妊娠27週 妊娠7ヶ月
【医師監修】妊娠27週 妊婦の基本情報
大きくなるおなかと肌のケアもしっかりと
妊娠27週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長
赤ちゃんの体の機能が発達してきた証拠に、羊水の中で向きを変えたり、ぐるぐる回ったりしてしきりに動きます。
ママは子宮の重みで、体への負担が大きくなってきました。
子宮底はおへそより上に到達するころです
妊娠27週になりましたね。妊娠7ヶ月の4週目で、7ヶ月の最後の週になります。 おなかは、また一段と大きくなり、重苦しい感覚も加わるころです。子宮のてっぺん(子宮底)は、おへそより上部に達し、下腹のほうばかりでなくウエストの上のほうまでふっくら大きくふくらんできます。
大きくなった子宮の重みが原因で腰や背中に負担がかかる上、ホルモンの作用で骨盤の関節が緩むため、腰痛が悪化してしまうことがあります。つらいようなら医師に相談しましょう。 夜は、心地よく眠れますか? 上を向いて寝ると、大きく重くなった子宮が足のほうから心臓へ続く大静脈を圧迫するため、血圧が下がって気分が悪くなってくる時期でもあります。横たわるときは、体の向きを左下にした横向きなどの楽な姿勢で休むといいでしょう。 おなかが大きくなってきたら、妊娠線にも気をつけたいものです。妊娠線は、皮膚が引き伸ばされて皮下組織が断裂してできるもので、現れる部位はおなかや乳房、おしり、あるいは太ももや二の腕など多岐にわたります。妊娠線は、急激に体重が増加したときや、皮膚が乾燥しているときにできやすいので体重コントロールに努めることが大切です。
羊水の中でぐるぐる動き回っています
おなかの赤ちゃんの成長【24~27週ごろ】
●脳の発達がさらに進み、体全体の機能をコントロールするようになります。
●耳や目で得た情報を脳へ送る伝達経路が完成します。
●羊水の中で回転して自分で向きを変えられます。さかご(骨盤位)になることも。
●皮膚から血管が透き通って見えることが少なくなります。
●目のレンズ部分が現れ、ときどきまばたきをします。
●男女の外性器がわかることも多くなります。
脳が発達して体の制御機能が高まるため、体の向きを変えて動き回るようになります。頭が上、足が下になるさかご(骨盤位)になっても元に戻る確率は高いでしょう。男女の性別がわかることもますます増えてきます。
妊娠27週ころの超音波写真
女の子である印が見えます
外陰部を表すリップサインは女の子の印。外性器が突出していないので、わかりづらいでしょう。ちなみに超音波検査は性別判定のためではなく、赤ちゃんの発育を診る検査です。
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妊娠27週の生活アドバイス
つわりや体調が落ち着いてきたら、ママやパパの保険を見直しましょう。
監修:ファイナンシャル・プランナー 畠中雅子 先生
妊娠中の保険加入のアドバイス
万が一、家計の大黒柱が働けなくなった場合でも、家族の生活費や子育て費用を確保する必要があります。妊娠・出産は家族のお金を考え直すには、絶好のタイミング。ママやパパにもしものことがあっても子どもの未来が閉ざされないように、夫婦それぞれの医療保険や死亡保険を見直しましょう。
パパの死亡保障は3000万円を確保して
下の表を参考に、世帯主(主にパパ)の死亡保障がたりない場合は、それを補う保険を検討しましょう。その際、加入済みの保険のほかに新たな保険に入って保障額を増やす方法のほか、現在加入中の保険を解約して、一から保険に入り直す(保険の空白期間ができないように注意)ことも検討しましょう。
一方、ママは妊娠中は保険に加入できなかったり、加入できても妊娠がらみの保障は免責となるのが一般的です。今のうちにリサーチだけしておいて、産後できるだけ早めに加入しましょう。
医療保障は各自入院日額5000円を確保
病気やけがで入院・手術をする場合に備えて、医療保険も必ず加入しておきましょう。会社員や公務員であれば傷病手当金も出るので、保障額は入院日額5000円を確保しておけばOK。パパが自営業の場合は、傷病手当金がないので、保障額を増やす必要があります。先進医療特約なども含め、自分たちのニーズに合った無理のないプランを選びましょう。
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妊娠27週の気がかりやトラブル・病気
気をつけたい胎盤のトラブル1
赤ちゃんにママの血液中の酸素や栄養を届け、赤ちゃんからママへいらなくなった二酸化炭素や老廃物を渡すなど、赤ちゃんの成長には欠かせない、大切なパートナーである胎盤。だからこそトラブルが起こるとその影響は大きいものに。どんなものか見ていきましょう。
前置胎盤
★どんな症状?
胎盤が子宮口をふさぐような位置にある状態
胎盤が子宮口をふさぐような位置にできてしまうのが前置胎盤です。胎盤の一部が子宮口にかかっている場合を部分前置胎盤、子宮口のごく近くにある場合を低置胎盤ともいいます。診断は超音波検査で行いますが、確定までには時間がかかります。それは子宮が大きくなるにつれ、胎盤が上方へ移動することがあるためです。前置胎盤であれば出血することもありますが、健診の間隔があきやすい中期などは、とくに注意し、出血があればすぐに受診しましょう。
★なぜなるの?
はっきりした原因はわかっていません
受精卵が子宮口の付近に着床してしまうことが原因です。その理由は明らかではありません。ただ、高年初妊婦、喫煙者、多胎妊娠、以前に子宮の手術を受けた人は、一般よりも前置胎盤になるリスクが高いことがわかっています。
★どうすればいい?
安静を保つため入院することも
前置胎盤の妊婦さんは、出血を起こしやすくなります。中期以降、生理的に子宮が収縮すると胎盤と子宮壁にずれが生じ、大出血を起こすことも。おなかの張りには注意をはらい、張ったら安静にしましょう。出血に気づいたら、すぐ受診して。入院して安静を保つ場合もあります。
★赤ちゃんへの影響は?
帝王切開分娩でのお産になるでしょう
出産時の赤ちゃんの出口である子宮口を胎盤がふさいでしまっているわけですから、そのままでは赤ちゃんは子宮から外に出てこられません。子宮収縮などのお産の兆候が見られると胎盤がはがれて大出血を起こし、ママの命にも危険が及ぶため、出産は帝王切開分娩になります。低置胎盤の場合は、位置と出血の程度によって違ってくるでしょう。
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ここでは「妊娠超初期」とは妊娠が判明する前の妊娠0ー3週頃のことを指します。生理予定日付近からそれ以降に妊娠検査薬で確認することで、妊娠がわかる人が多いですが、生理予定日前から基礎体温の変化や出血・眠いなど体調の変化が感じられる人も。
そんな「妊娠超初期」の体の変化や気をつけたいことをまとめました。
妊娠おめでとうございます。妊娠が判明し、ママの体は出産に向けて徐々に変化を始める時期。この頃つわりがピークを迎える人も多く、不安が大きい時期でもあります。不安なこの時期に気をつけることは?妊娠初期症状は?暮らしの中の注意事項は?妊娠がわかったころに知りたい情報をまとめました。
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