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妊娠16週 妊娠5ヶ月

【医師監修】妊娠16週 妊婦の基本情報

妊娠中期に入りました。赤ちゃんもぐんぐん成長

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠16週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

胎盤が完成して、妊娠そのものが安定する安定期に入ります。

赤ちゃんはさまざまな動きをするようになり、それを胎動として感じるママも出てくるでしょう。

いよいよ妊娠中期のスタートです!

妊娠16週になりましたね。いよいよ妊娠中期のスタート、妊娠5ヶ月の1週目です。子宮は幼児の頭より少し大きくなるころです。体全体に皮下脂肪がついてきて、妊婦さんらしくふっくらと丸みを帯びた体つきになってきます。おなかとともにおしりや乳房も一段と大きくなります。赤ちゃんへの授乳に備えて乳腺が発達していきます。バストは妊娠前より約2カップ、サイズアップする人が多いようです。乳腺の発達を妨げないように、ゆったりした服装を心がけましょう。妊娠中に乳頭から黄色っぽい分泌物が出る人もいます。これは母乳を出すための準備ですから、問題ありません。分泌物をふき取って、乳頭や乳輪を清潔に保ちましょう。

つわりが終わると、食欲が増進してきます。急激な体重増加に注意しましょう。体調がよければ、適度に体を動かすのもいいでしょう。経産婦の人は早ければ、16週くらいから赤ちゃんの動きを胎動として感じるママもいます。「小さな魚が泳いでいる感覚」「腸が動いた」など感じ方はさまざまなようです。
ところで、「戌(いぬ)の日の安産祈願」をご存じですか?多産で安産といわれる犬にあやかって行われる日本古来の習わしです。妊娠5ヶ月の戌の日に、おなかにさらしの腹帯を巻いて、安産を祈願します。

皮下脂肪がつき始め、体の動きはさらに大きくなります

おなかの赤ちゃんの成長【16~19週ごろ】

●骨が丈夫になり、筋肉がついてきます。

●皮下脂肪がつき始めます。

●体の動きが豊かになり、上体を後ろに反らす、足を前にグーンと伸ばす、首を左右に振る、手の指を握るなどの動きをするようになります。

●皮膚に厚みが出て赤みがかり、全身に産毛が生えます。

●髪の毛が生えます。

●手を口元にもってくるなどのしぐさをすることも。

赤ちゃんの骨はやわらかい軟骨ですが、さらに丈夫になり、筋肉がついてきます。皮下脂肪がつき始めるのもこのころ。そのため、体の動きが少しずつ大きくなってきます。胎動をママが感じ取れるまで、あとちょっと!

妊娠16週ころの超音波写真

羊水の中で、口を開けたり閉じたり…

赤ちゃんは、羊水の中で口を開けたり閉じたりしています。手を口元にもってくるなどのしぐさをしていることも。羊水の中でさまざまな動きをしています。

妊娠16週の生活アドバイス

マタニティエクササイズ

体重コントロールや気分転換のために、体調がよければ積極的に体を動かしましょう。

適度に体を動かすことは太りすぎ予防と安産の準備に

徐々におなかが大きくなると、体を動かすのが面倒になりがちですが、適度な運動は太りすぎを予防したり、気分転換になるだけでなく、安産につながります。そして、腰痛や冷え、むくみなどの予防や軽減にもなり、メリットがたくさんあります。
妊娠中に適しているのは、手軽にできるウォーキングやマタニティヨガ、妊婦さんに適した動きのマタニティエアロビクス、水中で全身運動をするマタニティスイミングといった有酸素運動です。このようなエクササイズの教室を開いている産院や自治体もあります。

マタニティエクササイズは妊娠16週ごろから出産直前までできますが、始められる時期は施設により異なるので、確認しましょう。また流・早産の恐れがある人や多胎妊娠の人、リスクの高い人は控えたほうがいいでしょう。妊娠経過が順調な人も、主治医に相談をしてから始めることをおすすめします。

妊娠16週の気がかりやトラブル・病気

子宮頸管無力症ってどんな病気?

たいした自覚症状がないのに、子宮が収縮してしまったり、流産や早産を引き起こす病気がいくつかあります。どんな病気があるのか知識を持つことと、定期的に健診をきちんと受けておくことで防ぐことができるものも多いはず。

子宮頸管無力症

★どんな病気?
前触れもなく子宮口が開いてしまう病気
子宮口はお産が近づくと徐々に開いていきますが、まだ子宮口が閉じていなければならない時期に何の前触れもなく、自覚症状もないまま子宮口が開いてしまうトラブル。

★なぜなるの?
体質的に子宮頸管が弱いため
まだはっきりした原因はわかっていませんが、多くは赤ちゃんのいる子宮から腟につながる子宮頸管の筋肉組織が体質的に弱いために、子宮頸管がやわらかくなりやすく、短くなって開いてしまうからではないかと考えられています。

★どうすればいい?
子宮口を縛る手術を行います
そのままでは流・早産の恐れがあるので、多くは、なるべく早く子宮口を縛る手術(子宮頸管縫縮術)を行います。手術はマクドナルド法とシロッカー法の2種類があります。手術をしたら、赤ちゃんが十分に成熟するのを待ってから抜糸し、お産が始まるのを待ちます。

★赤ちゃんへの影響は?
適切な処置を行えばまず問題ありません
子宮頸管無力症はほうっておけば流・早産の恐れがあるものの、子宮頸管縫縮術を行えば、普通に日常生活を送ることができます。手術そのものが赤ちゃんに与える影響はありません。そのまま赤ちゃんが成熟する37週前後まで待てば、抜糸後に自然にお産が始まりますので、必要以上に心配することはありません。

妊娠中におススメの本・アプリ

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