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7,8カ月ごろの離乳食(中期)の進め方! おすすめのレシピは?

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離乳食が進んで、1日2回食のリズムになってくると、いろいろなものが食べられるようになってきます。すると、どんなものを食べさせていいのか、まだダメなものは何なのか気になりますね。また食べる量にも個人差が出てくるので、食べむらがあったり、小食だったり、逆にたくさん食べ過ぎるとそれも心配になるもの。そこで、(離乳食が1日2回になった)7,8カ月ごろの赤ちゃんの離乳食の与え方と与えていい食材を紹介します。

離乳食中期の月齢はいつからいつまで

離乳食中期というのは、いつごろの時期の離乳食のことなのでしょうか? 

目安は7,8カ月ごろ

1980年に「離乳の基本」が策定され、その後約10年ごとに離乳の指針が見直されています。かつての目安は、月齢と初期、中期、後期、完了期としていました。しかし、2007年に策定された「授乳・離乳の支援ガイド」ガイドでは、個々の成長の流れの中でゆるやかに進められるようにするため、〇〇期という呼び方をやめています。現在でも育児雑誌やWEBサイトでは7,8カ月ごろを中期と表記していることもありますが、ガイドではシンプルに7,8カ月ごろとして記載しています。

7,8カ月ごろの離乳食の内容は?

離乳食を始めて2カ月ぐらいたち、5,6カ月ごろの離乳食である、なめらかにすりつぶした「ペースト状のものが食べられるようになる」状態が、移行の目安。1日2回の離乳食のリズムが整ってきていることも目安の1つです。いろいろな舌触りを楽しめるように食品の種類を増やしていきます。

離乳食の基本

調味料による味付けはまだしない

この時期の離乳食ではいろいろな食材の味を楽しめるようにしていきます。ただ、調理 には注意が必要です。味わわせることが大切なので、基本は調味料で味をつけません。ただ、離乳食が中だるみする時期なので、マンネリ化しないように、だし汁やベビーフードのスープやソースを使うなどして、調味料は使わずに味の変化をつけてかまいません。

離乳食の量

この時期の1回当たりの目安量は、以下のようになります。

●炭水化物
 7倍がゆ50~80g
●ビタミン・ミネラル類
 野菜、果物20~30g
●タンパク質
 魚や肉なら10~15g、豆腐なら30~40g、卵黄なら1個~全卵1/3、乳製品なら50~70g

与える頻度と回数

・回数は1日2回
・日中の授乳タイムのうち、午前10時ごろと午後2時ごろか6時ごろを離乳食タイムに
・1回目と2回目の離乳食は3~4時間、間隔をあける
・離乳食のあとは、母乳やミルクを飲みたがるだけ飲ませる

まだ与えないほうがよい食材

この時期は、加熱しても舌と上あごでつぶせない固さの食材や脂質の多い食材、味の濃い食材は与えないようにしましょう。

7,8カ月ごろの離乳食への進め方・正しい与え方

上記のとおり、1日2回の離乳食(離乳食中期)の目安は、7,8カ月。いつ、赤ちゃんがどんな状態になったら始めたらいいのか、その目安をご紹介します。

7,8カ月ごろの離乳食への移行の目安

離乳食を初めて2カ月くらいたち、5・6カ月ごろの離乳食が上手に飲み込めるようになったら、舌でつぶせるかたさのものを加え、1日2回の7,8カ月ごろの離乳食に進みます。6カ月のうちから2回食になっているなら、できるだけ決まった時間に離乳食を食べさせるようにしていきます。ただし、2回目の離乳食は19時をすぎないように気をつけて。夜遅い食事は、生活リズムを乱す原因になりがちです。

●7,8カ月ごろの離乳食に進める判断ポイント
・5,6カ月の離乳食が上手に飲み込める
・ヨーグルトくらいのかたさとなめらかさのペースト状のもの
・口を閉じで食べ物を取り込み、飲み込める

7,8カ月ごろの離乳食の栄養素

食べる量が増え、個人差はありますが、1日の栄養素の10~30%を離乳食からとるようにします。離乳食の献立をたてるときには、炭水化物、タンパク質、ビタミン類を含む食材をバランスよく使うように心がけましょう。鶏ささ身肉や納豆、コーンフレークなど、食べられる食材の数も増えていきます。いろいろな食材を使って食べられるものの幅を広げ、赤ちゃんの味覚を育てていきましょう。毎食、何品も作るのが大変なときは、具を混ぜたおかゆなどの一品メニューと果物くらいでもかまいません。食べる量は個人差があるので、赤ちゃんのペースに任せましょう。離乳食後は、赤ちゃんが飲みたいだけ授乳をしましょう。

離乳食のかたさの目安と7倍がゆ・おろし煮のレシピ(作り方)

7,8カ月ごろの離乳食では、食べ物を舌で上あごに押しつけてつぶし、飲み込む練習をします。かたすぎるものは舌でつぶせないので、まる飲みをしやすいものです。かといって、食べ物がやわらかすぎては、食べる練習になりません。
食べられるかたさは個人差があるので、その子に合わせて、絹ごし豆腐やプリンのかたさを目安にして、少しずつ調整しましょう。
炭水化物、タンパク質、ビタミンを含む食材をそれぞれ1種類以上使って献立を考えます。野菜は旬のものや緑黄色野菜を多めに使いましょう。主食、主菜、副菜とたまには3品の献立も作りましょう。

<7倍がゆの作り方>
米1に対して水7の割合で炊いたおかゆです
・材料
普通に炊いたごはん1/2カップ、水11/2カップ
・作り方
(1)小鍋にごはんと水を入れ、ひと混ぜする。
(2)(1)にふたをして弱火にかけ、10~15分煮る。
(3)火を止めて、7~8分蒸らす。

<しらすとかぶおろし煮の作り方>
少しつぶのあるものを食べる練習になります

・材料
しらす干し小さじ2、かぶの葉先少々、かぶ(すりおろしたもの)小さじ1、水1/4カップ
・作り方
(1)しらす干しは熱湯をかけて塩抜きし、水けをきる。
(2)(1)をみじん切りにする。
(3)かぶの葉先はやわらかくゆでて、すり鉢ですりつぶす。
(4)小鍋にかぶと水を加えて火にかけて煮て、(2)と(3)を加えてさらにひと煮立ちさせる。

離乳食の正しい食べさせ方と赤ちゃんの食べ方チェック

舌が前後と上下に動かせるようになります。舌で食べ物を上あごに押しつけてつぶし、さらに唾液と食べ物を混ぜ合わせ、飲み込めるようになります。このころになると、おすわりができるようになってきます。座って食べられるようになると、より体が安定し、口にも力が入るので、こぼすことも少なくなります。おすわりができるようなら、ハイ&ローチェアなどに座らせて食べさせましょう。
このころはいろいろなものに興味を示すので、スプーンや食べ物に触れようとする子も。危険のない範囲で、赤ちゃんのやりたい気持ちを大切にしてあげましょう。

7,8カ月ごろの離乳食 与えてOK食材一覧

赤ちゃんの消化機能は未発達なので、体に負担の少ないものから徐々に与えていきます。新しい食材を食べさせるときは、何かあったらすぐにかかりつけ医に受診できるよう、午前中に、少なめの量から始めましょう。

7カ月ごろから与えてOKのもの

●めん類(マカロニ、スパゲティ)
2~5mmの長さにしてやわらかくゆでる

●炭水化物(コーンフレーク、里いも、やまのいも)
コーンフレークはこまかく砕き、粉ミルクや牛乳でトロトロに煮て。いも類はやわらかくゆでて4~5mm角切りに。

●大豆・大豆製品(高野豆腐、納豆)
高野豆腐はすりおろして、納豆は熱湯をかけて水けをきり、みじん切りにして。

●乳・乳製品(カッテージチーズ、粉チーズ、リコッタチーズ)
そのままを与えてOKですが、少量にとどめて。

●肉類(鶏ささ身肉、鶏ささ身肉缶、鶏ひき肉、鶏もも肉、鶏胸肉、鶏レバー、豚レバー、牛レバー)
鶏ひき肉はすりつぶして加熱、鶏ささ身肉、鶏もも肉、鶏胸肉は、すりおろして煮たあとすりつぶして。レバーは加熱後裏ごしして。

●魚介類(鮭、めかじき、かつお、まぐろ、トラウトサーモン、鮭缶、ツナ缶、削り節)
魚は加熱後こまかくほぐして、缶入りの魚は汁を切って湯通し。削り節はこまかくほぐして。

●卵(鶏卵全卵、うずら卵全卵)
加熱後、黄身はすりつぶし、白身はすりつぶして湯などでのばして与えて。

●葉菜・果菜類(オクラ、さやいんげん、さやえんどう、スナップえんどう、冷凍ミックスベジタブル、ズッキーニ、冬瓜、パプリカ、ピーマン、モロヘイヤ、グリーンアスパラガス、ホワイトアスパラガス)
モロヘイヤは、葉のみをゆでてみじん切り、さやいんげん、さやえんどう、スナップえんどう、アスパラガス類、冷凍ミックスベジタブル、ズッキーニはやわらかくゆでてこまかく刻んで、ピーマン・パプリカ、冬瓜は皮をむいてゆで、2~3mmぐらいのサイズに刻んで。

●果物類(キウイ、ぶどう、さくらんぼ、ドライレーズン、ドライプルーン)
キウイ、ぶどうは皮をむいてみじん切りに、ドライフルーツは、少量をこまかく切って湯でやわらかくもどして。

●海藻類(焼きのり、青のり)
焼きのりはこまかくちぎって、青のりはそのままでOK。

※マカロニ、スパゲティ、乳製品、卵、キウイは食物アレルギーを起こしやすいといわれる食材です。
※赤ちゃんに初めての食材を与えるときは、どの食材でも病院があいている日の午前中、単品で、ごく少量ずつから始めます。

8カ月ごろから与えてOKのもの

●タンパク質(ぶり)
白身魚に慣れた8カ月後半ごろから、少しずつ、加熱してこまかくほぐしたものを与えて。

●ビタミン・ミネラル類(長ねぎ、にら、わけぎ、青ねぎ、わかめ、ごま、とろろ昆布)
長ねぎ、にら、わけぎ、青ねぎはみじん切りしてから加熱、わかめは茎を取り除き、やわらかくゆでてみじん切り、ごまはすりつぶして、とろろ昆布は少量をほぐして汁物などに加えて。

※ごまは食物アレルギーを起こしやすいといわれる食材です。赤ちゃんに初めて与えるときは、病院が空いている日の午前中、単品で、ごく少量ずつから始めます。

7,8カ月ごろの離乳食(中期)の悩み

7,8カ月ごろの離乳食(中期)に経験しやすい離乳食の悩み解消法をご紹介します

赤ちゃんが口を開けてくれない

赤ちゃんが口を開けない理由で考えられるのは、無理強いしてしまったから。もう1つは、舌触りや食べ物のかたさが時期にあっていなくて食べにくいのが原因のこともあります。
2~3日は、授乳だけにして様子を見ましょう。しばらくするとおなかがすいて食べ物に興味を持つので、食べたそうにしていたら再開してみましょう。やさしく笑顔で誘ってみてください。かたすぎたときは、水分を多めにしたりとろみを加えてみましょう。それでも食べたがらないときは、授乳回数が多くないか、お散歩や遊びなどを工夫して生活にメリハリをつけてみましょう。

下痢になってしまう

便がゆるくても、機嫌もよく元気で食欲があるなら様子を見ましょう。にんじんやりんごのペクチンは便をかためる作用があります。固形物が少ないと便はゆるいままです。授乳回数を減らして離乳食の量を増やすと下痢をしなくなることもあります。ただし、水のようなうんちが続くときは、離乳食はお休みして小児科を受診しましょう。

アレルギー反応らしきものがある

食物アレルギーの反応は、食べて2時間以内に出るのが一般的です。アレルギー反応と思われる症状がみられたら、その食品を与えるのをやめて、以下のチェックリストを目安に対応し、医師の診断を受けましょう。

〇以下のことが1つでも当てはまればすぐ受診
・軽いせきが出る
・1~2回の嘔吐
・1~2回の下痢
・顔全体が腫れる
・まぶたが腫れる
・じんましんが全身に広がる
・全身が真っ赤になる

〇以下のことが1つでも当てはまれば救急車で緊急受診
・ぐったりしている
・意識がもうろうとしている
・唇やつめが青い
・呼吸が苦しそう
・声が急にかすれる
・犬がほえるようなせきをする
・強いせきが続く
・下痢や嘔吐を繰り返す

離乳食の時間が一定にならない

規則正しい生活リズムを作るためには、まず朝は決まった時間に起こすことです。そして2回の離乳食のうち、1食だけでも食べる時間を固定しましょう。それだけでも1日の生活に一定の流れができて、少しずつ生活リズムが安定するようになるでしょう。

食べる量が少ない・減ってきた

7,8カ月ごろは離乳食が中だるみする時期なので、一時的に食べる量が減ることもあります。離乳食のメニューを見直し、マンネリ化しているようなら、ベビーフードのソースを使うなどして、味に変化をつけて。お散歩や体を動かす遊びを多く取り入れて、おなかがすくような工夫をするのも効果的です。
また、この時期はいろいろな食材の味を覚えることが大切。食べなくても、母乳やミルクでまだ十分です。小食でもその子なりに体重が増えていれば問題ありません。

食べる量が多い

赤ちゃんの下唇にスプーンを置いて、自分で口を閉じるのを待って、ゆっくりペースで食べさせましょう。食べさせるときには、「もぐもぐしようね」などと声をかけ、できるだけゆっくりスプーンを口に運びましょう。
 おかわりを欲しがるなら、少しだけ器に盛りつけ、「これでごちそうさまね」と声をかけます。その後も泣くようなら、抱っこして気分を変え、落ち着いてから母乳や・ミルクを十分飲ませて。お散歩やおもちゃで遊ぶなど、食べること以外にも興味を持たせる工夫をするといいでしょう。

まとめ

7,8カ月は離乳食がマンネリしやすい時期。ベビーフードなども上手に利用して、楽しく食べる練習をさせていきたいですね。
(文/ひよこクラブ編集部)

監修
太田百合子先生
管理栄養士。東京・こどもの城にて長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は東洋大学、東京家政学院大学(聖心女子専門学校)などの非常勤講師として活躍されています。

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