1. トップ
  2. 妊娠・出産
  3. 妊娠初期
  4. 妊娠初期(15週)

妊娠15週(妊娠4ヶ月)

【医師監修】妊娠15週 妊婦の基本情報

胎盤が完成。赤ちゃんの動きはより豊かに

妊娠15週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

監修医師:かしわざき産婦人科 柏崎香織先生

つらかったつわりが治まり、食欲が出てくるころです。

胎盤が赤ちゃんとママをしっかりつないで、赤ちゃんの発達を応援します。

ついに胎盤が完成! 赤ちゃんもすくすく育っています

妊娠15週になりましたね。妊娠4カ月の4週目で最後の週になります。胎盤がほぼ完成するのは、妊娠15週ごろ。赤ちゃんの状態が安定してくるので、これからは流産の心配はあまりないといえるでしょう。15週の終わりには、子宮の大きさは幼児の頭くらいになり、おなかのふくらみが出てくるため、洋服の上からでもわかるようになってきます。この時期の子宮は、骨盤の上のほうに位置するため、妊娠のごく初期に起こる膀胱への圧迫が軽減され、頻尿などの症状が少なくなってくる場合もあります。

胎盤がきちんと形成されるころには、体内のホルモンの状態も安定してくるので、基礎体温が下がっていきます。熱っぽさやだるさから解放されるので、体はかなり楽になるでしょう。つわりは、16週くらいまでに治まる人が多いでしょう。15週の現在、まだつわりに悩まされている人も、数日後には突然気分がよくなる可能性もあります。つわりで食欲をなくしていた人も、そろそろ食事がおいしく感じられるようになるころです。ただし、食欲に任せて食べすぎると、急激な体重増加を招く心配も。太りすぎてしまうと、妊娠中のさまざまなトラブルや難産などの原因になるので、注意が必要です。つわりが終わったら、体重管理をスタートさせましょう。

15週ごろに胎盤が完成します

おなかの赤ちゃんの成長【12~15週ごろ】

●器官の形成が終わり、これからは体や手足の骨、筋肉などが発達していきます。

●羊水の量が増え、その中で手足を動かすようになります。

●皮膚は不透明で厚くなります。

●男女の外性器ができます。

●目は閉じていますが、顔には胎毛が生え始め、口は開けたり閉じたりしています。

器官の形成が終わり、体や手足の骨、筋肉などがこれから発達してきます。羊水量が増えてきて、手足の動きもしだいに活発に。15週ごろに胎盤が完成し、赤ちゃんの発達はさらにスピードアップ!

このころの超音波写真

胎盤が完成! 成長がさらに進みます

ついに胎盤が完成します。手足の骨や筋肉の成長が進み、羊水量も増えてくるので、赤ちゃんの動きは活発に。両腕を上に伸ばして、ばんざいに見えるような人間らしいしぐさも発見。

妊娠15週の生活アドバイス

監修医師:愛育病院センター長 中林正雄先生

注意したい栄養素

妊娠中はママが食べたものがおなかの赤ちゃんの栄養になることを意識して、栄養をとりましょう。

注意したい栄養素&食品

ビタミンAのとりすぎには気をつけましょう。動物性ビタミンA(レチノール)を多く含むうなぎやレバーなどを妊娠初期に毎日食べ続けると、赤ちゃんの成長に影響が出る可能性が高くなります。妊娠中のビタミンA摂取量の上限は初期は650~700μgRE/日、中期以降は3000μg、サプリメントからは全期において600μgRE/日。緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンはとり過ぎても心配はいりません。

まぐろ・金目鯛など大型の回遊魚に含まれるメチル水銀は、赤ちゃんの中枢神経に悪影響を及ぼす場合があります。妊娠中の摂取目安は、金目鯛、めかじき、本まぐろは週1回、キダイ、ミナミまぐろは週2回。ただし、良質なタンパク質とDHAなどの高度不飽和脂肪酸が多く含まれるため、食べ過ぎなければ大丈夫です。また、ひじきのとり過ぎにも気をつけてください。2004年に「ひじきは有害な無機ヒ素が含まれるので注意が必要」という勧告が英国でありました。厚生労働省の調査では、「体重50kgの人が1日4.7g以上を連続して食べなければ問題ない」と発表したので、週に2回、小鉢を1杯程度を目安にしましょう。

妊娠15週の気がかりやトラブル・病気

監修医師:東京大学大学院医学系研究科 産婦人科学 教授 藤井知行先生

鉄欠乏性貧血といわれたら

妊娠すると、母体の血球量が増える一方、水分量も増えるため、必然的に貧血傾向に。「貧血くらい大丈夫」と思っていては大間違いです。重症になると出産時に大出血することも。甘く見ないで!

鉄欠乏性貧血

気をつけたい時期 妊娠10~36週

★どんな病気?
貧血とは、ひと言でいえば血液が薄くなってしまうこと。中でも「鉄欠乏性貧血」は、妊婦さんに多い症状です。妊娠すると、赤ちゃんと胎盤を成長させるためにより多くの鉄分が必要になり、鉄欠乏性貧血になる確率が高まります。疲れやすい、めまいや息切れがする、頭痛がするといった症状があったら、その原因は鉄欠乏性貧血かもしれません。

★なぜなるの?
妊娠中は、循環血液量が増えるため、血液が水っぽく薄まります。赤血球まで増えるわけではないため、見かけ上、貧血状態になりやすいのです。あくまで生理的な変化なので、重症化しなければ大きな問題はありません。

★どうすればいい?
貧血を予防するには、治療も大切ですが、普段の食生活から改善していく必要があります。食事療法は副作用の心配もなく、妊婦さんが毎日の生活のなかでできる方法です。貧血を防ぐには鉄分をしっかりとることが大切ですが、鉄分は体内で吸収されにくい栄養素なので、ほかの栄養素と合わせてとるといいでしょう。

★どんな治療をするの?
貧血が食事だけでは改善できない場合には、鉄剤の内服薬が処方されます。ただ鉄剤には副作用があり、体に合わないという妊婦さんもいます。飲むのがつらい場合は、そのままにせず、必ずかかりつけ医に相談するようにしましょう。

鉄剤・こんな症状(副作用)も

●胃がムカムカする
鉄剤を服用すると胃がムカムカする、気持ちが悪いといった症状が出て、つらいという妊婦さんも。

●便秘や下痢になる
便がかたくなるために便秘になったり、逆に便がゆるくなって下痢になったりすることもあります。
ひどい場合は相談を。

●便が黒くなる
鉄剤は白っぽいのですが、中身は鉄。便をすると黒くてびっくりすることも。ただ、このこと自体は問題ありません。

貧血を防ぐ栄養素

●鉄
赤血球の色素成分であるヘモグロビンの原料になります。

●たんぱく質
鉄の吸収を助けます。鉄と結びついてヘモグロビンをつくります。

●ビタミンC
鉄と一緒にとると、吸収されやすくなります。

●ビタミンB6
たんぱく質の合成を助け、ヘモグロビンを生成します。

●ビタミンB12
葉酸とコンビになってヘモグロビンの生成を助けます。

●葉酸
ビタミンB12とのコンビでヘモグロビンの生成を助けます。緑黄色野菜などに多く含まれます。

妊娠初期(15週) ママの悩みQ&A

妊娠中はおなかの赤ちゃんの成長、体重管理や体の悩みについて、育児中は赤ちゃんの発育、予防接種や健診、母乳・ミルク・離乳食、お世話や遊びなどなど、いろんな疑問や不安を抱えています。そんな妊娠中から育児中のママたちのお悩みに、産婦人科や小児科の医師、助産師、保育士など各分野の専門家がていねいにお答えします。

15週になるところの初産婦(しょさんぷ)です。ここ10日ほど、生理痛のようなおなかの気持ち悪さが続いていて心配です。子宮の痛みや張りはそんなに頻繁に感じないのですが…。生理痛のような痛みがあるときは薬を飲みたくなるくらいの感覚でつらいです。今日、別件の検査結果を聞きに病院に行った際先生に相談してみたのですが、診察もしないで「大丈夫」としか言われませんでした。この時期のおなかのこういった違和感はよくあることなのでしょうか?
15週のこの時期に、生理痛のような痛みはあまりないはずです。…
妊娠15週の経産婦です。妊娠がわかってからつわり中を含め現在でも、食後1~3時間はげっぷが出て気持ち悪い毎日が続いており、ひどいときには夜も眠れません。この胸が詰まって空気でパンパンの状態を和らげる方法はあるのでしょうか?
これをやれば確実に治るという方法はないのですが、日常生活でできることをやってみま…
15週の初産婦です。妊娠前から子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)がありました。妊娠して赤ちゃんが大きくなるにつれ筋腫も大きくなっています。1週間前くらいから椅子から立ち上がるときや、歩くときにズキズキとした痛みが下腹部に走ります。産院の先生には薬をもらっていますが、このまま出産まで痛みが続くのでしょうか。また早産などのリスクもあると聞いていて不安です。
下腹部が痛むと心配になりますね。子宮筋腫が変性してくることによる痛みでしょう。…
妊婦15週の初たまです。最近キレイに洗顔してもすぐに顔が脂っぽくなってしまいます。やっぱりホルモンのバランスでなるものなのでしょうか?いいお手入れ方法とかありますか?
妊娠中は妊娠前に比べて基礎代謝が5~15%ほどアップするため、汗や皮脂の分泌が活…
現在、妊娠15週ですが1日に10~20回ほどトイレに行きます。痛みもあります。妊娠中の服薬が心配なため、産婦人科の先生に何度か相談しましたが、「泌尿器科に行くように」と言われるばかりです。泌尿器科に妊娠中と告げ診察してもらうことは可能でしょうか?
妊娠中であることを告げて、泌尿器科を受診しましょう。…

妊娠週数別基本情報

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

ここでは「妊娠超初期」とは妊娠が判明する前の妊娠0ー3週頃のことを指します。生理予定日付近からそれ以降に妊娠検査薬で確認することで、妊娠がわかる人が多いですが、生理予定日前から基礎体温の変化や出血・眠いなど体調の変化が感じられる人も。
そんな「妊娠超初期」の体の変化や気をつけたいことをまとめました。

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

妊娠1ヶ月

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠おめでとうございます。妊娠が判明し、ママの体は出産に向けて徐々に変化を始める時期。この頃つわりがピークを迎える人も多く、不安が大きい時期でもあります。不安なこの時期に気をつけることは?妊娠初期症状は?暮らしの中の注意事項は?妊娠がわかったころに知りたい情報をまとめました。

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠
2ヶ月
妊娠
3ヶ月
妊娠
4ヶ月

妊娠中期-妊娠16週~27週

安定期と呼ばれる妊娠5カ月以降は、胎動が感じられたり、赤ちゃんの性別が分かる人も多い時期。ほっと一息つきがちなこの時期の注意事項は?気をつけたい症状は?安心しがちなこの時期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠中期-妊娠16週~27週

妊娠
5ヶ月
妊娠
6ヶ月
妊娠
7ヶ月

妊娠後期-妊娠28週~40週

出産まであと少し!お産のはじまりで気をつけることは?注意したい症状は?暮らしの中の注意事項は?赤ちゃんに出会える日への期待と不安が膨らむ妊娠後期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠後期-妊娠28週~40週

妊娠
8ヶ月
妊娠
9ヶ月
妊娠
10ヶ月

出産

出産まであと少し!お産のはじまりからの流れや出産方法、陣痛を乗り切るコツや方法、帝王切開についてなど、事前に知っておきたい出産のための基本情報をまとめました。

出産

妊娠初期に関する用語

「たまひよ用語辞典」は、多くのママに好評の「たまひよ大百科シリーズ」を元に、たまひよnet向けに、短い時間で簡潔に概要がつかめるようにと全て一から編集した、みなさまのための用語集です。 用語は、「出産用語」「産後の体用語」「新生児のお世話用語」に分かれています。気になる部分を選んで、読み進めていってくださいね。