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新生児期~4才ごろの昼寝の流れと整え方を米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントに聞く

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かわいい新生児ブルネーテの赤ちゃんは、ソフトチェックに横たわって眠る
Nestea06/gettyimages

今回は「子どもの昼寝」について。日本人初の乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんが、赤ちゃんや子どもの睡眠について米国NYから情報を発信! 
「愛波文さんのぐっすりねんねROOM#5」。
赤ちゃんが生まれて、最初の1年半で日中の睡眠(昼寝)がどのように変化し、その変化にどのように対応をしていけばいいかについて、アドバイスをいただきました。

関連:赤ちゃんに昼寝って必要? 昼寝しないけれどどうしたらいいの?

日中の睡眠が1日3回になるのは生後6ケ月ごろ!

子どもの睡眠は生まれて1年半の間に、ものすごい勢いで変化します。「ねんねトラブルが改善された!」と思った瞬間にまた違う悩みが出てくるなど、いつになったら安定してくるんだろう…と悩む方が多いと思います。
でも、赤ちゃんや子どもの大まかな睡眠の流れを理解していると、変化があったときに上手に対応ができるようになり、育児に少し余裕が持てるようになります。

新生児期~4才ごろの日中の睡眠(昼寝)の流れと変化

【新生児から生後6ケ月ごろまで】
まだ安定したスケジュールの確立は難しく、日中は一貫性がない状態が続くことがあります。

【6ケ月ごろ】
一般的に6ケ月ごろになると、徐々に日中の睡眠が「朝寝」「昼寝」「夕寝」の3回になってきます。

【9ケ月前後】
「夕寝」がなくなり、「朝寝」と「昼寝」の1日2回に移行していきます。

【1歳2ケ月から1歳半前後】
「昼寝」が1日1回に移行します。

【3~4歳ごろ】
最終的には3歳から4歳ぐらいの間で昼寝をしなくなってきます。


子どもの睡眠は一人一人違うため、すべての子どもが決まった時期に日中の睡眠(昼寝)の移行が行われるわけではありません。
ちなみに、私の息子たちも7ケ月半ぐらいのときにやっと3回の日中の睡眠が確立し、少しスケジュールが読めるようになりました。
また、私のコンサルテーションでも、歳10ケ月で日中2回寝ていたお子さんや、5歳でも昼寝が必要だったお子さんもいましたので、わが子の睡眠が「一般的」の中に入っていなくても心配はいりません。

「朝寝」が低月齢赤ちゃんの脳を育てる

次に、日中の睡眠で、ママ・パパ(保育者)が考慮すべき点や注意点を紹介します。

1つ目は、保育者が先走って無理やりリズムを変えてしまわないこと。日中の睡眠は心や体の成長に対して時間ごとに違った影響を与えます。たとえば、月齢の低い赤ちゃんの場合、脳の発達のために「朝寝」が重要になってきます。

2つ目は、子どもの活動時間の長さ(起きていられる時間)。子どもの活動時間は、機嫌や行動に大きく影響します。3歳くらいまでは、どんなに夜ぐっすり寝ていても、昼寝は大切です。

3つ目は、「今日から昼寝は1回ね!」といきなりママ・パパ(保育者)が決めてしまわないこと。移行期間中はお子さんの眠い合図を見ながら、柔軟な対応が大事になってきます。

日中の睡眠が3回→2回の移行期間中(一般的に生後9ケ月前後)の特徴

日中に3回寝る日もあれば、「朝寝」と「昼寝」の2回でも大丈夫な日がでてきます。「朝寝」「昼寝」「夕寝」の3回寝た日は就寝時刻が遅くなり、「朝寝」「昼寝」の2回だけの日は就寝時刻が早まります。

日中の睡眠が2回→1回の移行期間中(一般的には1歳2ヶ月~1歳半ぐらい)の特徴

朝寝・昼寝の2回寝る日もあれば、昼寝1回でも大丈夫な日がでてきます。子どもの眠いサインを見逃さないようにしましょう。もし1回は寝るけど、2回目はどうしても寝てくれない場合は夕方に「休憩タイム」を作ってあげましょう。ゆっくり本を読んだり、パズルをしたり、ベッドや布団の上でごろんとするのでもいいでしょう。

昼寝を1回にする前にチェックしたいこと

教科書通りのきっちりとしたスケジュールで動こうとしても、なかなかうまくいかなくて、逆に親子でストレスになってしまうこともありますよね。とくに日中の睡眠を2回から1回に移行するタイミングに悩む方が多いようです。最後に、日中の睡眠がまだ2回必要な子の特徴と、2回から1回に移行できるタイミングを紹介します。

日中2回(朝寝・昼寝)の睡眠がまだ必要な子の特徴

1)子どもが1歳未満
2)寝かせようとすると最初は抵抗するけれど、寝つくといつも1時間以上は寝る
3)車やベビーカーで外出すると寝てしまう
4)朝寝ができなかったとき、昼寝の時間までぐずったり、癇癪を起こしたりする
5)外出時には昼寝をしないけれど、自宅では2回ぐっすり寝る

日中の睡眠を2回→1回に移行できるタイミング

1)2回中1回は寝てもすぐ起きてしまう。または、まったく寝ない
2)朝から車やベビーカーで出かけても寝ることがない
3)朝寝をしなくても次寝るまでずっと機嫌がよく元気でいる
4)1回はちゃんと寝るが、もう1回は抵抗して寝ない


夜の就寝時に活動時間(以下、関連記事「もっと早く知りたかった! 「睡眠の土台」こそ赤ちゃん寝かしつけの肝。米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントがその秘訣を語る」を参照)をオーバーし疲れすぎていると、寝ぐずりや夜泣きなど、さまざまなねんねトラブルが発生することがありますので注意してください。

関連:もっと早く知りたかった! 「睡眠の土台」こそ赤ちゃん寝かしつけの肝。米国IMPI公認・乳幼児睡眠コンサルタントがその秘訣を語る

昼寝の移行期間中は、毎日スケジュールが変わってくると思いますが、それで大丈夫です。移行には10日~2週間ぐらいかかりますので、臨機応変に対応してあげてくださいね。(構成・ひよこクラブ編集部)

参考文献:Infant Child Dev. Author manuscript; available in PMC 2012 Jan 1. Published in final edited form as:Infant Child Dev. 2011 Jan 1; 20(1): 35–46.  doi: 10.1002/icd.685
The No-Cry Nap Solution: Guaranteed Gentle Ways to Solve All Your Naptime Problems by Elizabeth Pantley (McGraw-Hill, January 2009)


愛波 文さん
『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社)著者。 子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IPHI日本代表。一般社団法人日本妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント協会代表理事。Sleeping Smart®代表。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IPHI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談、日本人向けに子どもの睡眠教育プログラムを提供。IPHIと提携し、オンラインで妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。

■Instagram:aya_aiba
■Twitter:@sleepingsmartJP

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