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妊娠25週 妊娠7ヶ月

【医師監修】妊娠25週 妊婦の基本情報

楽な姿勢で休むようにしましょう

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠25週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

赤ちゃんの体の機能が発達してきた証拠に、羊水の中で向きを変えたり、ぐるぐる回ったりしてしきりに動きます。

ママは子宮の重みで、体への負担が大きくなってきました。

おなかが大きくなってきたら、妊娠線に注意しましょう

妊娠25週になりましたね。妊娠7ヶ月の2週目です。 おなかはまたひと回り大きくなり、重苦しさも感じるころです。子宮の上部は、おへそのラインを越え高くなるため、下腹部だけではなくおへその上のほうまで丸くふくらんできます。 おなかが大きくなってきたら妊娠線に注意しましょう。また、乳輪部の色素沈着も進みますが、産後はほぼ元に戻ります。

妊娠中はホルモンバランスの影響で、口内環境が悪くなりがちです。歯茎の腫れや出血が起こりやすくなり、ほうっておくと歯周病が進行しかねません。歯周病は早産のリスクを高めますから、口腔ケアを怠らないようにしましょう。
ところで、夜は気持ちよく眠れますか? 上を向いて寝ると、大きくなった子宮が足のほうから心臓へ続く大静脈を圧迫するため、血圧が下がり、気持ちが悪くなってくる時期でもあります。寝るときは、体の向きを左下にした横向きなどの、楽な姿勢で休むようにしましょう。

羊水の中でぐるぐる動き回っています

おなかの赤ちゃんの成長【24~27週ごろ】

●脳の発達がさらに進み、体全体の機能をコントロールするようになります。

●耳や目で得た情報を脳へ送る伝達経路が完成します。

●羊水の中で回転して自分で向きを変えられます。さかご(骨盤位)になることも。

●皮膚から血管が透き通って見えることが少なくなります。

●目のレンズ部分が現れ、ときどきまばたきをします。

●男女の外性器がわかることも多くなります。

脳が発達して体の制御機能が高まるため、体の向きを変えて動き回るようになります。頭が上、足が下になるさかご(骨盤位)になっても元に戻る確率は高いでしょう。男女の性別がわかることもますます増えてきます。

妊娠25週ころの超音波写真

へその緒も太く成長しています

中央に見えるのはへその緒です。血管は見えませんが、コラーゲン組織のよじれがくっきり写っています。成長するにつれ、へその緒は太くなりますが、長さと太さには個人差があります。

妊娠25週の生活アドバイス

乳首や乳房をチェックしよう

産後すぐから始まる授乳に備えて、乳首や乳房の状態をチェックしておきましょう。

母乳育児のために妊娠中から準備を

最近は母乳育児のよさが見直され、母乳で育てたいと考えるママが増えてきました。しかし、産後、母乳が出ていないのでは? といった不安感から挫折してしまうケースも少なくありません。母乳が出ない体質の人もまれにいますが、赤ちゃんに吸われることで、ほとんどの女性は母乳が出ます。赤ちゃんが吸いやすい乳首をつくるために、妊娠中から乳首の形をチェックしておきましょう。

母乳育児のメリットはたくさんあります。赤ちゃんはママの温かいぬくもりやまなざしを全身で感じ、安心します。ママも、授乳を通して赤ちゃんへの愛情がいっそうわいてきて、絆(きずな)が深まります。母乳には赤ちゃんを病気から守る、免疫物質が多く含まれています。とくに初乳には免疫成分が多く含まれ、赤ちゃんをアレルギーから守ってくれます。赤ちゃんに乳首を吸われることで、子宮の収縮が促され、子宮が元に戻る(子宮復古(しきゅうふっこ))のを助けます。産後の早期授乳がママの体の回復にもなるのです。母乳は道具も準備もいらず、胸を開いて赤ちゃんに乳首を吸わせるだけ。手間がかかりません。また、特別に購入するものもありませんから、経済的です。妊娠中に増加した体脂肪は産後の授乳に備えるためと考えられています。実際、授乳中は妊娠前の体形に早めに戻る傾向が。母乳育児でやせる人も多いようです。母乳は赤ちゃんにとっての完全栄養食品。必要な栄養がバランスよく含まれています。また、消化吸収もよく、赤ちゃんの体に負担がありません。

乳頭・乳輪部のケア

助産師さんに相談しながら始めましょう。乳頭の先には数個から数十個の乳口(乳管の出口)があり、妊娠前は使われることがないため、栓をしたような状態になっています。この栓を取り除いて、乳管の出口を開ける役目をマッサージが果たすのです。

マッサージは助産師さんの指導のもと、妊娠36週以降から始めます。産院によっては指導する時期が遅い場合もあるので、相談しながら行いましょう。

乳頭・乳輪部のマッサージ

乳頭・乳輪部のマッサージは、マッサージをする側の手で乳房を支えるようにして、乳房の基底部と乳頭部が正面を向くように体の中央に乳房を寄せ上げます。反対側の手の親指、人さし指、中指を乳輪の外側に当てます。親指と人さし指・中指でCの字をつくり、指の腹を乳輪の外側に置きます。そのまま乳輪部の中心に向かって、やさしくしぼり出すような感じで圧をかけていきます。そのまま指を乳頭方向へずらし、そっと乳首をもみほぐします。指でほぐす場所を少しずつ替えながら、360度もみほぐします。指の腹を使って、ゆっくりそっと行うのがポイントです。

陥没・扁平(へんぺい)乳首のケアは妊娠36週以降のおなかの張りがない場合に行います。親指・人さし指・中指で乳輪部を含んだ範囲をゆっくりつまみ出すように乳頭を突き出させます。手の甲を乳頭側に倒し、人さし指と中指で乳輪部を挟んで圧をかけます。親指で乳頭の頂きを、円を描くようになでます。※自分だけで判断せず、産院や母乳外来などで相談して、指導を受けるようにしましょう。

妊娠25週の気がかりやトラブル・病気

自宅安静・入院安静

診察のとき医師から安静を指示されることがあります。でも安静といわれても症状や生活環境によっても違ってくるため、実際にどのように過ごしたらいいかわからないものです。医師に確認するのが基本ですが、どの程度の安静を保てばいいのか、目安を紹介します。

どんなときに「安静」の指示が出るの?

かかりつけ医から「安静に」といわれるケースとしては、出血やおなかの張りが続くといったものと、早い時期から子宮口が開いている、超音波検査で見ると子宮頸管が短くなっているなど自覚症状のないケースがあります。このまま普段どおりの生活を続けてしまうと症状が進んでしまい、切迫流・早産につながると考えられるとき、安静を指示されます。また、ひとくちに安静といっても大きく分けて「自宅安静」と「入院安静」があり、安静の度合いは分かれます。

これは母体の状態だけでなく、「上の子がいて安静にできない」などの生活環境も考慮して決められます。

安静生活のポイントは?

自宅安静

●家事をするなら最小限に
家にいると、ついあれこれと動いてしまいがち。掃除・洗濯・炊事など、いつもどおりにしようと思わないで。立ちっぱなしはNG。

●入浴は短時間で
入浴は意外に体力を消耗するので、自宅安静中は基本的にシャワーで済ませましょう。湯船での入浴が許可されている場合も短時間で。

●仕事はしっかり休んで
必要に応じて、医師に診断書を書いてもらい、仕事はしっかり休みましょう。だからといって、家で長時間パソコンに向かうのも×。

入院安静

●ストレスをためこまない
ただ横になっているだけの生活は、とてもストレスがたまります。短時間ならベッドで本を読んだり音楽を聴いたり趣味を楽しんでも。

●歩行の許可が出ても無理をしない
入院中に病院内の短い歩行が許可されることがありますが、少しの歩行でも体力を消耗してしまうので、決して無理をしないで。

妊娠中におススメの本・アプリ

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