赤ちゃんの貧血 症状とケア【医師監修】

乳幼児期に注意したい病気はほかにもたくさんあります。なってしまったときに正しい対処ができないと、赤ちゃんによけいつらい思いをさせてしまうことも。この中には重症化しやすい病気もあるので、あらかじめきちんとした知識を持っておきましょう。
赤ちゃんの貧血(ひんけつ)って?
赤ちゃんの貧血には溶血性貧血、未熟児貧血などもありますが、最も多いのは鉄欠乏性貧血です。赤血球の中に含まれるヘモグロビンの濃度が正常より低くなった状態で、顔色が悪い、食欲が落ちて体重が増えないなどの症状が現れますが、気づかれないことも多い病気です。
貧血の主な症状
・顔色が悪い
・不機嫌
貧血になりやすい月齢・年齢
新生児期~
関連:乳幼児期に気をつけたい病気 【0~1歳】 赤ちゃんがかかりやすい病気の話
赤ちゃんの貧血 治療&ホームケア
鉄剤の服用と並行して鉄分の多い食事を食べさせます
鉄分はある程度貯える必要があるため、数ヶ月間、鉄剤を服用することがあります。また、レバーやひじき、小松菜など鉄分を多く含む食品を食べさせましょう。
代表的な薬
・鉄剤(インクレミンなど)
関連:顔色が悪い赤ちゃん、意外な原因「小児科医・陽ちゃん先生の診察室だより#1」

■赤ちゃん その他の病気
・川崎病
・熱性けいれん
・てんかん
・髄膜炎
・急性脳炎・急性脳症
・子どものがん(白血病・神経芽腫・脳腫瘍)
・食物アレルギー
・貧血
・早発乳房
・肛門周囲膿瘍
・肛門裂
■ママ・パパが気になる!赤ちゃんの症状
・憤怒けいれん・泣き入りひきつけ
▼参照:『最新!赤ちゃんの病気新百科』
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。
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