電女優奈津子のおきらく家電ライフ」第11回。
家電女優の奈津子です。今回は「ダイソン」と「バルミューダ」の話題の新作コードレス掃除機を、実際に私が使い倒している感想と混えて詳しくご紹介します。毎日の掃除の“相棒探し”として是非参考にしてくださいね。
狭い部屋でも使いやすい、ダイソン史上最軽量のコードレス掃除機。
まずは今年10月上旬に発売された「DysonMicro 1.5kg」(メーカー公式価格:64,900円)から。※編集部調べ
スタイリッシュなデザイン。
本機はこれまでの“ダイソン=重い”という概念を覆す製品で、とにかく軽いんですね。パワフルな吸引力はもちろんのこと、吸い込んだ微細なゴミは逃さず99.99%をダストボックスに閉じ込めるのでお子様がいる家庭でも安心です。
ダイソンなのに、簡単に持ち上げられちゃう。
軽いからこそエアコンの上やフィルター、階段や棚の上など持ち上げて使えるのが最高。スティック部も従来よりも短めの設計なので机と椅子の間など、狭い部分もかけやすいです。
ボタンにも大きな改革が。
軽量以外の大きな特徴としては、操作がボタン式になったこと。これまでのダイソンのコードレス掃除機といえば銃のようにスイッチを押し込む「トリガー式スイッチ」がデフォルトでした。直感的に操作でき、バッテリーの節約にもなるメリットがあった反面、長時間使う際には押しっぱなしの必要があり指が疲れてしまう印象があったんですね。しかし、本モデルでは「ボタン式スイッチ」が採用されたことにより手が疲れにくいんです。
ヘッドはダイソン史上最小の「Micro Fluffyクリーナヘッド」を搭載。小さいけれど吸い込み口はワイドなので、壁際のゴミもしっかりと吸引できてストレスがありません。使用中、髪の毛が絡みづらいところも良かったです。またこれはダイソンのコードレス掃除機のヘッド全体に言えることなのですが、ブラシを覆っているカバー部分の剥き出し率が高めなのでゴミを潰しながらしっかり吸ってくれるんです。
細かいけど重要な部分。
一般的な掃除機って食べこぼし等を吸い込もうとすると、吸うつもりがヘッドで押し出して広がっちゃったりするじゃないですか?それがないのが本当にストレスフリー。
アタッチメントは3種付属。
付属のアタッチメントは、左から順に布製品に最適なミニモーターヘッド、テレビ台の裏や冷蔵庫脇など狭い部分に最適なコンビネーション隙間ノズル、食べこぼしに最適な卓上ツールの3つ。
驚くほどの!
個人的によく使うのはミニモーターヘッド。布に入り込んだ細やかなゴミをしっかり取り除くので毎回驚くほどホコリが取れます。
肝心のバッテリー駆動時間は、クリーナーヘッド装着時のエコモード約18分、強モードで約5分と決して長いわけではありません。だから正直、一度の掃除機がけでがっつり使いたい方には不向きでしょう。
ただ我が家ではあまり長時間の稼働はせずサクサク使いがメインなので、3LDKの間取りでも事足りています。製品登録すると購入日から2年間メーカー保証が適用されているのもダイソンならと手厚さと言えます。
“浮いている!?”新感覚のバルミューダ。
続いては美味しく焼けることで話題のトースターや、スタイリッシュな扇風機でお馴染みのバルミューダが今年11月に満を持して発売したコードレス「バルミューダ ザ・クリーナー」(実勢価格59,400円)です。
まるでホウキのように空間に馴染む佇まいが独特。カラバリは黒と白。
個人的には専用スタンドに立てかけた際、本体がほんの少しだけ後ろに傾く設計が美しくて痺れるんですよっ。掃除機ってスマホと違って日常で使っていない時間の方が長いと思うので、佇まいも重要じゃないですか。ボタンは掃除機にしては珍しく1つだけ。
スマホのホームボタンのイメージ
1度押すと標準モードで運転開始、運転中に長押しすると強になります。この削ぎ落とされている感じはスマホのホームボタンに近いかも。
特にユニークなのは「ホバーテクノロジー」が実現した、これまでにないかけ心地です。
水面をアメンボがスイスイと進むがごとく軽いかけ心地。
ヘッド裏の2本のブラシが内側に勢いよく回転し、床面との摩擦を低減しながらゴミを吸引することで、まるで本体が床から数ミリ浮いているかのような感覚なんです。初めての経験に思わず最初は「うおおぉぉ・・・」と声が漏れてしまいました笑。
毎分最大400リットルのゴミを含んだ空気を吸い込む、優れた掃除性能。
また持ち手を回転させればそれに付随してヘッドも360度にクルクルと回転します。スティック型ハンドルとの接続部にあたる、付け根部分の可動域がとても広いのでお掃除中は前後だけでなく左右や斜めなど、全方位へ思いのまま走らせることができます。だから、総体的には掃除機というよりも“クイックルワイパー”のような使い心地と場所やゴミの種類を選ばない汎用性の高さなんですよ。
使い方はかんたん
これまでの掃除機では考えられない左右へのスワイプもできるので壁際もしっかり吸引。
使用時は片手でスイスイかけるのもいいですし、ホウキのように両手で持ってかけると、ヘッドを全方向へ滑らせやすくなります。この使い方だとユーザーの身長や姿勢を問わないので、家族間でも供用しやすいです。実際、我が家でも私より身長が17cmほど高い夫が「かけやすい所がいいね」と積極的に掃除機がけをしていました。助かる。
トイレの脇など隙間にも縦にすっぽり入る!
付属のアタッチメントを装着するとハンディにもなるので隙間も楽々。
気になる運転時間は「標準モード 」で約30分、「強モード」で約10分とパワフルです。
ただ本体は約3.1kgと軽くはありません。電源をオンにしている時には滑らかなかけ心地で軽いのですが、使用後に充電台へ本体を戻す瞬間は少し重さを感じるでしょう。またヘッドに少し厚みがあるので、低いソファーやキャビネットの下などへ入れるのはコツがいるようです。また運転音は、強モードのみ、音が大きくなるので使う時間帯には要注意でしょう。
とは言え、クイックルワイパーのような気軽さで、フローリングだけなくフロアカーペットや畳などあらゆる床材に使える上に、ゴミが目に入り次第さっと取り出して直感的に使えるのでお子様がいる家庭でも頼もしい働きをすると思います。
個人的には本体の独自デザイン、そしてフローリングの木目をド無視してかけられる自由さがたまりません。
ダイソンとバルミューダのコードレス掃除機。是非ライフスタイルに合う方を選ばれてみてはいかがでしょうか?
文・写真…動画/奈津子
奈津子(なつこ)
Profile
ドラマ「野ブタをプロデュース」で女優デビュー。以降様々な作品に出演。二十歳の頃にはSDN48のメンバーとなり、アイドル業も経験。その際、劇場近くの電気街を通じて家電の魅力に目覚める。卒業後は「家電アドバイザーGOLD等級」を取得し、現在は家電女優として多くのメディアへ出演。私生活ではエンジニアの夫と二人暮らし。テレビ東京系列「開運!なんでも鑑定団」東京FM「スカイロケットカンパニー」レギュラー出演中。