習い事をする幼児の割合は6歳児で8割超! 人気の習い事ランキング
何歳から習い事を始めるといいのか、また子どもの能力を伸ばすためには、どのような習い事を選べばいいのか気になるママも多いのではないでしょうか。人気の習い事にはどんなものがあるのでしょう。調査データを基に、習い事の傾向についてベネッセ教育総合研究所に聞いてみました。
習い事のいちばん人気はスイミング
次のグラフはベネッセ教育総合研究所が首都圏に住む幼児の保護者を対象に行った「幼児の生活アンケート」によるデータです。15年にわたり、「子どもが習い事をしている比率」と「習い事の種類」について調査した結果を示しています。
※画像クリックで拡大表示可
年齢別に各年の調査結果をみると、2015年調査では4歳児以降で習い事をしている比率がぐんと上がり、6歳児では82.7%と習い事をしている子どもが約8割に。2010年調査より6ポイント増加しています。習い事の種類では、「スイミング」がもっとも比率が高く、次に「通信教育」「体操」という結果でした。
この時期は上達よりも無理なく楽しめることを大切に
習い事の傾向について、ベネッセ教育総合研究所は次のような見解を述べています。
「5~6歳になると、子どもの成長がいっそう進むとともに興味・関心も広がり、習い事の選択肢が増えます。また、子ども自身も『やってみたい』と自分の気持ちを伝えられるようになることから、習い事を始める家庭が多くなると考えられます。幼い子どもにとっては習い事も遊びと同様です。この時期は上達することよりも、子どももおうちの方も無理なく楽しむことを大切にしながら、子どもの経験が広がっていくといいですね。」(ベネッセ教育総合研究所)
最近、私立幼稚園を中心に、保育時間が終わった後に有料の習い事を園で場所を提供して行っているところも少なくありません。体操やサッカーなどスポーツと英語が多いようです。幼児期は、送迎が必要なため、こうした通わせやすい環境があると習い事もしやすいのかもしれません。
子どもの習い事は、何歳から何を選ぶ?!
では、皆さんは習い事をどのように選んで、いつから始めたのでしょう。口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた声をピックアップしてみました!
「長女はピアノ、次女はジャズダンス。どちらも自分でやりたいと言ったので年中から始めました。フルタイム勤務でさらに下の子もいるので送迎の兼ね合いなどもあり、習い事は1人1つまでと決めています」
「幼稚園に、ピアノ、英会話、体操、サッカー、絵画、書き方、スイミング教室があるので、そこで何かしら習う子どもが多いです。娘はスイミングをやっています。幼稚園が終わってそのまま習い事ができるので、送迎の必要がない園での習い事が人気です」
「年少の娘は、体操、ピアノ、幼児教室に通っています。子どもに『◯◯やってみる?』と聞くと『やる』と言うので習い始め、嫌がることがないので、結果的に増えてしまいました」
「1歳から英語教室に通わせています。ネイティブ講師&日本人講師のペアで行ってくれて、まだ英語を話せるわけではないですが、本人が楽しそうに過ごしているので由としています。歌・絵本・ゲーム・工作といろいろやってもらえるので、英語だけを学んでいるという感覚でもないですね」
子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にして習い事を選んでいるママたちの様子が伺えます。習い事を通して、自分の「好き」や「得意」を見つけたり、「達成感」を得られたりするようになるといいですね。(文・酒井範子 )
〈調査データ出典〉ベネッセ教育総合研究所「第5回幼児の生活アンケート」
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。
■記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。