赤ちゃんの眼の病気 弱視の症状とケア【医師監修】
目やにが出る、目が赤いなどの見た目でわかるトラブルは、気づきやすくても、視力の異常は見落としがちです。乳幼児期に目の異常をほっておくと、成長段階で視力の発達に影響が出ることもあるので、赤ちゃんの目の動きや見方をよく観察するといいでしょう。
赤ちゃんの病気 弱視(じゃくし)って?
眼鏡をかけても正常視力が出ない状態。早期に発見して治療することが大切。
弱視の主な症状
・目を近づけて見る
弱視になりやすい月齢・年齢
新生児期~
弱視になりやすい季節
通年(春・夏・秋・冬)
赤ちゃんの弱視 病的な屈折異常や眼の病気が原因で、視力が発達できません
病的に強い遠視、近視、乱視や、不同視(左右の視力が異なる)、斜視、眼瞼下垂、先天白内障などの病気が原因で、乳幼児期に視機能が発達できず、正常視力が出ない状態です。眼鏡をかけても視力が矯正できない点が、軽度の屈折異常(正常範囲の遠視、近視、乱視)と大きく異なります。
赤ちゃんの弱視 治療&ホームケア
視力がほぼ完成する9歳ごろを過ぎると治療の効果が小さくなるため、できるだけ早く治療を開始することが大切です。
網膜でピントの合った映像をとらえられるように眼鏡で屈折を矯正し、視力の左右差がある場合はよいほうの目をアイパッチで隠し、悪いほうの目を使って物を見るなどの治療をします。
■赤ちゃん 眼の病気
・結膜炎
・先天性鼻涙管閉塞症
・急性涙嚢炎
・斜視
・さかさまつげ・睫毛内反症
・麦粒腫・ものもらい
・霰粒腫
・屈折異常
・弱視
■ママ・パパが気になる!赤ちゃん 眼の症状
・偽内斜視
※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。