赤ちゃんの育児 生後10ヶ月
【医師監修】生後10ヶ月 育児の基本情報

大人のまねが大好きです
生後10ヶ月の赤ちゃんの発育・発達
監修医師:あさかクリニック理事長 若江恵利子先生
つかまり立ちが安定。はっきり意思表示するように
つかまり立ちが安定し、伝い歩きをする子も出てきます。
手指がさらに器用になり、手づかみ食べをする子も
多くの赤ちゃんがつかまり立ちをするようになり、伝い歩きを始める子もいます。指先のこまかい動作や左右の手を連動させて使えるようになり、小さいシールを器用にはがしたり、おもちゃを打ち合わせることができるようになります。手と口の動きが連動するようになり、自分で食べたいという意欲も増すため、手づかみで食べようとすることもあります。
興味のあるものに、手や指をさすように
興味のあるものを指や手でさすようになります。言葉の理解がさらに進み、「バイバイは?」というと手を振るなどすることも。つかまり立ちや伝い歩きによって行動範囲が広がるとともに好奇心旺盛になり、公園で体を動かして遊ぶことが楽しめるようになります。
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生後10ヶ月の赤ちゃんとの生活とお世話のポイント
手づかみ食べを始めましょう
体格や発達など個人差を気にせず、それぞれの成長を見守って
この時期の赤ちゃんとの生活とお世話
□ほめて、赤ちゃんのやる気を育てましょう
□早起き・早寝を続けましょう
□自然に触れる機会を持ちましょう
□手づかみ食べをさせましょう
●昼は公園遊びで五感を刺激して、夜は20時ごろまでにぐっすりねんね
つかまり立ちや伝い歩きのころから、公園遊びが楽しくなります。ママやパパと一緒にブランコやバネの遊具などに乗ったり、ママやパパが支えて滑り台で遊んだり、葉っぱや砂に触ったり、いろいろな遊びを楽しみましょう。児童館や子育て支援センターなどの広場やイベントに参加するのもおすすめ。昼間たっぷり遊ぶと、食欲もわき、早起き・早寝の生活リズムも維持しやすくなります。夜は20時までには寝かしつけるのを目安に。
●自分で食べたいという意欲が育ち、手づかみ食べやスプーンに興味津々
手先が器用になってくるので、スプーンやフォークを自分で持ちたがったり、皿に手を伸ばしたり、手づかみ食べをしようとする赤ちゃんも。持ちたいだけで自分ではまだ食べられませんが「自分で食べたい」という気持ちが育ってきた証し。床の片づけがしやすいよう、レジャーシートなどを敷いて対応しましょう。
●泣く以外の方法で示す赤ちゃんの意思をくみ取って
そろそろ泣く以外の方法で意思表示をするようになります。たとえば、好き嫌いなどの感情が芽生えてきて、嫌なときはママやパパの声かけを無視したり、差し伸べた手を払いのけたりすることも。両手を上げて、「抱っこ」のサインをしたり、ママやパパに手で欲しいものを伝えようとしたりします。この時期は、立っちの楽しさを味わえる遊びもおすすめ。ほめると、もっとやろうという意欲が出るので、どんどんほめて。

手づかみ食べについて
食べ物に興味を示し、手で食べようとする時期です。食卓がグチャグチャになり、ママやパパには遊んでいるように見えるかもしれませんが、手づかみ食べは「自分で食べたい!」という自我が芽ばえた証し。手づかみ食べをしない子もいますが、無理じいは禁物。あせらずに食卓が楽しい雰囲気になるように心がけることで意欲をはぐくめます。手づかみ食べを嫌がる子は、遊びの中で、いろいろな触感のおもちゃをつかむなどを促し、手指の感覚を刺激してあげましょう。
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生後10ヶ月の親子のコミュニケーション
監修:相模女子大学学芸学部子ども教育学科准教授 金元あゆみ先生
「歩きたい!」「やりとりしたい!」を遊びに
「伝えたい」「知りたい」意欲が増し、手さしや指さしをする子も。好奇心を刺激する遊びを取り入れましょう。
ちょうだいなのやりとり遊び

赤ちゃんが何か手にもっていたら、「ちょうだいな」と声をかけてみましょう。持っていたものを差し出したりします。もし渡せたら「ありがとう」と声かけをしながらいっぱいほめて。そして「はい、どうぞ」と今度はママやパパから赤ちゃんに渡します。このかわいいやりとりをいっぱいしましょう。やりとりが好きになります。食事のときにスプーンを渡したり、飲み物を渡したりなど、生活の中でも「はい、どうぞ」と言葉をかけてやりとりをしてみましょう。
リズムでノリノリ♪
手遊びや童謡、ママやパパの好きな曲を流し、親子一緒に自由に踊りましょう。ちゃんとした振りつけでなくてOK。アドリブでママやパパが楽しそうに踊って、赤ちゃんのノリを誘ってあげましょう。赤ちゃんは踊るまねっこをして、リズムに合わせて、つかまり立ちをしながら体を上下させますよ。
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治療方法やホームケアのしかたは、症状や赤ちゃんの状態によって異なるので、診察をした医師の診断に従いましょう。
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また、その症状の程度によって、夜間や休日でも受信したほうがいいのか、診療時間まで待って受診すればいいのか、などの判断の目安を示しました。事故やケガが起こったときに、まず行うべき応急処置の方法も紹介しています。
予防接種は、その病気にかかると重い症状が出たり、重い後遺症が出たり、最悪の場合死に至ることもある病気を防ぐための唯一の予防手段です。赤ちゃん、子どもの予防接種は種類がたくさんあり、スケジュールを立てるのが大変ですが、ママとパパは予防接種に対する知識を深め、赤ちゃん・子どもを病気から守りましょう。
医師は赤ちゃんの様子を見て、最善と判断した薬を処方します。赤ちゃんに処方された薬の種類や効能についてしっかり理解して、病気が少しでも早く回復の向かうようにケアしてあげましょう。
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