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妊娠21週 妊娠6ヶ月

【医師監修】妊娠21週 妊婦の基本情報

おなかが前に出てきて、体のバランスも変化

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠21週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

赤ちゃんが元気に育っていることを体感できる“胎動”。

こそばゆい? それとも力強い? パパと一緒に、赤ちゃんを存分に感じましょう。

おなかが前に出てくるころ。体のバランスに注意しましょう

妊娠21週になりましたね。妊娠6ヶ月の2週目です。 そろそろおなかがグーンと前にせり出してくるころ。おなかが前に出てくると、体の重心がずれて、腰や背中に負担がかかりやすくなります。

胎動を感じる人が多くなるころ。胎動は、おなかの赤ちゃんからのメッセージです。おなかに手を当ててみると、赤ちゃんのいる位置がなんとなく「ここかな?」とわかることもあるでしょう。 子宮は、大人の頭を少し上回る大きさになり、子宮の上部はママのおへその高さくらいになっています。 妊娠期間の折り返し地点ともいうべき時期でもあり、体が妊娠という変化に富んだ状態に慣れ、心も体も落ち着いてくるママが多いようです。

骨や筋肉が成長して動きも大ぶりになってきます

おなかの赤ちゃんの成長【20~23週】

●臓器の機能がより成熟し、体の細部が発育してきます。

●骨がますますしっかりして、体の末端まで筋肉がついてきます。大きく体を動かす運動などもするように。

●聴覚が発達してきます。

●上下まぶたが離れ、顔立ちがはっきりしてきます。

消化器、泌尿器などの器官が成熟してきて、体の部位も細部の成熟へと向かいます。骨や筋肉がしっかりしてきて、動きが大きくなります。

妊娠21週ころの超音波写真

心臓の機能が調べられるようになってきます

胴体の断面から心臓を見た際に、赤ちゃんの手が動いて写り込んだもの。心臓は4つの部屋に分かれています。心臓など臓器が成熟し、また、手足の動きは滑らかになってきます。

妊娠21週の生活アドバイス

旅行・レジャー

妊娠生活の思い出にパパと2人で旅行もいいですね。体調のいいときに、無理のないスケジュールで、が基本です。

妊娠経過がよければ思い出づくりに出かけよう

赤ちゃんが生まれるとしばらくは旅行やレジャーを楽しむ時間がなかなかとれません。おなかの赤ちゃんも順調で、妊娠経過に問題がなければ、妊娠中の思い出にパパや家族といっしょに出かけてみるのもいいでしょう。

旅行先までの交通手段や旅行中のスケジュールがママの体の負担にならないように注意して、はめをはずさないように、気をつけましょう。

移動手段別注意点

車の移動は荷物を持つ必要もなく、自分たちの空間が確保されていますから、リラックスして過ごせるメリットがあります。長距離の移動や渋滞が予測されるときは、あらかじめ高速道路のサービスエリアや道の駅など休憩できるポイントを考えておきましょう。長くても2時間おきには休憩を。

新幹線での移動は、自由席ではなく、必ず指定席で座っていけるようにしましょう。禁煙車両でトイレに立ちやすい座席を予約しておくと安心です。新幹線の車両形式によっては、ベッドの置いてある多目的室が設置されています。体調が思わしくなかったり、気分が悪くなったときに備えて、確認しておくといいでしょう。

飛行機での移動はトイレに立ちやすい通路側を予約しておくと安心です。各航空会社で、妊婦さん向けのサービスがありますから、サポートデスクで妊婦であることを告げましょう。妊娠中は血が固まりやすく、飛行機では同じ姿勢でいる時間が長いため、下肢静脈血栓症が起きやすくなります。小まめに水分をとり、手足を動かすようにしましょう。

旅行先での過ごし方

●温泉
温泉の泉質が妊娠経過やおなかの赤ちゃんに影響することはまずありません。ただし、長くつかってのぼせたり、浴室ですべって転んだりすると危険です。これらのことに気をつけて、自分の体調と相談しながら楽しみましょう。水分補給も忘れずに。

●サウナ
高温サウナは心臓に負担がかかります。急激に汗をかくと脱水症状の要因にも。妊娠中はやめましょう。

●ジャグジー
おなかに強く泡をあてなければ問題ないでしょう。ただし、お湯を循環させている施設の場合は感染症に注意しましょう。

●岩盤浴
サウナと同様、急激な体温の上昇と発汗作用が負担になり、脱水症状を起こす心配があるため、控えるようにしましょう。

●テーマパーク
妊娠中でも問題ない、乗り物やアトラクションの情報が公開されていますから、それをもとに、体に無理のない範囲で楽しみましょう。動きの早いもの、揺れの激しいものはNGです。また、屋外で長時間並んだり、人ごみの多い場所で立ちっぱなしの状態は控えましょう。

●海外旅行
移動の長さと現地での急なトラブルを考慮すると、おすすめできません。それでもどうしても行きたい場合には、あらかじめかかりつけの医師に相談してからにしましょう。

●海水浴
暑い季節でも、海に入ると体は冷えます。妊娠中は冷えが禁物なので、やめましょう。朝や夕方、浜辺を散歩するくらいにとどめておくのが賢明です。

妊娠21週の気がかりやトラブル・病気

妊娠糖尿病

妊娠中期から後期にかけて起こる病気で気をつけたいものに、妊娠高血圧症候群と妊娠糖尿病があります。重症化すると母子ともに危険を伴いますが、どちらも定期的に健診を受けていれば、早期に発見でき、対策を立てられるものです。

妊娠糖尿病

尿糖が出たら気をつけよう!

★どんな病気?
妊娠糖尿病は、妊娠がきっかけで発症、または妊娠中に初めて発見された、糖尿病にいたっていない糖代謝異常です。胎盤のホルモンが母体の筋肉や脂肪細胞にインスリン抵抗性を起こすため、血糖値が高くなります。

★なぜなるの?
ホルモンの変化とカロリーのとり過ぎが原因。妊娠糖尿病の場合、もともと糖尿病の人とは違って、大きな原因は妊娠によるホルモンの変化と糖代謝異常です。一度にドカ食いしたり、偏った食生活も原因に。規則正しい食生活をすることが大切です。

★どうすればいい?
基本的な治療は食事療法による血糖値のコントロールです。栄養バランスのとれた食事で、1日の摂取エネルギーコントロールをします。食事を数回に分けてとるのも効果的。家庭で行うのが難しいときは、入院して糖尿病改善のための食生活を身につけることも。ある程度の軽い運動も必要です。食事療法で改善しない場合は、インスリン注射で血糖値をコントロールします。

●妊娠糖尿病になりやすいタイプ
糖尿病の家系など遺伝的要素のほか、肥満や体重増加などは大きな危険要素。高年妊娠の人や経産婦さんも注意が必要です。
・ もともと肥満である
・ 妊娠してから急激に体重が増えた
・ 高年妊娠
・ 糖尿病の家族がいる
・ 過去に巨大児を出産したことがある
・ 糖代謝異常と診断されたことがある

●妊娠糖尿病Q&A
Q.甘いものばかり食べているとなりやすい?
A.糖尿病になりやすいわけではありません。甘いものを食べる=糖尿病になる、というわけではありませんが、体重増加をしないようにすることは大切です。また、尿検査の直前に糖分をたくさんとると、尿糖が出ることがあります。正確に診断するためにも、健診直前の飲食は控えたほうがいいかもしれません。

Q.将来、本当の糖尿病になりやすい?
A.可能性が通常より高いといわれています。妊娠糖尿病は、通常はお産が終われば治ります。ただ、本当の糖尿病になる可能性が通常の場合よりも高いといわれています。産後も規則正しい生活をしましょう。

※妊娠高血圧症候群については第20週で解説しています。

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