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妊娠23週(妊娠6ヶ月)

【医師監修】妊娠23週 妊婦の基本情報

おなかの重みで腰や足への負担が大きくなります

妊娠23週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

監修医師:かしわざき産婦人科 柏崎香織先生

赤ちゃんが元気に育っていることを体感できる“胎動”。

こそばゆい? それとも力強い? パパと一緒に、赤ちゃんを存分に感じましょう。

足の筋肉に負担がかかるため、足がつりやすくなります

妊娠23週になりましたね。妊娠6カ月の4週目で、6カ月の最後の週になります。 ほとんどの人が胎動を感じるようになり、赤ちゃんの位置がわかる場合も。胎動に気づくことが多くなるにつれて、おなかの赤ちゃんとの一体感が深まり、ママになる実感がより強くなるでしょう。 つらいつわりや体調の変化などを乗り越えて数カ月経過し、体が妊娠という状態に慣れ、心身共に落ち着いてくるママが多いようです。 子宮は、大人の頭よりさらにひと回り大きくなり、子宮のてっぺんはママのおへその少し上のほうまで達します。 乳腺も発達していき、おなかと同じように乳房もますます大きくなります。

おなかが前にせり出してくると、体の重心がずれることにより、さまざまなトラブルが出やすくなります。立っているときは背中が反った姿勢になるため、腰や背骨に負担がかかり、健診で腰痛や背中の痛みを訴える人が増えていきます。重くなった体を支えるため、足の筋肉にも過大な負担がかかってきます。これからお産が終わるまでは、ふくらはぎがつるトラブル(こむら返り)も起こりやすいでしょう。足がつると、飛び上がるほどの苦痛なのであわてがちですが、まずは落ち着いて対処を。つったほうの足の親指をつかみ、おなか側に引っ張ると治まります。自分でできないときは、パパに頼みましょう。また、入浴で体を温めたり、体の疲れをためないようリラックスしたりして、予防に努めましょう。

骨や筋肉が成長して動きも大ぶりになってきます

おなかの赤ちゃんの成長【20~23週】

●臓器の機能がより成熟し、体の細部が発育してきます。

●骨がますますしっかりして、体の末端まで筋肉がついてきます。大きく体を動かす運動などもするように。

●聴覚が発達してきます。

●上下まぶたが離れ、顔立ちがはっきりしてきます。

消化器、泌尿器などの器官が成熟してきて、体の部位も細部の成熟へと向かいます。骨や筋肉がしっかりしてきて、動きが大きくなります。早ければ男女の外性器が見えることも。

このころの超音波写真

早ければ外性器がわかるようになります

外性器の違いが現れるのは15週ごろですが、超音波ではっきり確認できるのは25週以降。赤ちゃんは羊水の中でぐるぐる回っているので、体位により性別がわかることも。写真は男の子。

妊娠23週の生活アドバイス

監修医師:愛育病院センター長 中林正雄先生

健診で気になること

妊婦健診で先生に気になることを言われたら、そのままにせずにきちんと確認しましょう。メモを取ることも忘れずに。

妊娠経過や赤ちゃんの状態についての説明が増えてきます

赤ちゃんが成長してくると健診の超音波検査で見える部分も増え、先生からの説明も増えてきます。また、母体への負荷も増えるので、注意したいことも出てきます。

先生から言われてわからないこと、気になることがあったらそのままにせず、納得がいくまで聞きましょう。先生とコミュニケーションをとることで、不安も解消されます。

先生とのコミュニケーションのコツ

健診で自分の体やおなかの赤ちゃんのことを診てくれている先生に、マナーとして、「ありがとうございました」を言いましょう。このひと言で、相手も自分も気分がよくなります。時に先生が忙しく、なかなか話せそうにない雰囲気の場合もあるでしょう。そんなときは助産師さんも強い味方。「健診でこんなことを言われたのですが…」と相談してみましょう。

なかなか聞けないこともあるでしょうが、「ん?」と思ったらすかさず、どういうことなのか聞きましょう。知ろうという姿勢に先生が困ることはありません。健診で聞こうと思っていたのに忘れちゃった、というのはよくあること。聞いておきたいことを付せんにメモして、母子健康手帳にはっておくと便利です。

健診で言われることの多い「気になるひと言」~赤ちゃんについて

赤ちゃんの成長具合は超音波検査で確認することができます。赤ちゃんの頭の大きさや、心臓の動き、内臓の様子、推定体重などを調べます。医師がチェックして気になることがあれば、ほかの検査とも併せてチェックしたり、よりくわしい検査をして調べます。

「赤ちゃんが小さめだね」
両親が小柄であれば、赤ちゃんも小さめになりがち。超音波検査で元気に動いている様子がわかれば問題ない場合がほとんどです。ただし、標準値より極端に小さい場合は胎児発育不全が疑われます。

「赤ちゃんが大きめだね」
赤ちゃんが元気でほかにトラブルがなければ心配はいりません。ただし、ママが妊娠糖尿病の場合、赤ちゃんが4000g以上の巨大児になる可能性が。その場合は、食事や薬で血糖値をコントロールする指導を受けます。

健診で言われることの多い「気になるひと言」~胎盤や羊水、臍帯(へその緒)について

胎盤の位置や羊水の量、臍帯の様子も超音波検査で確認することができます。胎盤は、子宮の入り口近くにあると大出血を起こす可能性があるので注意して診ます。羊水の量は赤ちゃんの状態と密接に関連があるので、多過ぎる場合も少な過ぎる場合も、赤ちゃんの精密検査が行われます。臍帯は、ほとんど問題になることはありません。ただし、赤ちゃんに影響しそうな場合は適切な対策がとられます。

「へその緒が首に巻きついてるね」
へその緒が首に巻きつくことは珍しいことではありません。おなかのなかで動いているうちに自然にほどけることも多いようです。巻きついたままでも、ほとんどの場合そのまま経腟分娩になります。

「羊水の量がちょっと少なめですね」
羊水の量は妊娠経過に応じて変化します。極端に少ない場合には、赤ちゃんの発育に問題があったり、腎臓になんらかのトラブルがあることがあり、くわしく調べる必要があります。ですが、ちょっと少ない程度ならそれほど心配することはありません。

「胎盤が下のほうにあります」
妊娠中期ごろは胎盤が子宮の入り口(子宮口)に近い位置に見えることが少なくありません。しかし、多くの場合子宮が大きくなるにつれて、胎盤の位置も上がっていく可能性があるので、経過を見ていきます。

妊娠23週の気がかりやトラブル・病気

監修医師:東京大学大学院医学系研究科 産婦人科学 教授 藤井知行先生

切迫早産の予防と治療

切迫早産の予防、治療について知っておきましょう。

予防のためにできること

1健診をきちんと受ける
早期発見・早期治療をするためには、定期的に妊婦健診を受け、チェックすることが大前提です。

2局所を清潔に保つ
常識の範囲でOKですが、感染症予防のためにも、常に局所は清潔に保つように心がけましょう。

3排便時には前から後ろにふく
大腸菌の感染が起こる場合があるので、排便時はトイレットペーパーで前→後ろの順にふくことが大切です。

どんな治療をするの?

内診をしてみて、おなかの張りや痛みはあってもそれが強くなく、子宮口が閉じていて、赤ちゃんが元気でいるなら、自宅安静のこともあります。自宅安静の場合は、身のまわりのこと以外はしないで。子宮収縮抑制剤(ウテメリンなど)の内服薬を処方されることも多いでしょう。また、規則的な陣痛があったときや、内診で内子宮口が開き始めているときなどは入院安静が指示されます。持続的に子宮収縮を抑える点滴をすることも多いでしょう。

切迫早産ではまずその原因を調べます。胎児機能不全や重症の感染症、重症の妊娠高血圧症候群などで妊娠を継続することがママと赤ちゃんにとって危険な場合でなければ、子宮収縮がある場合はそれを止める薬を使用します。また、子宮口の炎症が切迫早産の原因として重要視されているので、これを抑えるための薬や抗菌薬を膣内に使用することがあります。

妊娠中期(23週) ママの悩みQ&A

妊娠中はおなかの赤ちゃんの成長、体重管理や体の悩みについて、育児中は赤ちゃんの発育、予防接種や健診、母乳・ミルク・離乳食、お世話や遊びなどなど、いろんな疑問や不安を抱えています。そんな妊娠中から育児中のママたちのお悩みに、産婦人科や小児科の医師、助産師、保育士など各分野の専門家がていねいにお答えします。

23週の初マタです。つわりが治まってからお菓子・ジュース・コーヒー・めん類…赤ちゃんに悪いと思いながらもやめられません。まわりから「肥満の子が生まれそう」「アレルギーの子になるかもよ」など不安になることを言われるので赤ちゃんが心配です。やっぱりやめたほうがいいでしょうか?
おなかの赤ちゃんのことを思うなら、見直したほうがいいでしょう。…
23週の初産婦(しょさんぷ)です。私は入浴が大好きなのですが、寒い時季から少し熱めのお湯で入浴するようになりました。熱めのおふろに入るのは、おなかの赤ちゃんに影響があったりするのでしょうか。
体を冷やさないようにするのはとても大切ですね。熱めのおふろに入るということですが…
23週の初産婦です。先週から胎動を感じるようになったのですが、おへそ下か右側のおなかばかりで、まだ左のおなかで胎動を感じていません。この時期赤ちゃんは、いろんな方向へ移動できるはずなのに、私の赤ちゃんはいつも同じ向きで動けていないんでしょうか?少し不安になりました。
同じところだけに胎動を感じる、ということはよくあります。胎盤の位置などによって、…
23週の初妊婦です。食品添加物にどれくらい気をつければいいのでしょうか?アミノ酸などがよくないというのを聞くのですが、調味料やドレッシングなど、至る所に入ってるように思います。私はこれまであまり気にせずにきてるのですが、時々無性に不安になったりします。
アミノ酸が悪いという話は聞いたことがありません。サプリメントのような形で多量にと…
23週の初たまです。妊娠初期はつわりがひどくて寝込んでいたので、勉強する余裕がありませんでした。今になって知って妊娠初期にしてしまったいろいろなことが毎日不安でしかたありません。経過が順調なら大丈夫ということですか?
いろいろなことを不安に感じるのは、どの妊婦さんも同じです。あなただけではありませ…

妊娠週数別基本情報

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

ここでは「妊娠超初期」とは妊娠が判明する前の妊娠0ー3週頃のことを指します。生理予定日付近からそれ以降に妊娠検査薬で確認することで、妊娠がわかる人が多いですが、生理予定日前から基礎体温の変化や出血・眠いなど体調の変化が感じられる人も。
そんな「妊娠超初期」の体の変化や気をつけたいことをまとめました。

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

妊娠1ヶ月

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠おめでとうございます。妊娠が判明し、ママの体は出産に向けて徐々に変化を始める時期。この頃つわりがピークを迎える人も多く、不安が大きい時期でもあります。不安なこの時期に気をつけることは?妊娠初期症状は?暮らしの中の注意事項は?妊娠がわかったころに知りたい情報をまとめました。

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠2ヶ月
妊娠3ヶ月
妊娠4ヶ月

妊娠中期-妊娠16週~27週

安定期と呼ばれる妊娠5カ月以降は、胎動が感じられたり、赤ちゃんの性別が分かる人も多い時期。ほっと一息つきがちなこの時期の注意事項は?気をつけたい症状は?安心しがちなこの時期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠中期-妊娠16週~27週

妊娠5ヶ月
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妊娠7ヶ月

妊娠後期-妊娠28週~40週

出産まであと少し!お産のはじまりで気をつけることは?注意したい症状は?暮らしの中の注意事項は?赤ちゃんに出会える日への期待と不安が膨らむ妊娠後期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠後期-妊娠28週~40週

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出産

出産まであと少し!お産のはじまりからの流れや出産方法、陣痛を乗り切るコツや方法、帝王切開についてなど、事前に知っておきたい出産のための基本情報をまとめました。

出産

妊娠中期に関する用語

「たまひよ用語辞典」は、多くのママに好評の「たまひよ大百科シリーズ」を元に、たまひよnet向けに、短い時間で簡潔に概要がつかめるようにと全て一から編集した、みなさまのための用語集です。 用語は、「出産用語」「産後の体用語」「新生児のお世話用語」に分かれています。気になる部分を選んで、読み進めていってくださいね。