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赤ちゃんの自力入眠を促す、上手な寝かしつけ方

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kevinmayer/gettyimages

赤ちゃんの寝かしつけが大変で「これっていつまで続けるの?」と、心配になるママ・パパは多いもの。子どもの成長のためにも、自分で眠る「自力入眠(セルフねんね)」を促してあげたいところです。どうすればスムーズに自力入眠してくれるのか。子どもの睡眠コンサルタントの愛波文さんに聞きました。

ねんねルーティンは今夜から!

――赤ちゃんに自力入眠を促すにはどうすればいいのでしょうか?

愛波さん:「ねんねルーティン」を確立させると、自分で寝てくれるようになる確率が上がります。ねんねルーティンとは、毎晩寝るまでの時間にやることを習慣づける方法です。たとえばわが家では、おふろに入る、パジャマに着替える、歯磨きをする、絵本を読む、照明を消しておやすみライト(ナイトライト)にする。ここまでがねんねルーティンです。

――ねんねルーティンの順番は毎日同じ時間、同じ順番にすべきですか?

愛波さん:30分ぐらい前後するのはいいですが、できれば毎日、時間も順番も同じほうがいいですね。注意点としては、ルーティンに入ってからの激しい遊び、テレビの視聴は避けること。脳が活発になり、眠れなくなってしまいます。

――ルーティン化することにどんな意味が?

愛波さん:子どもというのは、次に何をするかがわかっていると安心して、生活リズムを作りやすくなります。幼稚園や保育園で食事や遊びなどを毎日同じ時間にしているのは、生活リズムを作るという目的もあるからです。

――ねんねルーティンはいつごろから始めればいいですか?

愛波さん:産院から帰宅してその日から始められます。現在まだねんねルーティンを確立していない場合は月齢問わず、今日から始めていただきたいです。1歳半くらいになったら、ねんねルーティンをイラストにして寝室などにはり、それを見せながら実践してみるとスムーズに寝てくれるようになってきます。大事なのは一貫性を持つことです。「絵本をもう一冊読んで」とリクエストしてくることもあると思いますが、応じてしまうとそれが許されると思ってしまい、次の日もその次の日もどんどんリクエストしてくるようになります。なのでルーティンをきちんと守るようにすることをおすすめしています。

睡眠の土台をすべて確立していても自力入眠ができない場合はねんねトレーニングを行ってもよいかもしれません。ねんねトレーニングの1日ずつの進め方や注意事項に関しては6月に発売された『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社刊)からご確認いただけます。自力入眠は、「必ずさせなければいけない」というものでもありません。一人で寝かせることが家族の幸せになるならそうすればいいし、添い寝がいいのなら添い寝を続けたっていいのです。大事なのは「家庭の方針を持つ」ということ。方針がないとその場その場の対応になってしまい、家族にとってベストな方法がわからなくなったり、パパとママで意見が異なってきたりしてしまうことがあります。まずは夫婦間で方針を話し合ってみてくださいね。

アメリカ生活が長く、アメリカでも子どもの睡眠コンサルタントとして活躍している愛波さんいわく、子どもが生まれる前に夫婦で赤ちゃんの寝床や育児・家事の分担を話し合うことが大切なのだそうです。「みんなと一緒」を求めるのではなく、自分や家族がどうしたいのか、どうすればお互いハッピーになれるのかをまず考えてみましょう。赤ちゃんに自力入眠を促すという方針が固まれば、あとはねんねルーティンの実践をしてみてください。より詳しい方法は、愛波さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社刊)から確認できます。ぜひ参考にしてみてください。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)

監修/愛波 文さん

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