約9割が年少から「ひらがな」を始めてる?!家庭でできるひらがなの教え方3つのポイント
年少さんは、学びたいという意欲が高まる時期です。「文字が何かを意味している」ことに気づき始め、お友だちがひらがなを読んでいると「自分も読んでみたい!」と思うようになることも。今年の夏休みは、おうちでじっくりひらがなを教えてみませんか。
年少さんのうちに、ひらがな学習を始めるおうちは87.3%。夏休みがチャンス!
年中さんをもつ先輩ママ・パパに「いつからひらがな学習を始めましたか?」と聞いたところ、「年少さんのうちにひらがな学習を始めていた」と答えた人が、なんと87.3%も!*
また先輩ママからは、「時間があるから」「おうち時間を有意義に過ごしたいから」と、夏休みにひらがなを教え始めたという声も。しかし実際、教えるとうまくいかないこともあるようです。年少さんの子をもつママからは、次のような声も聞かれます。
●うちの子が読めるひらがなは「あ行」のみ。まだ自分の名前も読めません。読めるひらがなを増やすには、どうしたらいいの?
●保育園に通っていますが、クラスでひらがなが読める子が増えてきました。うちの子は、自分の名前もまだ読めないため、私があせってしまって!
年少さんが、ひらがなを読めるようになるには、実は教え方にコツがあります。
*年中さんのお子さまをおもちのかたへのアンケートより(2021年3~4月実施)。「年少さんの1~3月ごろまでにひらがな学習を始めた」と答えたかたの割合・回答者741名。
家庭でできる!ひらがなの教え方3つのポイント
体験談にもありましたが、年少さんになるとひらがなが読めるお友だちが増えてきて、親としてはあせるかもしれませんが、子どもにとってはそれがいい刺激になることも!次の3つのポイントを意識しながら教えてみましょう。
【Point1】あいうえお順にこだわらず、興味のあるひらがなから教える
年少さんは、自分で自由に試したい気持ちが強い時期です。「あいうえお」順にこだわらず、好きな順番で興味のあるひらがなから教えてあげましょう。自分の名前やお友だちの名前、好きな食べ物などは興味をもちやすいです。うまくいかないときは「ふ」「ひ」など、特徴があって覚えやすい文字から始めてもいいでしょう。
【Point2】遊びの中で、自然にひらがなに触れる
年少さんはワークなどを使ってお勉強モードで教えるのは、まだ早い時期です。遊びを通して楽しくひらがなに触れたほうが、効果的に覚えられます。ママやパパとかるた遊びをしたり、「“いぬのい”はどこだ?」など絵本や看板を見ながら、ひらがなを探すゲームなどがおすすめです。
【Point3】音と文字を1つずつ対応させる
なかには「ひよこ」「みかん」などの単語が読めても、1文字ずつだと読めない子もいます。これは「ひ・よ・こ」「み・か・ん」など1つ1つの音節に分けて(音節分解)理解していないためです。そのため音と文字を、1つずつ対応させて教えていきましょう。
年少さんは、せっかくひらがなを覚えても忘れることも多いもの。そのため時間をかけて繰り返し覚えていくことが必要です。ママやパパが忙しくて見てあげる時間がないというときは、子ども1人でも楽しく学べる教材を使うのもおすすめです。年少さんの成長に合った教材を選んであげると、遊びながら自然とひらがなが読めるようになっていきます。
取材・文/麻生珠恵 取材協力/こどもちゃれんじ
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です