赤ちゃんの耳・鼻の病気 耳垢栓塞の症状とケア【医師監修】
乳幼児は耳や鼻の構造や免疫などの機能が未発達なため、外からの影響を受けやすく、感染を繰り返したり、症状が長引いたりすることがあります。また、耳、鼻、のどはつながっているので、どこが病気になっても総合的に考えなくてはなりません。
赤ちゃんの病気 耳垢栓塞(じこうせんそく)って?
耳あかが詰まって、聞こえが悪くなることも。無理に自分で取ろうとせず耳鼻科に相談して。
耳垢栓塞の主な症状
・耳が詰まった感じ
・かゆみ
耳垢栓塞になりやすい月齢・年齢
新生児~
耳垢栓塞になりやすい季節
通年(春・夏・秋・冬)
赤ちゃんの耳垢栓塞 耳あかが外耳道をふさぎ聞こえが悪くなります
耳あかは外耳道の汗、脂肪、表皮のカス、外からのほこりなどが一緒になったもので、乾いた乾性耳垢と、しっとりした湿性耳垢があります。外耳道の湿疹や炎症、慢性中耳炎などの分泌液が詰まる場合や、耳掃除で耳あかを奥に押し込んだり、プールやシャワーで耳あかがふやけて耳の聞こえが悪くなるケースもあります。外耳道が圧迫され、痛みや違和感を感じることもあります。
赤ちゃんの耳垢栓塞 治療&ホームケア
耳鼻科で処方される耳あかを溶かす薬を点耳し、耳鼻科で取ってもらいます。耳の入り口近くの耳あかは、ベビーオイルをつけた綿棒でふき取ります。外耳道の奥2/3は非常に繊細な皮膚でできているため、傷つけないように耳の入り口を軽くふき取るようにしましょう。耳掃除が難しい、傷つけそうで怖いと感じたときは、無理に自分で行わず、耳鼻科で取ってもらうようにします。
■赤ちゃん 耳・鼻の病気
・中耳炎(ちゅうじえん)
・外耳道炎(がいじどうえん)
・耳垢栓塞(じこうせんそく)
・副鼻腔炎(ふくびくうえん)
・アレルギー性鼻炎
・難聴(なんちょう)・聴覚障害(ちょうかくしょうがい)
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。