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赤ちゃんの育児 生後 1才0~3カ月

行動範囲がグンと広がります

生活習慣を身につけよう

いよいよあんよ時代の幕開け。活発な動きから目を離さないで。

この時期の子どもとの生活、お世話

□1才健診を受けましょう
□離乳食の様子を見て、断乳を始めましょう
□手洗いの習慣をつけましょう
□家族であいさつを交わしましょう
おむつ外れに向けて、排せつやトイレを意識し始めたい
トイレに誘う、おまる・補助便座に座らせるなど、おむつはずれを本格的にするのは2才過ぎですが、そろそろおしっこが出る感覚がわかる子もいます。遊んでいる途中に急に立ち止まったり、おむつを触ったりする様子が見られたら、「おしっこが出たね」と声をかけておむつを替えましょう。それを繰り返すことで、おしっことはどんなものなのか、子どもにも何となくわかるようになり、スムーズなおむつはずれにつながります。

離乳食が栄養補給の中心に。タイミングを見計らって卒乳の検討を
離乳食でほとんどの栄養をとるようになります。足りない栄養は、1日1~2回のおやつで補いましょう。おやつと言っても甘いものやスナック菓子ではなく、おにぎりや果物など食事に準ずるものを与えましょう。ミルクや牛乳は1日400mlくらいが目安。卒乳していない場合、おっぱいをちょこちょこ飲ませるのではなく、時間を決めて与えるようにします。タイミングを見計らって、そろそろ卒乳を本格的に検討してみても。

言葉の発達を促すために、子どもの声に返事をしてあげましょう
そろそろ初語(「ママ」や「わんわん」など、初めて出る意味のある言葉)が出てくる子どもも見られます。子どもが声を発したときは、声のまねをしたり、「そうなの、おもしろいね」など言葉を返したりして、言葉の発達を促して。ママが反応することで子どもはコミュニケーションをする喜びを感じ、伝えようとする意欲が育ちます。そのほか、まねっこ遊びや手遊びで、人とかかわることの楽しさも味わわせてあげましょう。

1才健診

実施しない自治体が多いため、ほかの健診に比べると受診率が低い傾向にあります。しかし、目や耳、神経のトラブルが発見されやすい時期でもあるのでなるべく受けましょう。
1才健診を行わない地域もありますが、気がかりな点や以前の健診で何かあった場合には自己負担でも受けたほうがいいでしょう。栄養状態のほか、伝い歩きやつかまり立ちなどの運動、言葉の理解などの精神発達も診ます。しかし、いずれも個人差があるので、神経質にならないで。

健診内容●視覚●聴覚●言葉の理解●つかまり立ち・伝い歩き・ひとり立ちの様子●物をつかむ様子●身体測定●診察(全体観察、皮膚の状態、胸・背中の聴診、口の中の診察、おなかの触診、大泉門の触診)●陰のう(男の子)、外陰部(女の子)の状態●問診

離乳食の進め方

ほとんどの栄養を離乳食からとるようになるので、3回の食事をしっかり食べられるようにしましょう。また、第4の食事としておやつ(補食)をプラス。手づかみ食べに加え、スプーン・フォークの練習も始めましょう。

1才になって、バナナくらいのかたさのものを前歯(歯ぐき)でかじりとり、奥の歯ぐきでかんで食べられるようになる、スプーンやフォークを使おうとする、立っちが上手になり歩き始めようとする、といった様子が見られたらステップアップします。大人と一緒に朝・昼・夜の3食を食べるようにしますが、3食目は19時までに。食事ではたりない栄養を補うために、1日1~2回、時間と量を決めておやつを与えます。

7:00 起床、①離乳食+①授乳
10:00 おやつ(補食)
12:00 ②離乳食+②授乳
13:00 昼寝
15:00 おやつ(補食)
18:00 ③離乳食+③授乳
21:00 就寝
※授乳の目安
・おっぱいは1日3回
・ミルクは1日3回、合計400mlくらい
栄養バランス
断乳しているなら100%離乳食で栄養を
断乳していない場合は、最初は栄養の75%を、終わりごろは90%くらいを離乳食からとります。栄養的には授乳は必要なくなるため、断乳している場合は、離乳食のみですべての栄養をとります。ミルクから牛乳に切り替えてもいい時期です。

食材
刺激物やかたいもの、濃い味は避けましょう
<刺激物、かたすぎるもの、繊維の多いもの、生もの、生野菜をのぞき、多くのものが食べられるように。ただし、味が濃いものは腎臓に負担をかけるので薄味を基本に。

生活習慣

<あいさつ> あいさつは毎日の繰り返しの中で少しずつ身についていくもの。親が手本となって日常生活で積み重ねていくことが大切です。朝、夫婦で目を合わせたときに機嫌よく「おはよう!」と言っていますか。食事のときは「いただきます」と元気よく言って食べ始めているでしょうか。毎日の生活の中で親が気持ちよくあいさつすることが、子どものいいお手本になります。<手を洗う> きれいになると気持ちいい、という感覚は生まれたときから備わっているものではなく、毎日繰り返すことで身につくもの。外遊びで手足がどろんこになったり、食後に口のまわりが汚れたとき、「きれいにふく」「洗う」という行為を繰り返すことで、清潔感覚を学んでいきます。子どもはママやパパのすることに興味を持ち、まねをしたがります。ママやパパを手本にして、「自分でもやってみよう」という気持ちが育っていくのです。食事やおやつの前後、外遊びから帰ったあとには親子で一緒に洗面所に行き、手洗い・うがいをする習慣をつけたいですね。その際、「きれいにすると気持ちいいね」と、言葉をかけながらやりましょう。

危険を教える

歩けるようになると、好奇心のおもむくままに、あちこち動き回ります。でも、状況判断や危険を認知する力は未熟なので、危ないことを平気でしてしまいがち。また、1才になるころから少しずつ大人の言うことがわかってくるものの、理解力も自分を抑制する力も未熟なので、「ダメ!」と言ってもなかなか言うことを聞きません。でも、「言ってもわからない」とあきらめず、何度もくり返し、根気よく、短い言葉で危険を教えていくことが重要です。
<年代別“危険”の教え方>
1才代の子どもに通じるのは、そのときのママの態度(気迫)と表情。ですから、危険なことをしたら即座に止め、真剣な表情で「ダメ!」「危ない!!」と伝えます。言葉の理解は未熟な年代ですが、たとえば熱いものを触ったときに「あちちだったね」と声をかけるなど、結果としてどうなったかの説明も加えましょう。その場では理解できなくても、共感的な言葉でフォローしていると、2才代になったとき、行為と言葉が子どもの中で結びつきやすくなります。
2才代になると、言葉の理解力が高まってきます。1才代から熱いものを触ったときに「あちちだよ」と説明してきた場合は、言葉かけの効果が出てくる時期。ママがポットを触りながら「これはあちちだから危ないよ」と伝えるだけで、実際に触らなくても、「ポット=あちち(熱くて危険なもの)」と理解でき、避けようとするように。また、やけどしない程度のぬるま湯を触らせ、「あちち」を疑似体験すると、より深く理解できるようにもなるでしょう。
3才代になったら「車が来るから出たら危ない」など、より具体的な言葉かけを。今までのように、ただ「危ない」と伝えるのではなく、「なぜ危ないか」を教えることが、言葉の理解力が高まった3才代には必要です。また、わざと危険なことをしたがる年代でもあるので、真剣な表情と言葉で伝えることは続けますが、自分で危険を回避する力もつけていきたいので、すべて先回りして止めるのではなく、危険度が低い状況では、子ども自身に判断させる場面も作って。

かずえキッズクリニック 院長 川上一恵先生 こどもの城 管理栄養士 太田百合子先生

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