赤ちゃんの耳・鼻の病気 アレルギー性鼻炎の症状とケア【医師監修】
乳幼児は耳や鼻の構造や免疫などの機能が未発達なため、外からの影響を受けやすく、感染を繰り返したり、症状が長引いたりすることがあります。また、耳、鼻、のどはつながっているので、どこが病気になっても総合的に考えなくてはなりません。
赤ちゃんの病気 アレルギー性鼻炎 って?
アレルゲンを鼻から吸い込むことが原因。こまめな掃除や換気を心がけましょう。
アレルギー性鼻炎の主な症状
・くしゃみ
・鼻水
・鼻詰まり
アレルギー性鼻炎になりやすい月齢・年齢
2歳~
アレルギー性鼻炎になりやすい季節
通年(春・夏・秋・冬)
赤ちゃんのアレルギー性鼻炎 なんらかのアレルギー反応で鼻水、鼻詰まりが起こります
アレルゲン(アレルギー症状を起こす物質)を鼻から吸い込むことで起きる鼻炎。くしゃみや水っぽい鼻水が出るほか、粘膜が腫れて鼻詰まりになります。鼻が詰まると、おっぱいやミルクを飲みづらくなったり、熟睡できず不機嫌になることもあります。乳幼児のアレルギー性鼻炎の原因は主にハウスダストとダニですが、花粉が原因でなる子もいます。
赤ちゃんのアレルギー性鼻炎 治療&ホームケア
アレルゲンが特定できる場合は遠ざけ、赤ちゃんのいる部屋の掃除や換気をこまめにします。対症療法としてはアレルギーを抑える薬などを使用します。市販の点鼻薬は大人用のもので、乳幼児には負担が大きいことがあるので使用を避けましょう。
代表的な薬
・抗ヒスタミン薬(ポララミン、アレルギン、ぺリアクチンなど)
・抗アレルギー薬(ザジテン、アレギサール、リザベンなど)
・抗アレルギー薬入り点鼻薬(インタール、ノスランなど)
■赤ちゃん 耳・鼻の病気
・中耳炎(ちゅうじえん)
・外耳道炎(がいじどうえん)
・耳垢栓塞(じこうせんそく)
・副鼻腔炎(ふくびくうえん)
・アレルギー性鼻炎
・難聴(なんちょう)・聴覚障害(ちょうかくしょうがい)
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。