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赤ちゃん・子どものがん 白血病・神経芽腫・脳腫瘍 症状とケア【医師監修】

更新

乳幼児期に注意したい病気はほかにもたくさんあります。なってしまったときに正しい対処ができないと、赤ちゃんによけいつらい思いをさせてしまうことも。この中には重症化しやすい病気もあるので、あらかじめきちんとした知識を持っておきましょう。


赤ちゃん・子どものがん 白血病(はっけつびょう)・神経芽腫(しんけいがしゅ)・脳腫瘍(のうしゅよう) って?

出血やしこり、ふらつきなど気になる症状が現れます

小児がんは成人のがんに比べて進行が早く、転移しやすいのが特徴です。血液や骨、筋肉、脳での発生が多く、成人のがんのように胃や大腸、肺にできるのはまれです。患者数が多いのは白血病と脳腫瘍です。

●白血病
血液のがんです。大きく分けてリンパ性と骨髄性、急性と慢性があり、急性リンパ性白血病は全小児白血病の約70%を占めます。発熱や倦怠感など風邪に似た症状から始まり、さまざまな感染症にかかりやすくなり、皮下や歯肉、鼻からの出血も起こりやすくなります。

●神経芽腫
副腎髄質や背骨の両側にある交感神経節にできるがんです。初期は無症状ですが、進行すると食欲不振、顔色が悪い、やせるなどの症状が現れ、腹痛や呼吸困難、眼球突出、皮下のしこりなどを伴うこともあります。

●脳腫瘍
脳にできるがんです。症状は、頭蓋内の圧力が高まって起こるものと腫瘍ができた部位に応じて現れるものがありますが、中には症状があまりはっきりしないものもあり、朝起きたときに頭痛を訴える、不機嫌、食欲低下、嘔吐などが起きます。腫瘍のできた部位によっては歩くときにふらついたり、手足が動かせないなどの運動まひ、感覚が鈍る知覚まひなどが現れることもあります。乳児期に発症すると大泉門が張ってくることもあります。

子どものがん <白血病>の主な症状

・発熱
・顔色が悪い
・出血しやすい
・元気がない

子どものがん <白血病>になりやすい月齢・年齢

乳幼児期~

子どものがん <神経芽腫>の主な症状

・元気がない
・おなかが大きくなる
・やせる

子どものがん <神経芽腫>になりやすい月齢・年齢

乳幼児期~

子どものがん <脳腫瘍>の主な症状

・頭痛
・吐き気
・頭囲拡大
・眼球運動の異常
・ふらつき

子どものがん <脳腫瘍>になりやすい月齢・年齢

乳幼児期~

赤ちゃん・子どものがん 白血病・神経芽腫・脳腫瘍 の治療

抗がん剤治療や手術など症状に適した方法を選択します

小児がんは、抗がん剤などの治療が効果を発揮する傾向にあります。治療後の経過観察も重要です。

●白血病
白血病の種類に適した抗がん剤による化学治療を行います。それだけでは治療が困難な場合は、造血幹細胞移植(骨髄移植、臍帯血移植など)を行うこともあります。病気の型により異なりますが、約70%は長期生存が可能になっています。

●神経芽腫
がんが大きい場合は抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術で摘出します。その後、抗がん剤と放射線治療を行い、自家造血幹細胞移植を行うこともあります。

●脳腫瘍
CT検査などで腫瘍がある部位や大きさを調べ、摘出可能であれば手術で除去します。手術と並行して抗がん剤の投与や放射線治療を行ったり、自家造血幹細胞移植を行うこともあります。

監修:横田俊一郎 先生

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※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。

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